BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2011年06月

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前回テキーラ村へ行ったときのことを書きましたが、今回はその前日、到着した日のことを書いてみます

メキシコ グアダラハラの空港に着いたのが、11月2日の早朝でした  実は、準備段階で色々メキシコ情報を調べてみると11月の1日2日は”死者の日”と呼ばれるメキシコの祭日であることが分かり、正直お祭り騒ぎの日に到着するのだろうか、ちょっと腰が引けていました

テレビの旅番組なんかで見たことあるのですが、日本のお盆にあたるような家族、友人などの故人を偲ぶ日なんですが、かなり派手なドレスを着た骸骨のオブジェが公園、道路などに飾られ、マリーゴールドをお供えしたり、墓地でバンド演奏などのイベントがあるなどしみじみ偲ぶ日本のお盆と対極にある感じです

到着して町を散策したのですが、ホテルから少し歩くと町の中心地があって、カテドラルと広場、ソカロなどが集まっています 広場にはガイコツのオブジェがたくさん並んでいて、どれもポップでセンスのいいものばかりでした
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マリーゴールドを持ったガイコツや・・・

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フォーマルなドレスのがいこつなど・・・

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これは子供ですかね?

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祭壇もありました



この公園には多分20〜30体のドレスアップしたガイコツがいたのですが、いくつかはリサイクルというか生活雑貨などを使ってデザインされたものもありました 例えば・・・

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帽子はコカコーラのフタ部分を使って作られています

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こちらはスカートがマルボロの空き箱です 

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これは、体がコンピュータなどの基盤でできています

ポップで、アートとしてみてもかなり面白く結構時間費やして見てしまいましたそれぞれに、エコやリサイクルアートなどのメッセージがあったかもしれませんが、解らなかったので単純にオブジェとして楽しみました

ホテルのロビーにも、骸骨の刺繍の飾りなど・・・また入ったお店なんかにもガイコツのアイテムが必ずいくつか置いてあり、どれも可愛いセンスの欲しくなるようなものばかりでした

後日、メキシコシティへ行ってからもガイコツオブジェやガイコツアートをちょっとした空きスペースで見ましたので、死者の日が終わっても、暫くは飾っているのだろうと思います
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メキシコシティで見たドクロアート

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町中がガイコツだらけというのも考えるとすごいですが、メキシコのコロニアルな教会などの建築に囲まれた風景の中にカラフルなガイコツのオブジェが飾られているのも町中がモダンアートの作品みたいでいい感じでした

考えてみたら、ポサダのドクロ版画やフリーダカーロなどメキシコのアートにはガイコツが描かれたもの結構ありますね 

お土産物屋さんや雑貨店にもドクロのアート雑貨はいっぱいあって、僕も結局いくつか買いました

中でもウイチョル族のビーズアートのドクロは、ほんとにきれいでかなり気に入ってます 
写真では判りにくいかもですが、店に飾ってますので見てみてくださいね 

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そして!インパクト抜群のドクロのハンドペインティングテキーラ kahも3種入荷してます こちらは、
別ページ 髑髏ボトルのKAH テキーラ3種入荷です でご紹介してますので是非ご覧になってください 見た目に反して?かなりの高品質テキーラですよ

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LAPHROAIG CAIRDEAS2011 ILEACH EDITION

先日ご紹介のアードベッグ アリゲーターに続いて、スコットランドより恒例アイラフェス向け ラフロイグ カーディス2011が到着しました!

今年のカーディスは、ileach edition と題されています ラフロイグ初のアイラ島出身のマスターディスティラー ジョン・キャンベルにちなんでイーラッハ(アイラ島のやアイラの・・・を意味するゲール語)と名付けられたようです

中身はメーカーズマークの空き樽に詰められた8年物で、これまでのカーディスの中では最も若いものになりますね また50.5%で詰められていますので、そこまでアルコール感を強く感じないかも知れません


ヨード香な中にほんのりと樽由来のバニラの甘いフレーバー、甘めの柑橘の酸、を感じます 正露丸とオレンジ、スモークはそれほど強くない印象ですが、かなりはっきりとヨードを感じます そして、飲み込んだ後に甘さをよりはっきりと感じ、その余韻が舌の上で長く続きます が全体的にはさっぱりと飲み飽きしないラフロイグという印象です 

アードベッグ アリゲーター ARDBEG alligator が個性たっぷりでぐいぐい自己主張するタイプだったのに比べると若干おとなしいかも といってもラフロイグなので充分個性派なんですが 

アリゲーターは恐らく一日一杯で充分な飲後感があると思いますが、こちらはグラスが空いたらついもう一杯飲もうかと思わせるような感じがあります 実際、試飲の際、少しお代わりしてしまいました

カーディスはいつも数本仕入れますので、今回もしばらく在庫あると思いますが、到着したての今、ぜひ飲んでいただきたいですね ちなみに2008はあと少しで完売、2009,2010はそれぞれ在庫あります 飲み比べも出来ますので、ぜひどうぞ 
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LAPHROAIG CAIRDEAS2011¥1000



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今年初めよりリリース情報がごく僅かにネット上で出回っていたアードベッグのコミッティボトル Ardbeg Alligator アードベッグ アリゲーター、6月に入ってオンラインの販売がはじまり、注文していたものが届きました!

