BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2011年03月

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興味深いジンがリリースされましたので早速仕入れてみました 

ウエストロンドン・ハマースミスにあるウイスキー評論家の故マイケル・ジャクソンのオフィス跡地に2009年に創業したクラフト蒸溜所シップスミス社の造るジンです 
厳選した10種のボタニカルを世界中から集めてつくられています 現在、流通しているジンの中でも特出してドライな味わいとの事で、マティーニのベースとしてもおすすめされています が、ここはもちろんそのままでまず味わってみたいですね

シップスミスの一番の特徴はロンドンでの稼働が1820年以来といわれる銅製の超小型の蒸溜器を使用していること 
200本ほどのスモールバッチでスピリッツを生産しているらしいです ウォッカも同時にリリースされていました  
ラベルもアンティーククラシカルないい感じ、ジン好きには是非試していただきたいです  ¥800


また、来月には入荷を楽しみにしている”ボタニスト”というジンが届くと思います こちらはブルイックラディ蒸留所のマスターディスティラーであるジム・マッキュワン氏が長年思い描いていた“アイラ・ドライジン”で、島在住のボタニストに依頼し、約1年かけて商品化したというものです 世界最後のローモンド・スティル”で蒸留されたものらしく、約30種の香草類のうち内22種類がアイラ島に自生したものという、まさにアイラのテロワールたっぷりのアイラを凝縮したジンだと思われます こちらもお楽しみに!

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毎年春先の定番になってきましたフルーツトマトを使ったブラッディメアリーです

今年はルネッサンストマトをメインに使ってお作りしようと思います


フルーツトマトをすりおろして、順造選のトマトジュースと合わせ、レモンを絞って、ウォッカを入れ、最後に少しミックスペッパーをミルで挽きおとします

また、ブラッディシーザーはクラマトジュース(アサリ、ハマグリエキスとスパイスの入ったトマトジュース)でつくるブラッディメアリーです フルーツトマトのすりおろしと、クラマトを1:1で合わせてお作りしています クラマトはそのままだと日本人の味覚だと結構濃く感じる味わいですが、フレッシュトマトと合わせることで程よいスパイシー加減になります 
クラマトは北米でかなりポピュラーな飲み物と聞きますが、先日メキシコへ行った時もどのコンビニでもトマトジュースよりもしっかり品揃えされていました 前の晩にテキーラとか飲み過ぎた日は、ホテルの部屋でこのクラマトとビールでレッドアイ?を作って何杯も飲んでました  このクラマト×ビール、クラマトのHPでもはっきり名前もない感じなのですが、おすすめです こちらもメニューに載せてませんがいつでも出来ます

フルーツトマトのブラッディメアリー ¥900
フルーツトマトのブラッディシーザー ¥950
クラマトのレッドアイ          ¥900

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数多くの話題のビールを造っている、ベルギーのデ・プルーフ醸造所でつくられるビールです

こちらの醸造所は、他の醸造所や醸造家とのコラボレーションでつくられるレアビールも多く、以前ご紹介した i hardcore you のミッケラーとのコラボレーションで ブラックホールというインペリアルスタウトや、ジャッキーブラウンなんていうビールも醸造しています

こちらのレイナール グランクリュは、麦芽のロースト香と、柑橘(レモン?)のピールのようなフレーバーが心地いい、口当たりのいいエールビールです



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ぱっと見て、正解が出ることは絶対ないと思います "POIT DHUBH" ゲーリックウイスキーと銘打たれていることでもわかるようにゲール語で名付けられたモルトウイスキーです モルトウイスキーの銘柄はもともとゲール語なのが非常に多く、英語読みするとだいたい間違えるのですがそれでも色々と発音してみればなんとか近い感じにはなります でも、これは無理でしょうね

・・・では、正解です 

”ポッチ ゴー” 読めた方いらっしゃいますか? ポッチはまだしも、ゴーは無理ですよねーDHUBHでゴー・・・店でもよくクイズっぽくお客様に聞いてみたりするのですが、”ポイ デュビュフー”みたいな感じになります

モルトウイスキーを調べる中でゲール語も勉強してみようかなと思ったことが何度かありましたが毎回挫折してきました 読みだけでも相当難しいです 文法は尚更・・・

ポッチ・ゴーとはゲール語で“黒いポット”の意味です 製造元のプラバン・ナ・リンネ社は1976年スカイ島に設立された会社で、スカイ島はタリスカーがあることでおなじみですね 
ポッチゴーもタリスカーがメイン原酒という話も聞きましたが、味わいではあまり感じません
12,21年ともスモーキーでシェリーの要素の強い厚みのある味ですが、潮っぽさは?低温濾過もフィルター処理もせずにボトリングしてあるためか、どっしりクラシックなフレーバーです

そういえば製造元のプラバン・ナ・リンネ社はスカイ島かヘブリディーズのどこかで蒸留所を建設するというニュースを数年前に聞いたような気が・・・どうなったんでしょうか?また調べてみますね

オールドの高いブレンデッドのような古臭いけど美味しいモルトウイスキーです お試しください

ポッチゴー 12年 ¥800
ポッチゴー 21年 ¥1500

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イングランドの代表的ブラウンエール、”ニューキャッスル ブラウンエール”
久々に仕入れました

sale品で入荷しましたので、1ケース分のみですが

 1本¥500   でお出しします!

