BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2011年02月

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フレッシュのざくろが出回るこの時期におすすめのジャックローズです

通常はカルバドスと、ライムジュース、グレナデンシロップでつくりますが、
この時期はカルバドスに一個の半分ほどざくろを搾り、少しグレナデンシロップを入れてお作りします 

さっぱりとした中にカルバドスの旨みとザクロの甘酸っぱさが心地よいカクテルです

また、写真はショートカクテルですが、ジャックローズは炭酸やジンジャーで割っても美味しく飲めるカクテルですので、そういったロングカクテルでもお薦めです

ざくろは、聖書なんかにも登場しているように中東が産地のイメージですね
この間、アルメニア土産ということでザクロのワインを頂いたのですが、ボトルもザクロの形の可愛らしいものでした 
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どうですか?色合いも、形のぼこっとした感じもかなりいい感じにざくろです
中の実の感じもリアルですね



正直アルメニアという国について、よく知らなかったので調べてみたんですが“ノアの箱舟”が見つかったと言われるアララト山(現在トルコ領ですが)のある、正に聖書にゆかりのある場所です 

頂いた箱にはロシア語っぽい雰囲気の、まったく理解不能の文字が並んでいました こういうのを見るとなんかワクワクしますね

ザクロワインは実際、有名なアルメニアブランデーと同じくらい特産のお酒らしいですね これはもう飲んでしまったのですが、甘酸っぱいフルーツワインで美味しかったです 食前にも食中にもいい感じでしたよ まだまだ知らないお酒がたくさんあるなあ、と実感しました



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えー、半年以上前に勢いで購入して、先日ついに開缶してしまいました

シュールストレミングです 

”シュールストレミング”と聞いて、ピンと来ない方も”テレビの罰ゲームで出てくる世界一臭い缶詰”と云えばお分かりかと思います

シュールストレミングは、主にスウェーデンで食べられている缶詰で、ニシンを塩漬けにして缶の中で発酵させたものです 

詳しくはWIKIPEDIAに色々面白いことが書いてありましたのでリンクしときました
WIKIPEDIAのシュールストレミングのページ

一部引用しますと・・・

・多くの航空会社では、飛行中の気圧低下により内圧の高いシュールストレミングの缶が破裂して周辺の荷物に悪臭が染み付く恐れがあるとして、航空機内への持込みを禁じている。このため、航空機より気圧変化が少ない船舶による冷蔵輸入以外では合法的に輸入できない。

・その強烈な臭いは、魚が腐った臭い、または生ゴミを直射日光の下で数日間放置したような臭いともいわれる。臭気指数計ではくさやの6倍以上(8070Au)の値を示す

など、なかなか恐ろしいことが書かれています

発酵食品というものに、仕事面でも私的にも非常に魅せられていまして、これ(シュールストレミング)はいつか食べてみたいと思っていたものですが、買ったものの開けるタイミングがなかなか無いのと正直少しびびってたのもあり、放置してありました 最初、そのまま棚に置いておいたのですが色々読むと、常温では発行が進み、缶が破裂するとか・・・で、冷蔵庫に入れてましたが開けるときは若干蓋が膨らんでました ・・・

で、こないだ友人に鍋パーティーに呼んでもらったときに手土産に”これだ!”と思い、持って行ったんですが・・・

屋外で開けたその瞬間に”プシュッ”と音がして、その後ものすごい臭いです 魚の生臭さが凄過ぎて、正直ゴミ置き場の臭いといいますか、昔の公園のトイレの臭いといいますか・・・調子悪いと絶対吐き気を催すよう臭いでした

結局、僕は一つまみをウォッカで流し込んだんですが、味は、ほやの塩辛やこのわたがお好きな方はイケる味だと思います 僕もその手の珍味は好きなので、味だけだと美味しく感じました

但し、臭いがほんとにヤバい・・・実際この後2週間ぐらいは鼻の奥にシュールストレミングの生臭いが残った感じというか、思い出すと臭いがフラッシュバックしてきました 

実は、これは一月ほど前の話なんですがなぜ今頃書いてるかと云うと、ちょっとトラウマになっていて、思い出すのがいやだったから・・・やっと最近臭いの記憶も少しうすれつつあるのでブログネタにしてみたというところです

