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1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

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この時期には必ず一杯目はこのカクテル!とオーダーいただくことも多い ”すいかのカクテル” 始めました!

ジャガトのすいかのカクテルは、ゆるくミキサーにかけて果肉感を残しておつくりしています ソルティドッグに使うフレークソルトをグラスの淵に半分だけおつけしていますので、塩あり、塩なしお好きな飲み方でお楽しみください

すいかはその時期によって産地は変わりますが、今週は長崎産の小玉すいかをお使いしてます さっぱりとした甘みのあるすいかのカクテル、これからの季節におすすめですよ  


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サントリーとタワレコがコラボするモルトのハイボールのキャンペーンです

タワーレコードのロゴの入ったノベルティがいい感じでしたのでジャガトでも開催することにしました!

ちなみにこちらがキャンペーンのオフィシャルサイトです  スカパラの谷中氏や、菊池成孔氏などがイメージキャラクターになっていて、見てるとウイスキーが飲みたくなってくるようなインタビューも掲載されてますので、是非見てみてください 

SUNTORY X TOWER RECORDSキャンペーンサイト


谷中さんと武藤さんのインタビューでは、ボウモアに合う音楽ということで、ロマやゲンズブールの初期などがあげられていましたが、確かに合いそう!ボウモア、ロマ、ゲンズブール・・・どれもジャガトでよく活躍するアイテムなのでぜひ試しに来てください  



キャンペーンの内容ですが、山崎10年、白州10年、マッカラン12年、ボウモア12年のハイボールのオーダーを頂いた方にスクラッチカードを差し上げます  A賞はグラスとウイスキーミニボトルのセット、B賞はデジタルオーディオなどに接続できるポータブルスピーカー、C賞はレコード型コースターで紙ジャケ風のパッケージに入ってます

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個人的に白州やボウモアのハイボールは好きで飲む機会も多いです アイラウイスキーは潮の感じやスモークがハイボールとの相性が良く、ジャガトでのハイボールのオーダーの際はボウモアをはじめ、アイラウイスキーでおつくりすることが多いです  ハイボールというとカジュアルラインのウイスキーで飲むことも多いと思いますが、こういったモルトウイスキーでおつくりするハイボールもやっぱり美味しいですよ

6・1よりスタートしますのでよろしくお願いしますね

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プレミアムテキーラとして有名な“パトロン・ブランド”のラムが入荷しました! 10年以上熟成させた、良質のアンギララムをブレンド 銅製のポットスチルで蒸留され、ブレンドは複数年数のカリブ産ラムを9種類ブレンド 熟成樽には、リムーザン・オーク樽と、内側を焦がしたアメリカン・オーク樽を使用しています

オレンジリキュールと錯覚するかのような、オレンジのアロマが広がります ノージングだけだとラムとは思えないかも・・・味わいもマーマレードやアプリコットジャムのような甘さっぱりさを感じます デザートラムとして美味しく飲んで頂けるラムではないでしょうか

アンギラといっても、ピンとこなかったので調べてみると、アンギラ共和国は、カリブ海西インド諸島の小アンティル諸島にある小さな島でイギリスの海外領土だそうです 島の形がウナギに似ていた為、スペイン語でウナギを意味するアンギラと命名されたそうです

ボトルを見てみるとラベルとネックにかけられた金属のプレートになぜか[布袋様]・・・資料によると、禅の守護聖人として、または易者やバーテンダーを守るものらしいです ま、なんか縁起がいいような気もしますし違和感ぶりがまたいい感じでもありますね

¥900
 

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ダンカンテイラー史上初となるラフロイグです 入荷案内が届いてすぐ注文したので買えました 予想どおり、すぐ完売になっちゃいましたね

ピアレスコレクションとして若い熟成年数の原酒です ピアレスといえば長熟のイメージでしたが、ここ最近は若めのものがリリースされてきました が、12年ものは最若じゃないでしょうか?