イングランドエールがお好きな方、飲んだことのない方、ぜひどうぞ!

1927年に醸造を開始したブラウンエール 英国では最も出荷量の多いブラウンエールです 現在40カ国以上に年間10万ケース以上が輸出されていて、英国ブラウンエールの代名詞ともいえる銘柄

麦芽の風味と、カラメルのフレーバーが柔らかい甘みのある飲みやすいエールです 

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店内のポートエレンが何本か空になりましたので、ストックしておいた、オフィシャルの3rdリリースのものを開栓しました!

ポートエレンはご存知のように、1983年を機に蒸留所としての機能は無くなり、現在は隣接の建物が他のアイラ島の蒸留所に供給される麦芽の製造の場になっています 

アイラ島のモルトウイスキーの1つとして、また閉鎖された蒸留所ということもあり、10年前ごろから”幻の〜”扱いされていた蒸留所です

が、実際ボトラーズからは4,5年前までかなり活発に大量にリリースされてきました しかし、ブレンド原酒としての使用を主目的に生産されていたこともあり、ボトラーズのシングルカスクものだとかなり玉石混交だった感はあります もちろん、非常にいいカスクのものもありましたが、期待感を持ってオーダーされたお客様に満足していただけるレベルにないものも結構ありました

ですが、2001年から一年に一度リリースされてきたこちらのオフィシャルボトルはやはり、元詰ならではの豊富な原酒ストックにより、期待どおり、または以上のレベルになっています

今回、開けたものはその中でも2003年にリリースされた3rdリリースのものになります

1979年蒸留の24年熟成、57.3%のカスクストレングスです 海藻、ピート、潮、胡椒・・・アイラ好きの方の期待に応える要素をしっかり持った非常にバランスのいい仕上がりで、ホントに美味しいです 

当時、このオフィシャルリリースはこの3rdが最後のリリースと言われていました 結局現在9thまでリリースされていますが、値段も相当なものですね ちなみに、この3rdも、某リカーショップでは現在¥80000台!で販売されていました

1ショット ¥2800 ハーフショット¥1400です 良質なポートエレンをお探しの方は是非オーダーください


ボウモアから、南の方向に車を走らせると海岸につきあたる感じでPORT ELLEN と描かれた蒸留所の建物が見えてきます そこから、海沿いを走って行くとすぐにラフロイグ、ラガブーリン、アードベッグと次々とアイラ島南岸の蒸留所が現れてくるのですが、初めて見たときはかなり感動しました 現在も、麦芽供給という形でアイラ島の他の蒸留所を支えているポートエレンですが、これだけの人気、かつ蒸留所敷地が折角残っているのだから、またいつか設備を再び敷設してでも再開することがあればいいのにな、と思いますね

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注目の女性醸造家の手がけるシャンパーニュが入荷しました

資料によると”パリ大学で化学を,そしてランス大学で醸造学を修めたナタリーは現在42歳 
女性でありながら75にも及ぶRMシャンパーニュの醸造コンサルタントを務め,2000年に家業のドメーヌを継承 2009年秋に初めて自身のシャンパーニュをリリースした新進気鋭のレコルタンです 醸造コンサルタントとしてシャンパーニュの本質を熟知したナラリーが手がけるシャンパーニュの特徴は,なんといってもピノ・ノワールを主体とする力強さと「ヴィノジテ」と表現されるピノ独特の香味 しかし,ともするとピノ主体のシャンパーニュで失われがちなフレッシュ感がしっかりと残されていることが,この上なく素晴らしい群雄割拠するシャンパーニュに彗星のように現れた<超新星レコルタン>,ナタリー・ファルメ 『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』がわずか1年で格付けしたゴールデン・ルーキーの日本初上陸です” とのことです

ピノノワール80シャルドネ20の、洋梨や桃の香りと、柑橘の酸やマーマレードのような柔らかい酸と甘みのバランスが心地いいシャンパーニュです ¥9500

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この時期は、四国のあちこち、九州、また和歌山など各地から色んな和柑橘が入荷してきます スピリッツともリキュールとも相性が良く、また飲むとなんとなくほっとする和柑橘は僕も大好きなフルーツです

デコポン、ポンカン、みかん、伊予かん、はるみ、せとか・・・その他新しく知る品種もいっぱいで日によって何があるかは変わりますが今日は定番で置いているいくつかを今日はご紹介します

まず上の画像は

”文旦のカクテル” さっぱりとしたウォッカベースのカクテルです  文旦は皮が厚く、実が搾りにくいんですが、グレープフルーツよりもさらにさっぱり感のある優しい酸味が好きでよく使います

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こちらも毎年定番ですが  ”はっさくのパッショナータ” です  八朔をしぼってパッソアとトニックという単純なカクテルですが、パッソアと八朔の相性は抜群ですよ 喉を潤すカクテルとしてもお勧めです

この他、日替わりの3種の柑橘を搾ってつくるファジーネーブルなどもおすすめです

イチゴや桃など人気フルーツと比べると若干地味に映るかもしれません・・・が、和柑橘のカクテル、ホントに美味しく飲めるものばかりですので是非どうぞ

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