結局、男連中が少しつまんだだけで大量に残り、捨てようかとも思いましたが現在厳重にパッキングして店に置いています まだ保存しとけるみたいなので、興味のある方にはおすそわけしますよ

但し、店の中では臭いが充満するので開けません 裏口を出たとこで瓶ごと渡しますので、取り分けてください もちろんノークレームノーリターンの自己責任で・・・






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先日の犬ジャケモルト”JACK'S PIRATE”に続いて、またかっこいい犬ジャケモルト、アラン蒸留所のピーテッドモルト“マクリー・ムーア”が入荷しました

アランでは2004年以降、毎年少量ピーテッドタイプのシングルモルトを生産していてます とはいっても、アイラモルトのようにヘビーピートではなく、ピートのエッセンスをアランモルトに加えた、といった感じらしいです

アラン島の西海岸にはミステリアスなピート湿原「マクリー・ムーア」が広がっており、青銅器時代のストーンサークルとスタンディングストーンなどの古代遺跡がこの荒野のあちこちに点在しています

「フィンガルのかまど」として知られているストーンサークルの中にある穴が彫られた石は、伝説的な巨人戦士フィンガルが、巨大な愛犬Branをつないでいたといわれています 
そのBranのイラストがラベルに金色でプリントされたかなり目を引くボトルになっています モルトぽくないモルトのボトル、というのも結構見かけるようになりましたが、これも相当変わってますね はい、もちろんジャケ買いしてしまいました が、アランのオフィシャルはよっぽど変ったカスクフィニッシュのもの以外は、安心しておすすめできるものが多い感があるので、こちらも楽しみです テイスティングコメントでは、シトラス、ドライフルーツ、ビターチョコにピートスモーク、カルダモンのフレーバーを感じることが出来るようです ¥900

mailで、ついでなんですがうちのクリコがおんなじポーズの写真を見つけたので親バカでのっけてみました Branみたいでなかなかかっこいいと思うんですがどうでしょうか?

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きれいな擦りガラスのボトルに 鶏がエッチングされた見た目も素敵なテキーラ 『DON RAMON RESERVA REPOSADO』の御紹介

蒸留所はDistillery Industrializadora de Agave San Isidro, SA de CV Tequila Products NOMは1420 少し前にご紹介したきれいなアガベのボトル、MILAGROも同じ蒸留所です

ここは、かなりたくさんのアイテムをリリースしていて、ボトルもこだわったものが多いです
グサーノ(アガベにつく芋虫)の形をしためちゃめちゃ目立つボトルもあって、欲しかったのですが見つかりませんでした

ミラグロとのどう製法などが違うのかなどは判りませんでしたが、サイトはDON RAMON,MILAGRO別々にありますので、蒸留所が一緒でも販売会社が違うのかも知れませんね

色合いは割と薄いペールゴールド 味わいはドライな中に、アガベの自然な甘みを感じる品の良いテキーラです


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この時期入荷になると、“モンドールはまだ?”と聞かれることが多くなりますね

 先月はフランス産 リエム社のモンドーが入荷していましたが、今月はジュラ山脈のスイス側でつくられる「ヴァシュラン・モンドール」が入荷しました

ジュラ山脈の裾野ジューの谷間の標高800〜1000メートル、「ヴァシュラン・モンドール」の発祥地として知られるシャルボニエールには、ジュー湖とレマン湖に挟まれた森と牧草地が広がっています
フランス産の「モン・ドール」が無殺菌乳を用いるのに対し、スイス産は殺菌乳の使用が義務付けられています 毎日丁寧にブラッシングされているため、表皮はしっとり、その下には濃厚なミルクのコクがたっぷり閉じ込められています

ちなみに、フランス側でつくられるリエム社のモンドールも若干残ってますので、早い者勝ちですがご希望の方にフランスVSスイスのモンドール食べ比べをサーブさせていただきます ブログ見て、と一言お声かけくださいね 単品か盛り合わせの中の2品としてお出しします

※画像、説明はフェルミエ様よりお借りしました

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個性的なラベルのものを多くリリースするドイツのボトラーズ、ジャック・ウィバースの海賊犬をおチーフにしたアイラのヴァテッドモルトです 