スモーキーな香りでヨードを感じるオイリーな味わい、麦芽の甘みと塩味、また胡椒を挽いた生ハムを感じます また、ピアレスらしいフルーティさも程よく感じます

以前ご紹介したラフロイグ カーディス 2009(まだあります!) などに感じたフルーティさがお好きな方にはぜひおすすめです

54.7% vol.    ¥1200



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アイスランドの噴火の影響でG.W中はチーズの品ぞろえが薄めでしたが、先週からぞくぞく入荷してきてます 
出荷できない状態で、フランスで熟成されていたためでしょうか 到着した時点でかなり食べごろです

特にジャガトでも人気のウォッシュチーズ、エポワスはとろとろの最高の状態です かなりお勧めですよ お好きな方はお早めにどうぞ


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で、今回はいつも入荷するもの以外に白カビはガプロンを仕入れましたのでご紹介しときますね

フランス オーヴェルニュ地方でつくられる「姑のおっぱい」という異名を持つ、ドーム型がかわいらしいこのチーズ 中にはニンニクと黒胡椒が入っていて、ぎゅっと目が詰まっています。むっちりとした舌ざわりです 表皮が見えた状態から、だんだん周りにホワホワとした白カビがはえやがて全体を覆います やがて黒ずみが見られる頃には、味わいも濃厚に変化していきます 〈フェルミエさんHPより〉

白ワイン、ビールにもよく合うチーズです 盛り合わせに入れて、または単品で少しだけ召し上がっていただいてもよろしいかと思います

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ケルコム醸造所のアデラルデュスが入荷しましたのでご紹介です


アデラルデュス・ダブル

濃い茶色 カラメルの香り、柑橘系の香り 甘く濃いポートワインのようなフレーバーがあります

アデラルデュス・トリプル

しっかりしたゴールドでオレンジなどのフルーティーな香りがあります
スパイシーな風味もあるバランスのいいトリプルです


ケルコム醸造所はベルギー東部のリンブルグ州にあるケルコム村にあります このあたりは果樹園が多く、風景のいいところらしいです

ケルコム醸造所の特徴は、すべての行程が未だにコンピュータも使用せず、完全に昔ながらの伝統的な手動のやり方で行なわれていることだそうです
またケルコム醸造所では現在生産量の少ないベルギー産ホップしか使わないとのことです ホップの強さにもこだわり、ベルギービールの中では苦みが強いことでも知られています

どちらも6本ずつの入荷です

テキストはこちらを参考にさせていただきました:ベルギービールJapanホームページ

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モルトやラムのボトラーズとして有名なキングスバリー社のビクトリアンバット・ジンから新しくディスティラーズ・カスクというスペシャル・ロットが発売されました

ビクトリアンバット・ジンは通常のロンドンドライに比べて2倍以上のジュニパーを使用し、樽で熟成されたジンです
ジュニパー香が非常に強いジンらしいジンで、ジャガトカーナではすっかり定番となってます 現在はたまにリリースされるそのカスクストレングスタイプをストックしてまして、ご注文いただくことも多いですね

カリラとマッカランの熟成に使った空き樽にジンを詰め熟成させたものです キングスバリーは数年前から、モルトの空き樽にラムを詰め熟成させたものを数多くリリースしていますが、そのビクトリアンバットジンのバージョンです

カリラカスク、マッカランカスク両方買おうと思ったのですが、今月はモルトも結構買い込んだので、ジャガトでよりオーダー頂きそうなカリラカスクのみ購入しました

ピート香とジュニパーを感じるジン、かなり興味をそそりますね 届いたばかりでまだ飲んでませんが、ジン好きの方にもモルト好きの方にもお試しいただきたいと思います


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そろそろ問い合わせをいただくことが多くなりましたのでG.W中、前後の営業日、時間についてお知らせです


4.29(木)から5.8(土)まで休みなしで営業致します よろしくお願いします 

また、ご帰省やご旅行がてらで初めてや久しぶりに来ていただく方も多いと思いますが、実は当店の近辺は大規模な再開発工事がはじまったばかりで、街の様子がかなり妙な感じになっています 商店街も白いバリケードに囲まれ、寂しい感じになってますので、久々来られたら驚かれると思います が、ジャガトは特に変わりなく営業しておりますので是非お越しくださいね 

丸亀町南に位置する大きなビルや店舗が無くなっていますので南から来られると判りにくいと思います 目印になってたデイリーストアが無くなってますのでお気を付けください、迷われたらお電話くださいね

