BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2012年08月

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アンダーソンバレーのラインナップの中、最もヘビーでアグレッシヴなビール

『アンダーソンバレー ホップアッタン インペリアル IPA』入荷しました

ホップたっぷりのIPA好きの方には、絶対のおすすめです

カリフォルニアの田舎町ブーンビルにあるアンダーソン・ヴァレー醸造所でつくられるIPAで、鹿の角が生えた熊がトレードマークらしくラベルに描かれています 

王冠の裏側に様々なメッセージが書かれていてこれは全部で100種類を超えるそうです 開けた際には王冠もお渡ししますので是非ご覧になってください

(インポーター資料より)

「IBU値 100とホップ狂は必飲のパワフル・ボディ!

フルボディで凝縮されたモルトのやや湿ったような深みとしっかりとした甘味を感じることができます

適度に広がるカーボネーションと共にややオイリーで芳醇なモルトの旨味とホップの苦み、ふわりと広がる
余韻はややドライな後味にかき消されていきます

カラメルや黒糖のような艶やかな甘さが最初に訪れ、その後から湿った森の緑、木の幹といった壮大なホップのアロマと収斂味、苦みが広がって行き、多彩に変化する味わいが楽しめます」

¥1150


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先週ご紹介したパッションフルーツ『指宿好香』のカクテル 、ご好評頂きましたので急遽親元に頼んでたっぷり送ってもらいました
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シーズン的にはそろそろ終わりとのことで、生産者をいくつも廻ってくれたみたいです・・・おかげで9月半ばまではお出しできると思います


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パッションフルーツの実をくり抜いてホワイトラム、少しのパッションフルーツのシロップと合わせてたっぷり冷やしてサーブします 量的にはショートとロングの間ぐらいでしょうか 剥く前からかなり強いエキゾチックな香りがしてなんともいえません また、種のぷちぷちとゼリー状の実のぷるぷるの部分の違う食感も楽しめて面白いカクテルだと思います 是非お試しください

¥900

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ブルイックラディの2005年頃?随分前にリリースされた3Dというシリーズの2nd エディションです

少し前にブルイックラディの"peat"が空きましたので、ピーティなラディということでストックルームから持ってきました

Moine Mhor(モニャボール)という不思議な名前が付いていますが、これはゲール語でビッグピートを意味するそうです ラベルや缶には燃えさかるピートの塊の写真があり、印象的です こういうセンスもブルイックラディの好きな所です
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3Dというシリーズは確かサードエディションまでリリースされたと思います 

3Dの意味するところは、

・3つの異なる時代の蒸留(1989年、1998年、2001年蒸留)
・3つの異なるピートレベル(5、25、40PPM)
・3つの異なる樽熟成(リフィルシェリー、リフィルバーボン、フレッシュバーボン樽)

ということで、3パターンの蒸留、熟成の原酒をヴァッティングすることで、様々な表情を感じられる仕上がりになっています 

リリース当時(2005年)ぐらい?は、ブルイックラディも再開後に蒸留した原酒は若いものばかりで、こういった前所有者の蒸留によるストックをヴァッティングしたり、後熟樽のヴァリエーションを変えてみたりと色々なスタイルのものがリリースされていました この3Dでは、ヘビーピートの2001年蒸留のものが、ジム・マッキューワンの手によるものです 

香りは全体に結構ピーティ そして塩っぽいです オイリーな舌触りと古めの原酒の影響かフルーティでパイナップルのような少し酸のある甘さ 飲み込んだ後は辛いスパイシーな感じが結構長く続きます プルトニーぽいという意見をどこかで見ましたが、確かに!塩を明確に感じつつオイリーな所は似ている気がしました

¥900


そういえば、ジャガトには90年初頭ごろ出回っていたブルイックラディ15年もまだ若干あります ピートはかなり弱めですが優しい塩っぽさと花のような香り、フルーティさが感じられるいいモルトウイスキーです こちらも気になる方是非お試しください ¥1200

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鹿児島の親元より、指宿産のフルーツ色々届きました 今回特に美味しかったのが指宿特産の『指宿好香』(イブスキスイコウ)というパッションフルーツ 画像はそれをカクテルにしたものです

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こんな感じ よく熟していますので、今まさに食べごろといった感じですね

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くりぬいてホワイトラム、パッションフルーツのシロップと合わせ良く冷やします 甘酸っぱくてとろっとした口当たりで美味しいですね トロトロのゼリー状の部分と種のプチプチ感を楽しめるパッションフルーツのカクテル、おすすめです あまり数は届いてないのでグランドメニューには載せるタイミングなさそう・・・なんでブログで見て、とおっしゃってください 好評でしたら改めて取り寄せようと思ってます

またこの他にも何種か送ってもらったんですが初めてみたのはこれ
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画像右は普通に美味しそうなアップルマンゴー で、左は?ビワかな?と思ったらこれも同じくアーウィン種のアップルマンゴーで、小さいまま熟したものらしく自然の産物の為収穫は不安定だそう 地元を中心に消費されてしまうのでそれ以外の地域では見かけないそうです