裏ラベルを見ると "CARL ISLA " "LEE FROG"の文字が見えます これは少し綴りを変えてますがカリラとラフロイグのヴァッテイングによるものであることの説明だと思われます ボトラーズモルトには、蒸留所との契約の関係から蒸留所名を明記できないため、こういったヒントぽい表示にしてあることが結構あります 

ほぼ同じラベルで現在11年のラガヴーリンもリリースされていますが、こちらは数年前にリリースされ3本購入したものの1つです 鼻に抜けるスモークとヨード香が心地よく、また8年と若い原酒ならではのパワフルな味わいはアイラ好きの方におすすめしやすいもので以前開封したものは結構すぐ無くなった記憶があります

ビーグル犬?でしょうか?かっこよくポージングしてますが、中々似合ってますね うちの番犬、クリコにも結構似てるんで気に入ってるラベルです ボトラーズモルトらしからぬ、細部も非常にこだわった綺麗なラベルなので、是非ゆっくり眺めながら飲んでいただきたいですね 

¥1000

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ワインのご紹介は久々です ジャガトでは、グラスワインもボトルワインも少量多種で仕入れしてますので、銘柄が頻繁に入れ替わります そのため、ブログでご紹介してもすぐ無くなってしまうことが多くあり、ご紹介する機会がないのが現状です・・・そのうち、もっとタイムリーにご紹介したいなと思ってるんですが・・・

今回ご紹介のワインはジャケ買い(ラベル買い)したもので、オーストラリアのワイナリーによるものです 猫ラベルのワイン、といえばドイツのツェラーシュバルツカッツェが有名ですが、
こちらもポップアートのようなラベルが印象的なワインです 

オーストラリア最上のワイン産地、バロッサ・ヴァレーでつくられたワインで、豪州を代表するワイン(カベルネ・ソーヴィニヨン版グランジと名高いペンフォールドBin 389、セント・ハレットのブラックウェル・シラーズ)に供給していた最良のブドウ樹が使われているそうです もともとペンフォールドとのパートナーシップで生まれた畑らしく、ブドウの供給は2000年からスタート
ペンフォールドの上級キュヴェに採用されています

今回ご紹介のものはカベルネソーヴィニヨンで、何本かお出ししていますがご好評いただいてます オーストラリアのカベルネらしいどっしりしたボディの中に、フルーティさを感じる美味しいワインです こちらはあと少しの在庫ですが、同ワイナリーのシラーズでつくられるキャット・アモングスト・ザ・ピジョンズ・ナイン・ライヴス・シラーズも入荷してきました こちらも高評価のお勧めワインですよ  ボトル¥5000 

グラスでお出ししている日もございます お尋ねください ¥900

月替わりのゲストビール 

今月のものから2種ご紹介です
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ペトリュス エイジド ペール

このビールの名付け親はビール評論家のマイケル・ジャクソン氏で、元々は輸出用として造られた限定のビールでしたが、とても評価が高く付いたことから、ベルギー国内でも販売して欲しいという声に応える形で定番化され、現在では同醸造所のフラッグシップ・ビールとして
世界的に有名なビールとなりました

ペールエールを20ヵ月もの長期間に渡ってオーク樽で熟成させており、熟成の間には自然発酵も起こっていて、味わいは酸味が豊かなフルーティなビールに仕上がっています ホップや樽由来の植物的な風味もありますが、ランビックに近い強い酸味が一番の特徴です

名付け親のマイケル・ジャクソン氏はランビックビールの代表格であるローデンバッハに近い存在とし、最も個性のあるビールの一つだと表現しています

酸味を強く感じるレッドエールのようなビールです 好みは分かれるタイプなんですが、ローデンバッハがお好きな方にはおすすめです 

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ラ シュフ

アシュフ醸造所で造られる、キメの細かい泡が特徴の黄金色のビール

まろやかでスパイシーな香り、フルーティでほのかに甘い味わいは寝かせておくとさらに複雑な味わいに変化します

濃すぎるベルギーが苦手な方におすすめのバランスのいいスペシャルエールです

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