087・823・7080

OPEN 20:00~


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毎年春先の定番になってきましたフルーツトマトを使ったブラッディメアリーです 今年は高知、徳島、香川と産地にこだわらず四国のフルーツトマトからいい状態のものを仕入れてお使いしています


フルーツトマトをすりおろして、順造選のトマトジュースと合わせ、レモンを絞って、ウォッカを入れ、最後に少しミックスペッパーをミルで挽きおとします

また、ブラッディシーザーはクラマトジュース(アサリ、ハマグリエキスとスパイスの入ったトマトジュース)でつくるブラッディメアリーです フルーツトマトのすりおろしと、クラマトを1:1で合わせてお作りしています クラマトはそのままだと日本人の味覚だと結構濃く感じる味わいですが、フレッシュトマトと合わせることで程よいスパイシー加減になります 冷静のスープのような味わいでおすすめです

どちらもフレッシュな甘みたっぷりのトマトカクテルですよ

フルーツトマトのブラッディメアリー ¥900
フルーツトマトのブラッディシーザー ¥1000

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チリのワイナリー ”ベンティスケーロ”が造る特別キュヴェ”ウニコ”のご紹介です

ラテンポップスのスター、ルイスミゲルとのジョイントらしくラベルにも名前があります 通常こういうビジネスぽいジョイントのものは”名前貸し”的なものが多く、逆に買わないのですが、これを購入したのは試飲会での試飲の際、単純にすごく好みだったからなんです

ルイスミゲルに関してはラテンポップスの大スターというイメージをもっていたぐらいで、そんなに曲を聞き込んだことは無かったのですが、このワインのこともあり、今回色々YOUTUBEで聴いてみました

12,3才でデビューしたらしく美少年なクリップも結構あります シーナイーストンとのデュエット(グラミー取ったらしいです)は、なんか・・・年上のマダムと少年の絡みといった感じで色々想像してちょっと笑ってしまいました 見つめあうところなんかは15才には見えません さすが、ラテン系!と変に感動してしまいました
歌はこのころからかなりうまいですね   大人になるにつれて失速することもなく、ラテン的なセクシー路線で大成功しているらしく、ボレロを歌ったものなんかは結構好きな感じでした なんか1曲紹介しようと思って色々見てたのですが、やっぱりシーナイーストンとのデュエットのっけときますね




で、ワインの話ですがチリカベらしいボディのしっかりしたスパイシーでいい香りです セパージュはカベルネ85シラー15になります プラムやカシスなどの煮詰めた果実のような甘い香り カカオやコーヒーの香りも強く感じます きめの細かい口当たりで飲み飽きしませんよ

¥5000



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前に入荷した1993は結構早く無くなってしまった気がしますが、最近エドラダワーをご注文される方がなぜか多くて今回はこの1996を仕入れてみました オフィシャル品ですが、スタンダードの10年と比べて、よりしっかりとした主張が感じられる一本です

1996年5月28日蒸留、2009年9月18日ボトリングの13年熟成になります
カスクナンバー234のシェリー樽より716本のアウトターンです

エドラダワーはスコットランドで最も小さな蒸留所です 創業は1825年で蒸留釜は小さいのが2基しかなく、とくに再留釜は人間の背丈ほどしかありません
生産量も限られており、生産部門の従業員はたった3人で、1週間の生産量はわずか12樽しかいないそうです
前オーナーは、フランスのペルノ・リカール社の子会社キャンベル・ディスティラリーズ社でしたが、現オーナーは、独立系ボトラーのシグナトリー社になっています

エドラダワーはスコットランド滞在3日目に訪れた蒸留所です ピトロッホリーという避暑地のような感じの小さい町の外れにあります ピトロッホリーは夏目漱石もイギリス留学中に避暑地として訪れたこともあるらしいです 
近くにはアバフェルディ、それからブレアアソール蒸留所もありますね エジンバラからスタートしたら、3、4時間程度でつくんじゃないでしょうか 現在の所有者ではないときに訪れましたが、小さい蒸留所のわりに見学者が多かったです
可愛らしい建物の前で正装したバグパイパーが演奏してました 2番目に訪ねた蒸留所だったので感動しながらも蒸留所にはどこにもこんな感じでバグパイパーがいるのかしらと思ったりしましたがその後訪ねたところでは見かけることがありませんでした ヴィジターの多い観光地的なところならではのイベントだったのかもしれません


