BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2011年01月

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カルヴァドス・デュ・ドンフロンテ地区の農園ルモルトン家が自家蒸留、自家熟成で生産するカルヴァドスです 2回蒸留による柔らかい味わいが特徴です ルモルトンは洋梨80%、リンゴ20%を原料としてつくられます

ルモルトンのラインナップには以前は1926や1944などかなりの古酒もありまして、熟成感の割にリーズナブルだったと思います ジャガトでも以前1944をストックしてました こちらのレゼルブはそういった古酒とは違い若めの原酒を使用していますが(5年熟成)、やはり柔らかい口当たりでリンゴ由来のいい香りが広がります

そのままでも楽しめますが、この時期はジンジャーエールやトニックで割ってもさっぱり美味しいですよ

SHOT ¥1000
 


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バーボンの長熟ものが飲みたくなる時期(個人的にですが)なんで、ストックルームからバーボンいくつか持ってきました

このコックオブザウォークは15年ものを以前扱ったことがあります 腰のある、またコーン由来の甘さが心地いいバーボンでした 原酒はヘブンヒルのものだと思われます

今回は20年物ということで、より色調も濃く、おそらく樽香や渋みのニュアンスもしっかり感じることのできるものだと思われます 

仕入れ台帳みると、酒屋さんのセールで安く仕入れることができたものでしたので、20年物ですが1杯¥1000でお出ししようと思います

20年overのバーボンは通常1杯¥1500以上ぐらいすることが多いので、この機会に是非お試しください

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『LOS ARANGO REPOSADO』の御紹介です

なかなか可愛らしいブルーのスクエアボトルに皮のラベル、アガベのデザインのメタルプレート、とルックスにまず惹かれて購入しました

NOMは1368 蒸留所はTequilera Corralejo, S.A. de C.V.で、主力ブランドはCORRALEJOという蒸留所名のテキーラのようです

こちらの LOS ARANGO はレポサドしかでてないようで、他にケツァルコアトル(アステカ神話の農耕の神様の名前)という名前のテキーラもリリースしています

TEQUILA.NETでは未だレビューはありませんでしたが、2008年のアガベスピリッツチャレンジではシルバーメダルを得ています

日本では見かけない蒸留所ですがサイトを見るとTVでスポットCMもしているみたいです

塩キャラメルのような甘さと少しのしょっぱさ、オイリーさがあります あるレビューには香りは、アスパラガスやケールのような青さがあると書かれていました 僕もアガベの香りの中に薄くミントのようなニュアンスを感じました 







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アメリカンクラフトビアの雄、カリフォルニア州サンディエゴのストーンブルワリーのストーン ルイネーション I.P.A が入荷しました 1996年に創設された新しいブルワリーですが、常に高い評価のビールをリリースしています

瓶に直接プリントされたデビルマンを彷彿とさせる悪魔のイラストがかなりかっこいいです ガーゴイルがモチーフらしいです ルイネーションというのも破壊、破滅とかいう意味らしいです

柑橘(グレープフルーツ)系のピールオイルのようなすっきりとした香りですが、飲むと非常に強いホップの苦み I.P.Aタイプのビターなビールをお好みの方にぴったりです 先月のお勧めで好評いただいた ”アイ ハードコア ユー”      を気に入っていただいた方には是非こちらもおすすめしたいですね







今月入荷のチーズのうち、ジャガト初入荷のものを2種ご紹介します

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ブッシュドネージュはオーヴェルニュの優しいブルーチーズです

「ブッシュ」は木や丸太、「ネージュ」は雪 「真っ白な雪に覆われたクリスマスの薪」 その名の通り美しい姿をした、聖なる月に相応しいチーズです
標高1000mの中央山塊で採られるミルクのみで造られています 60年の間、青カビチーズの製造に力を注いできたラカイユ社の自信作。黄味がかった生地は程よく塩分も利き、クリーミーで口溶けも滑らか、青カビの風味は優しめです
高山の上質な牛乳は自然な甘味をもち、口当たりはとても穏やかでマイルドな仕上がりになっています 軽めの赤ワインやウイスキー、黒ビールなどお酒も幅広く選べそうです