いつでるか、いつでるかと楽しみにしていたのと、かなりの限定リリースになりそうだったので買い逃しの可能性もあるな、と思っていたのですが早めに注文できました 現在アードベッグのオンラインショップでは既に out of stock になっています

このアードベッグアリゲーターですが、アリゲーターチャーと呼ばれるヘビーリーチャーの新樽を使って熟成させたアードベッグのようです

バーボンの熟成樽の内側を焦がすチャーと呼ばれる工程には3段階のチャーがあり、ライト、ミディアム、アリゲーターと順番に強く焦がした状態になります もっとも強く焼くアリゲーターはワニの皮を連想させるような四角いパターン模様ができるほど焼くそうです チャーの具合によって、当然熟成されるウイスキーの味わいも変わってきます

1998年蒸留のいくつかのバッチのものを使ってボトリングされたもののようですね 

未だネット上にもテイスティングコメントもあまり出てませんが、いくつか見てみるとかなり高評価です 

今試飲したところですが、まずピーティな煙の香り、塩キャラメル、カカオの濃いチョコ・・・全体的には使い込んだパイプの内側の煤けた臭いにも似ています 
味わいは口に入れた瞬間は黒胡椒のスパイシーさ、クローブや若干カルダモンのような甘いニュアンス、飲み込むと、バニラっぽい甘さや少し甘さのあるチョコレートシロップと塩っぽさ、そしてスモーク、フィニッシュにも苦めのチャイを飲み込んだ後のようなスパイシーさがあります このスパイス感がヘビーチャーからきたものなんでしょうか?ピーティーなバーボンと評する人もいますが、バーボンほど甘さやコクのニュアンスが強い感じではないです

美味しいですね・・・パワフルで複雑な、そして美味しいアードベッグです  

アイラファン、アードベッグファンには、絶対お勧めです アードベッグの限定リリース、アリゲーターぜひお試しください ¥1200

そして!最近この時期の恒例になってきたラフロイグ カーディスも2011のもの届きました 詳細はあす、あさって中にはブログにあげます 今年はイーラッハエディションということです こちらも今日から店にありますので、ぜひどうぞ






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こだわったワインづくりで知られるガヤがネッビオーロ種でつくる力強いグラッパです

GAJA ガヤがバルバレスコにある“コスタルッシ”の畑で収穫されたネッビオーロの新鮮なぶどうの搾り滓を蒸留熟成してボトリングしてます コスタルッシのワインは4,5万で流通してたかな?高いんで飲んだことありませんが、ガヤのワインだけあって常に評価の高いワインです また、ガヤは色々なタイプ、ぶどうを使ったワインをつくっていますが、バルバレスコの評価は特に高いものとなっています

こくのあるボディのしっかりしたグラッパです 香りもネッビオーロ由来の強く豊潤なもので、ストレートでゆっくり味わって頂きたいグラッパです 


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個人的にも好きなブルワリー、ストーン醸造所の変わり種エール入荷しました 

前回おすすめのルイネーションIPAも好評で割とすぐ完売しましたが、今回はこちらの”Stone Oaked Arrogant Bastard Ale ストーンオークトアロガントバスタードエール”です

カリフォルニア州エスコンディードでこだわりのクラフトエールをつくるストーンブルワリーですが、今回のこちらは
人気のエールアロガントにオークチップを加えてつくられています 

香りは、オークのスモーキーでウッディなニュアンスの中にグレープフルーツの苦み、やバニラ、カラメルなどの甘いアロマ、味わいはストーンらしいホップの苦みと麦芽の甘さのバランスが素晴らしい仕上がりです

こちらのボトルもラベルデザインがかっこいいです 12本入荷  ¥1200

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ウイスキー好きのお客様からの頂き物です かなり珍品で見たときはびっくりしました 

笛吹郷なんて、蒸留所あったっけ?裏を見るとモンデ酒造の名前が・・・住所は山梨県石和町です 
石和といえば温泉のある町で、4,5年前にサントリー白州蒸留所を見学した際に、宿泊したの石和温泉のとある旅館でした

モンデといえば、ワイン造りで名前が知られているかな?ウイスキーも昔からリリースしていて、手元の昭和60年発行のウイスキー本にも、モンデバッキンガムと、モンデクリステルというウイスキーが掲載されています しかし、シングルカスクでのモルトウイスキーは見たことがなく、ちょっと調べてみました