一時期のボウモアと同様、パヒュームを感じることが多く、ボトルによってはかなりその要素が強いこともあり、一時敬遠していたエドラダワーですが、このボトルのようにシェリーの要素を強めに感じるカスクストレングスとはそのパフューム香も妙に相性がよく感じます ドライフルーツ(レーズン)の香りが心地よく味わいはクリーミー、麦芽も感じます 


¥1400

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見つけた瞬間とびついて購入ボタンをクリックしたものが届きました!なんと、ボブ・ディランのアルバムジャケット50枚をチロルチョコのパッケージにして、CDサイズのボックスに入れたものです 先月の来日ライブハウスツアー(行きたかった!)のグッズとして販売されていたものらしいですが、一般販売がはじまったようで僕はアマゾンからのメールで知りました

2つのスペシャル・ボックス(箱の色もホワイトとブラウン)を2つ横に並べると50種類のジャケットが年代順に見事に並ぶ形になります 縦に並べるとそのままCDラックにおさまって背表紙にBOB DYLAN JAPAN TOURの文字がいい感じです

レコード集めが少しでも趣味の方でしたら、かなり琴線に触れる企画ですよね チロルサイズのレコジャケ、めちゃめちゃ可愛いです ディランのアルバムなんでジャケはもちろん全部見覚えありますが、持ってないのも結構あるなー、とかこのレコード、あそこのレコ屋で買ったなー、とか色々考えながら眺めてました

これ、コレクターにとっては色々妄想の膨らむ企画じゃないでしょうか 好きなアーティストのレコジャケがチロルのラベルに・・・ストーンズやニールヤングみたいに枚数でてるアーティストだったら単体でもできますし、ソウルやジャズだったらレーベルごとにとか・・・例えばスタックスチロルとかブルーノート1500番台チロルとかもいいですよねー KISSやACDCなんかもツアーグッズで出せば相当売れたんじゃないでしょうか あっ、JAMES BROWNとかマイケルジャクソンのジャクソン5の頃からのコンプリートとかも・・・出れば恐らく僕は即買いです

とりあえず、レコード棚のあたりに飾ってますが、そのうちお好きな方には酒のあてとしてディランチロル、お出ししようかと思ってます ちなみに、2枚組?50枚で¥2100ですんで心掴まれた方はアマゾンでチェックしてみてください 

ちなみにボブ・ディランがデビューした1962年にチロルチョコも誕生したそうですよ!


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個性的なラベルのモルトをリリースするドイツのボトラーズ、ジャックウィバーズが風変りなボウモアをリリースしました!”WANTED"と書かれた指名手配書のようなラベルに怪しい男の絵・・・
で、下には"THE DECAPPER MAN"と書かれているのですが、翻訳サイトでみても何のことか分かりませんでした 
バーボンのボトルみたいな雰囲気で、ぱっとみたらスコッチのボトルとは絶対思わないでしょうね

また、ボトルキャップの封シールの部分に"SHERIFF"と書いた星マークがあるのですが、これは恐らく”保安官”を意味するシェリフと、ボウモア蒸留所を1925年から1948年まで所有していた”シェリフ社”と引っかけたジョークだと思います 

60本限定らしいのですが、小さい樽を購入したのか、大きい樽の中から60本分の原酒を購入する契約だったのかは分かりません

また、モルトウイスキーを扱ったある方のブログにも同じ銘柄が出ていたのですがヴィンテージも概要も同じなのになぜか男の顔が全く違う・・・かなり謎です 樽違いな感じでもないし・・・

開封前で情報も少ないですが、90年代後半のピート感、燻製感のしっかりでたボウモアだと思われます

・・・ということで、変わり種のボウモア、話のタネにどうでしょうか?