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ポットプレはベルギーのシメイ(トラピストビアで有名な街です)でつくられるむちっとしたベルギーらしいチーズです

ブリュッセルの南約100km、フランスとの国境近くにある街「シメイ」 そのシメイで生まれた「ポットプレ」の歴史はまだ新しく、この地方に代々伝わる酪農そしてチーズ生産者の技術により、素材の持ち味が引き出され風味豊かに仕上がってます
深いオークル色の表皮に包まれ、すっきりとした心地良い独特の香りを持ちます 象牙色に輝く生地は繊細でねっとりとやわらか ヘーゼルナッツの様なコクと旨味が五感を魅了します

チーズの盛り合わせAまたはCにてご提供しております が、おまかせの組み合わせによっては入らない場合もありますので、ご希望の方はオーダーの際、こちらを組み込むよう一言いただけると助かります

また、風物詩モンドールも入荷してますのでぜひどうぞ 今回はフランス リエム社のモンドールです

*説明、画像はフェルミエさんよりお借りしています

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もともとロンドンの一等地である"St.James"に店を構えていた高級蒸留酒専門店のVintage Hallmark社向けにリリースされたもので、当時同店のコンサルタントをしていた蒸留酒の鑑定家・ウォレス・ミルロイ氏が樽を厳選 テイスティングノートも彼自身がしたためています

どちらもシェリーこってりの長熟モルトで、深い余韻を味わえる逸品です 特にロングモーンはシェリーの要素の強いものが好きなので気に入ってました 最近こういう感じの真っ黒なシェリーカスクはリリースが減りましたよね
  
素晴らしいウイスキーでしたがもうちょっとで無くなりそうなので、飲みきりセールということで早い者勝ち1ショット1200円でどうぞ!

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スーパーで、フルーツを物色してて見つけたフルーツです 

熟したかぼすかな?と思い札をみると”元寇”と書いてます “元寇”って、歴史で習ったあれかな?でも、フルーツの名前で”元寇”って・・・いかつすぎ・・・と思いつつ説明書き読んでみると佐賀の唐津のJAからの出荷らしくカボスやすだちのような酸の強い柑橘ということで仕入れてみました

すだち、柚子、かぼす、と酸味の強い和柑橘は、どのスピリッツとも相性が良くさっぱりカクテルとしておすすめすることが多いですし、お好きなお客様も多く、スタンダードレシピのレモン、ライムを和柑橘でおつくりすることもよくあります こちらの元寇もそういったカクテルにお使いしようと思います

で、気になったのでこの”元寇”というフルーツ、少し調べてみたところなかなかおもしろかったのでまとめてみます

<佐賀県唐津市の波戸岬から沖へ約10キロ、玄界灘に浮かぶ馬渡(まだら)島に生えていたゲンコウと呼ばれる島固有種の柑橘だそうで少し前まで島内には5本ほどしか無かったそうです、現在は唐津などで接ぎ木栽培されて生産数も増えてきているそうですが、まだまだレアな柑橘だと思います

この島にはカトリック集落の”新村”と、仏教集落である”本村”があり、新村の方に昔から生えていたそうで、100年ほど前に続々来島したカトリックの外国人神父達が関係しているという説もあるそうですが、名前にちなんで”元寇”にルーツがあるのでは、とも言われているようです>

なかなか蘊蓄のあるフルーツですね 味の方は、かぼすっぽいですが(見た目も)くせがすくなく、すっきりとした酸味です 黄色く熟した状態のものを購入したので結構果汁が搾れます ジンリッキーにしてみましたが柔らかい酸味で美味しかったですよ