これは、大阪の酒屋さん、ボンルパで樽から直接瓶に注いでくれるウイスキーで、1983年に蒸溜されて約20年前後樽熟成、その後タンクにて保管されていたモルトウイスキーだそうです

アルコール度64%のカスクストレングスで、香りも大変力強いですね ややピート香、注いでしばらくすると強くなるカラメル香
  
少しひねたシェリー樽からくるようなゴムの感じと、香りの強い花のような臭い・・・あと試飲した人間共通の意見がイグサ、もしくは湿った畳の香りがする・・・ということでした 口に入れると高いアルコール感から酸を感じます また、渋さというかえぐみが舌に残る気もしました

かなり個性的・・・実際ネット上のブログなどにいくつかコメントがありましたが、苦手な方が多いみたいで結構酷評されていました けど、僕自身は嫌いじゃ無い感じです 

全く一緒なわけではないですが、昔出回っていたゴードン&マクファイルの長熟カスクストレングスに、なんとなく似たテイストがあったような気がします 
プルトニー?ある方はリトルミルのニュアンスを指摘されていました 確かにどちらも個性的で、好き嫌いの分かれるウイスキー達です

名実ともに正に珍品モルトですが、一度試していただく価値は十分ありますよ 頂き物なので、少しずつですがおすそ分けしますので、モルト好きの方、一言お声かけください
 

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インパクトありありの髑髏のテキーラ、KAH TEQUILA入荷しました ちょっと前から、日本には入ってきていたのですが、昨年メキシコで買ってきたテキーラのストックが結構あったので、仕入れようかどうしようかとずっと迷ってたんですが、こういうのに弱いタイプなんで・・・注文入れてしまいました

ハンドペインティングによって描かれたボトルデザインは、マヤやアステカの遺跡から出てきてもおかしくないような、ラテンアメリカの色彩の濃いもので、個人的にも好みです 

 白いのがブランコ、黄色がレポサドで55度、黒がアネホです レポサドはテキーラには珍しくカスクタイプで、スピリッツコンベンションでも入賞しています 

NOMは1472、蒸留所はFabrica de Tequilas Finos, S.A. De C.V.で、結構色々な種類をリリースしています
JAGATでも人気のあったピラミッドの形のテキーラ、SOL DIOS もここの蒸留所でした

この手のボトルには、見かけ倒しで味が期待できないものもたまにあるのですが、こちらはかなりの高品質なテキーラです ミラグロやドンフェルナンド、パトロンなどお好きな方には是非お試しいただきたいですね

ブランコ以外は試飲しましたが、他のプレミアムテキーラに遜色のない品のいいアガベの甘みと、とろっとした口当たりが最高です またレポサドはカスクですがアルコール感を強く感じるというよりも甘い香りと、ペッパーのニュアンスの余韻が舌に長く残って、いい味わいです

髑髏柄、というのはメキシコでは結構あるデザインで、怖いものというより、ポップに日常に根づいている感じがします

去年グアダラハラに着いたその日が"死者の日”というメキシコのお盆のような日で派手なガイコツ、ドクロのオブジェが町中に飾られてました このときの事はもうすぐアップするメキシコ旅行記vol.7、で書いてますので是非読んでみてください

ブランコ ¥1000 レポサド、アネホ ¥1200

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バーボンカスクのマッカランをご紹介します 

マッカランといえば、オロロソシェリーによるリッチな味わいが特徴で、蒸留所もシェリー熟成に拘っていることで知られています 

現在はファインオークという、シェリー樽のものとバーボン樽のヴァッティングのものがリリースされていますが、オフィシャルとしては一般的にシェリー樽の要素の強いお酒というのが、マッカランに対するイメージだと思います

ボトラーズからは、以前よりバーボンカスクによる熟成のものが割とリリースされていて特別珍しい訳ではないのですが、改めて飲んでみるとフレーバーの違いをはっきり感じることができますね

こちらのスコッツセレクションというボトラーズは、ずいぶん前から”銘酒事典”などでもボトラーズブランドとして掲載されているところですが、以外と物を見かけることが少ないです 北米向けの出荷がメインと聞いたこともありますが、どうなんでしょう

このボトルは結構前に購入したもので出番待ちでしたが、マッカランのボトラーズもので開いていたボトルが無くなったので持ってきました

1986年蒸留、2004年ボトリングです きれいな金色で飲む意欲を非常にそそります 麦芽のすっきり甘い香り、舌に残るスモーキーなフレーバーがいい感じですね 

マッカランがフルボディでリッチな高いポテンシャルを持った蒸留所だということが、シェリーに頼ったものだけで無いことがよくわかるウイスキーだと思います              ¥1200

*バーボンカスクのマッカランといえば、ハートブラザーズ マッカラン25年1972−1997も在庫あります
興味ある方はお試しください 

 


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