¥1200 

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変わり種のスパイスラムが入荷しました

モノトーンのタコのラベルが目を引きます クラーケンとは、大型帆船を襲ったとされる触手のある伝説上の海獣です  トリニダード・トバゴ産のラムに11種以上の秘密のスパイスをブレンドしたスムースな味わいのブラック・スパイスド・ラムになります
タコの墨をイメージさせる黒いラムで、ボトルはビクトリア朝時代のラムのボトルのレプリカです

ロックまたはコーラ割、ジンジャービア割などもおすすめです 

スパイスラムといえばジャガトには他に、レゲエラム、キャプテン・モルガン プライベート・ストック、セーラージェリーなどがあります 甘さの強いタイプ、スパイシーなものなど味わいも色々で通常のラムとは違う楽しさがあるので、ぜひお試しください  ¥800

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アップルマンゴーを使ったカクテルのご紹介です 
ホワイトラムをベースに、アップルマンゴーの実、ピュレ、搾ったオレンジを使っておつくりする甘酸っぱいロングカクテルです この他に、フローズンスタイルでもお出ししています デザートカクテルとして食後の1杯にいかがでしょうか 

グラスは最近入荷したLSAのどっしりしたワイングラスです イギリスに発注していたもので、3か月近くかかってようやく到着しました ロンドンにて40年近く前に創設されたLSAはポーランドの高度な職人技術でつくられた、自社デザインのハンドメイドガラスウェアを生産・販売しています コンランショップなどで販売されることもあり、当店にもいくつか置いているのですが輸入されていないラインのものも結構あって今回取り寄せました こちらはステムやグラス下部に重みのある存在感のあるグラスです  

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カンティヨン醸造所を出て、少し町の中心方向に歩いて行くと、ラ・フルール・アン・パピエ・ドレという行ってみたかったカフェが見つかりました が、その直前に見事なタンタンの壁画を発見!広告なのかなんなのか判りませんが古い街並みのなかでインパクト大だったので、掲載してみました
  
ご存知の方も多いと思いますがタンタンはベルギーの代表的な漫画、及び漫画のキャラクターです 日本でもグッズを見かけたことのある方も多いと思います ”主人公の少年記者タンタンと相棒の白い犬スノーウィが世界中を旅行し、事件に巻き込まれる”という物語で、僕も子供のころ図書館で借りて読んだ記憶があります

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そこから、少し急な坂道を抜けて見つけたのがラ・フルール・アン・パピエ・ドレです

1920年代のシュルレアリスムの画家や作家の溜まり場だったらしく、マグリットなんかもよく訪れたそうです 彼らの作品なのか、詩句などが壁一面に掛けられてます このビアカフェは数年前にエスカイア誌がベルギービール特集を組んだ時、表紙を飾った店で、そこには店内でめちゃめちゃかっこよくオルヴァルを飲むアーティスト然とした白髪の紳士が映っていました 
お店の雰囲気とぴったり過ぎて、行った時にも同じようにいるんじゃないかと思いましたが、残念ながら客は僕たちとちっちゃい女の子連れのお母さんでした 静謐な雰囲気のかっこいいビアカフェでしたね

Rue des Alexiens 53-55, 1000 Brussels
 
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このあと、世界3大がっかり名所といわれている小便小僧がすぐ近くにあるそうなので行ってみました 

観光名所だけあってかなり人がいたのですが、恐らくそれぞれの国の言葉で同じことを言ってたんじゃないな・・・”ちっちゃ!” 予想以上にちっちゃくて、まあ逆にかわいらしかったです 1619年にフラマン人彫刻家ジェローム・デュケノワにより製作されたものですが、オリジナルの像は1960年代に紛失したらしく、現在設置されている像はレプリカだそうです 世界中から衣装が送られてくることでも有名で、世界一の衣装持ちとも呼ばれていますが、初めて衣装を贈ったのがルイ15世だそうで・・・そう聞くとなかなか立派な像に見えてきました 

また、聞いた話によるとデリリウムのお祭りのときには、普段水が出てるアノ部分からデリリウムが流れるそうで、通行人に振舞われたりするそうです そんなときに行ってみたかったですねー 

近くに土産物屋さんやワッフル屋さんなど、観光ぽいところが結構あって今回の旅で初のお土産屋さん巡りをしてワッフルを食べて・・・と、旅行ぽいことをしてみました
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で、このあとグランプラスのビール博物館に行きました 写真はグランプラスとビール博物館の入り口です 博物館は閑散としてあまり見るものはなかったかな、と思います 午前中にカンティヨン醸造所で色々見てきた後だったので、興味をひかれるものもそんなになく、あまり長居せずに、入場券でついてくる濃いめのここ特製らしいエールを飲んで出ました