通常の高酸柑橘系のカクテルを同料金でこちらに変えてお作りできますので是非お試しください
 

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久々にワインカスクで熟成したモルトウイスキー買いましたのでご紹介します ドイツのボトラーズ、ジャックウィバースのボトリングです 



 ラベルには山積みのピートの写真が・・・アイラ島の空港近くで撮ったピートの採掘場の写真によく似てるなーと思い、10年前に撮った写真とラベルを並べてみました スチルカメラで撮ったものをスキャニングしたので、画質はいまいちですがどうでしょうか?空港とボウモア蒸留所の中間ぐらいだったかな?掘ったピートを乾燥させているところだと思います



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この写真は Alfred Prenzlowというウイスキー関係の仕事などをよくしているらしいドイツの写真家によるものだそうです SMWSのオフィスにも作品があるらしいです


ウイスキーの話に戻りますが、スティルワインカスクのモルトウイスキーというのは今では結構リリースされていますが、実はジャガトでは現在あまり手を出さないジャンルです 

スティルワインカスクによるフィニッシュのものが、割と出回りはじめたのは10年前ぐらいからで、モーレンジがかなりバリエーションを出して、その頃は面白く思いよく買ってました (コートドボーヌフィニッシュは現在もストックあります) 現在は、ブリックラディやアランがかなりいろんなバリエーションをリリース、またボトラーズ、特にマーレイマクダヴィッドとかからもたくさんリリースされていますが、個人的に”面白い”というイメージ以上のものを感じるボトルが少なかったことと、ボトラーズのワインカスクには割と没個性のモルトをどうにかするためのワインフィニッシュというイメージを感じるボトリングが少なくない印象を持ったために買い控えていました

で、今回、なぜ購入したかというと1つはピートのラベルが好みだったこと(ジャケ買いです)、そしてラフロイグとボルドー(シャトーラフィット)という、僕の大好きなパワフルなお酒同士のマリッジがどうなることかとの興味からです またアイラモルトとボルドーカスクの組み合わせはボウモア・ダスクという好きなウイスキーがあることもあり、仕入れてみました

テイスティングした感じでは、ピート香の強いスモークが全面に出た正にラフロイグといった香りの中に、ごく控えめに赤ワインカスクならではのベリー系のフレーバーを感じます 味わいも非常にラフロイグらしい力強さのあるタイプですで、ワインカスクに懐疑的な方も一度お試しください ¥1200


あけましておめでとうございます 

今年もよろしくお願いいたします

1月2日より営業していましたが、旧年中よりのバタバタでブログの更新が遅くなりました

皆様、お正月はのんびり過ごせましたでしょうか?今年も色んなお酒をゆっくりまったり楽しんでいただけるような店づくりができるようにがんばりますので、よろしくお願いしますね

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・・・卯年ということで、なんかうさぎの写真撮ったことあったかな?と思い探して見つかったのがこちらです 記憶があやふやなんですが南ハイランドからスペイサイドへ抜けていく国道の脇道で休憩中に見つけた野ウサギだったと思います 

スコットランド、スペイサイドの方を車でうろうろしたとき農道みたいなところも結構通ったのですが、あぜに野ウサギの穴が結構ありました  もぐらたたきゲームみたいな感じで色んな穴からぴょこぴょこ覗いては隠れる感じでかなり可愛かったのを覚えています

そういや、ウサギの写真でもう一つ見つかったのがバルセロナの市場で撮った食用ウサギ!こちらは、完全に皮をむかれた状態で吊り下げられていました 顔もついてて目がこっちをみてるような、なかなかのグロ写真だったので、アップはやめときます

ところで、ベトナムなんかでは今年の干支は“猫”だそうで・・・ウサギ好きの方には悪いんですが、そっちの方がいいなー、と猫好きとしては思ってしまいました

話それましたが、今年はこちらのブログもより充実させていきたいと思ってますので、まめなチェックよろしくお願いしますね




 


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