この後、またデリリウムカフェに行ったり、ケバブを食べたりして、ベルギービアカフェ巡り旅行は終了しました 

1週間ほどの旅行で、何軒、何杯飲んだでしょうか・・・まあ、いつも旅行に出ると飲みっぱなしにはなるのですが、今回はそれ自身を目的(ビアカフェ巡り)にしたので、より一層飲んだ気がします 

どの店、どのビールもそれぞれに個性があって楽しめましたし、やはりしっかりと市井に根付いた文化としてのビアカフェを少しでも経験できたことは良かったなと思います
 
今回で、書き始めてから終わるまで1年以上かかったビアカフェ巡りのカテゴリも終了です ”なかなか次の記事出ないねー”と言われながらのんびり書かせてもらいました 
次はリクエストいただいていたスコットランドの蒸留所巡りの記事でも書こうかなと思っています これも結構昔の話なので、記憶をたどりながらののんびりアップになると思いますが気長にお待ちくださいね また、記事で書ききれなかったベルギー話などもまた、お店ででもしていきたいと思ってますので、興味ある方は聞いてやってください  





 

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アードベッグの会員サイト、コミッティのニューリリース“ローラーコースター”が届きました 10周年記念のリリースということで、1997年から2006年蒸留の原酒10樽をバッティングしているそうです

使用された樽の種類ががボトルネックにかけられたリーフレットに、そしてラベル裏にはそれぞれの樽のバッティング比率がのってましたので見てみると・・・

1997 Cask: 2nd fill            9.5%  
1998 Cask: Refill Hogshead    12.2%   
1999 Cask: 1st Fill Barrel      14.2%  
2000 Cask: 1st Fill Barrel      10.9%
2001 Cask: Refill Barrel        6.2% 
2002 Cask: Refill Barrel        8.9% 
2003 Cask: 1st Fill Barrel      11.7%
2004 Cask: 1st Fill Barrel      10.6%
2005 Cask: 2nd Fill Sherry Butt  10.4% 
2006 Cask: Refill Hogshead     5.4%

ヴェリーヤングからルネッサンスまでの流れを1本に凝縮したような感じでしょうか 結構色んな種類の樽をバッティングしてますね 香り、味わいともに時間の経過や加水の状態で様々な表情が出てくるんじゃないでしょうか 57.3%のカスクストレングスです

コミッティで発売されるボトルはいつも即完売になり、購入できないことも多いのですが今回は10樽バッティングということで本数も多いのでしょうね リリースから遅れて購入したのですが普通に買えました 発売日は注文が殺到したのか、アードベッグのサイトは全然繋がりませんでしたので、あきらめてたんですけど・・・ しかも注文して1週間もたたずに到着したのでびっくりしました 

ジャガトのカウンター右のほうにあるアードベッグコーナーに仲間入りしてますので、是非お試しください!

¥1400

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スペイン・タラゴナで1884年より操業のイザギレ社のヴェルモットです

ブランコ、オーク樽で1年熟成させたイザギレ・レゼルバ・ロホとイザギレ・レゼルバ・ブランコ 砂糖をまったく使用しないイザギレ・エクストラドライです

 その味わいは一昔前のイタリアン・ヴェルモットのようで、しっかりした甘味と苦味があります 濃厚で重厚感のある味わいは、ストレートで、あるいはシガーとあわせて充分に楽しめるものになっています

1884年にイザギレ社によって開発された、150種類のハーブの組み合わせから造られたヴェルモットです

数年前、スペインのベルモットを一度も飲んだことが無かった頃バルセロナで飲み、ハーブの香りがしっかり残った濃厚な味わいに感動して買って持ち帰ったことを思い出します そのすぐあとに日本への輸入が始まり、今はバルなんかだと結構置いてあるんでしょうか?名指しでオーダーいただいたことがないので知名度はまだまだかも知れませんね 

大手のイタリアンヴェルモットが、ライトですっきりしたテイストに仕上げているのに対し、ある意味地酒的な雰囲気が残っています パスティスや南仏のヴェルモット(ロタンなど)がお好きな方におすすめです 

ストレート、ロック、または軽くソーダで割ってみても美味しくいたけると思いますよ

¥700

追伸:店主です 10日ほど、体調不良にてお休みさせて頂いてました ひさしぶりの病院生活でしたが、無事退院して今日より仕事してます この間の営業はトニさん一人で頑張ってもらい日々報告してもらってましたが、皆さんご心配いただき恐縮してます いつまでも美味しいお酒をご提供し、且つ自分も美味しく楽しめるように体には気をつけなければと改めて感じました 今後ともよろしくお願いします  

 

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ブリュッセルに戻って2日目の朝です この日は、ブリュッセルの中心地周辺にあるカンティヨン醸造所の見学に行きました カンティヨンはブリュッセルや近郊でつくられるランビックと呼ばれるビールの有名な醸造所です ランビックは野生酵母をつくってつくられ、フルーツを浸けこんだり、砂糖を入れた甘口のものもありますが、基本はグーズと呼ばれる非常に酸っぱいビールです グーズは熟成させたランビックをベースにし、年代の異なる3種類のランビックをブレンドし、二次発酵させて2年以上樽で熟成させたビールです 初めて飲んだときは全然美味しいと思えませんでしたねー もちろん今は大好きですし、たまにムール貝のビール蒸しをするときはグーズタイプのランビックを使ったりします 結構高いビールなのでたまにですけど・・・

カンティヨン醸造所の場所は地球の歩き方にも載っていて、あまりベルギービールに馴染みのない方も訪れるようです ブリュッセル南駅から徒歩で5分ほどということで、散歩がてらホテルから歩いて行きました 駅そばの大きい国道を抜けて細い道を歩いて行くとカンティヨンのイメージキャラ?酔っぱらった小便小僧のイラストの入った車が見えました 見学にきていたのは15,6人ほどで日本人は僕らだけでした 簡単に説明を受けて、あとは勝手に見て回るという感じで、一通りみたあと試飲コーナーでランビックをもらう、といった結構あっさりした見学でした
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モルトの袋を見つけたので見ているとBIOの文字が・・
もともとこの醸造所では無農薬の原料で造ったビールを出荷してきましたが、1999年よりは政府から正式に無農薬認可を受けた原料で醸造をはじめました 現在ラベルにはビオビールのシンボルとしてケシの花が描かれ、bioの文字と公認のビオ製品のみに許されるマークが加わっています 
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その他、ラベル貼りの機械やランビックを熟成している樽などを見た後に試飲をしました
美味しいランビックを飲んでまったりしていると試飲コーナー近くで猫を発見!スコットランドのウイスキーの蒸留所にも麦芽狙いのネズミを狙ってモルトキャットと呼ばれる猫が住みついてたりしますが、ベルギービア版モルトキャットといったところでしょうか ま、食事中でしたが残念な事にネズミではなく醸造所の人にもらったであろうキャットフードを食べてました 


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Rue Gheude 56 1070 Bruxelles

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久々にテキーラのご紹介です こちらのDon Agustinは、良質なアネホで、ストレートで飲むと甘い香りが口いっぱいに広がります 

テキーラ関係の情報を探すときによく参考にさせてもらうtequila.netというサイトで調べてみたところ  蒸留所はTequila Supremo, S.A. De C.V.で蒸留所ナンバーは1456、ステンレスのポットスティルによる2回蒸留です
アメリカンオークでの1年熟成になります

ちなみに蒸留所ナンバーというのは、 テキーラ独特のもので、どのテキーラにもラベルのどこかに4ケタの数字をnom1456といった具合で記してあり、これが蒸留所固有の番号ということです なので、銘柄はたくさんあるテキーラですが、この番号が同じであれば同じ蒸留所で作られたものということがわかるわけです このシステム、バーボンに導入されたら便利だなー、と思いますね バーボンも多くのマイナー銘柄は、どこの原酒を使ったものなのかが非常にわかりにくいので・・・

原料由来の甘く、とろっとした口当たりがいいですね 

モルトウイスキー好きの方にもおすすめのテキーラですよ 



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