甘さは通常のマンゴーの2倍だとかで、早速試食してみましたが美味しい!芯のそばまで甘いアップルマンゴーでした 皮も手で剥けるので家なんかでビワやブドウを食べる感覚でいけます こちらはカクテルにというか、フルーツの盛り合わせや付け合わせなどでお出ししようと思います

どちらも美味しい鹿児島指宿産の完熟フルーツです 是非お試しください 

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アメリカ西海岸で高い人気を誇る醸造所の一つ、ロストコースト ブリュワリーのインパクトあるスタウトが入荷しました 

過去にもこちらのブルワリーのアイテムはいくつか仕入れたことがあるのですが入荷しないときは全然しないレアなビールが多く、今回こちらともう一種アレイキャットというエール、輸入されたということで急ぎ目に発注しました

エイトボール、ビリヤード好きな方はご存知だと思いますが黒色のボールです スタウトの黒に通じるからなんでしょうか?

また「Behind The Eight Ball」という表現が英語の言い回しであって「困った状況」とか「窮地に陥って」とかいう意味らしいんで、そんな状況の時この苦みの効いたスタウトを飲んで、打開してみたら・・・なんて意味があるのかも、と勝手に深読みしてみました 

で、「Behind The Eight Ball」なんて凝った表現、なんで僕なんかが知っているのかというと大好きなジャズのアルバムのタイトルだからなんです・・・

Baby-Face Willette


このアルバム、大好きなオルガン奏者のBaby-Face Willetteの "Behind The Eight Ball" 、内容もファンキーなソウルジャズで最高ですが、ジャケもかっこいいんです Baby-Face Willetteがエイトボールを狙ってるこのジャケット、昔スキャンしてTシャツにしたことがあるほど好きなジャケットです



で、YOU TUBE に音源あったんでのっけてみました・・・が、アナログレコから音とってるみたいで、音質かなり微妙です・・・ジャガトには、CDで置いてますし、Baby-Face Willetteの他の音源、ブルーノートのなんかもありますんで是非リクエストしてみてください また、YOU TUBEにもかなり音源あがってますんで聴いてみてくださいね クラブジャズ、アシッドジャズ好きな方にもかなりしっくりくるアーティストです

・・・と、かなりビールから話ずれましたんで味わいなどの御紹介、といってもまだ飲んでないんでインポーターさんの資料よりご紹介します

(インポーター資料より)

「ビリヤードのエイトボールがラベルデザインに採用され、まさにエイトボールの黒が示す通りの漆黒のスタウトです

最後に飲むべきビールの意味か、はたまた実力差を示す自信の表れか・・・
事実このスタウトはレイトビアやビアアドヴォケイトで高得点をマークしており、同ブリュワリーにおいては“落とすべき(飲むべき)ビール”であることは間違いありません 

よく焼いたトーストやナッツといった香ばしい香りが特徴的で、その他にダークチョコレート、コーヒーのロースティな香りなど、共通して“焦げ”に近いニュアンスを感じることが出来る、深みがあって男性的なスタウトです」



とのこと ちなみにレイトビア98ポイントというかなりの高評価です

今回も話がいろんな方向に飛んじゃいましたが、美味しいスタウト『ロストコースト エイトボール スタウト』飲みながら、いい感じのオルガンジャズ『Behind The Eight Ball』聴いて、ジャガトで過ごすという夜なんかもいいんじゃないかな、と思います ぜひどうぞ                             

¥950

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ボウモア “ダイナソー・シリーズ” 1999 12年 54.8%

男子心をくすぐる恐竜ラベルのボウモアが入荷しました

スリーリバースの新しいシリーズ、“ダイナソー・シリーズ” の第一弾で今回ラベルに選ばれたのは草食恐竜の中では最大級の30メートルもの体長をしていたといわれている、とても長い首が特徴の「サウロポセイドン」 です

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バーボンバレルで12年熟成 まだ開けてませんのでインポーターのテイスティングコメントを・・・

<インポーターのコメント>
香りはヨード香、スモーキー、レモン柑橘、パン生地 味はバニリンとモルティな甘み&爽やか柑橘、スモーキーと潮。フィニッシュはスモーキー&磯、クローブ 

麦芽感とスモークを強く感じるタイプではないでしょうか ストレートなアイラモルトがお好きな方には是非お勧めですよ 

ラベルのクールさ&割とリーズナブルだったこともあり、かなりすぐ酒屋さんから無くなったアイテムです  ぜひお試しください

¥1000



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夏らしい爽やかな香りの山羊乳チーズが入荷しました!

南仏、プロヴァンスから届いた新しい山羊乳チーズです

1984年より牧畜とともにチーズ製造をはじめたドンノー一家が、この地で育ったラべンダーを飾ってつくっています 

フレッシュな山羊乳の酸味、甘みを充分に味わうことができます 口の中に広がるラベンダーの香りと相まって心地よい酸味をゆっくりと感じることができます

名前の由来は古都シストロンの南にある礼拝堂とのこと  

熟成しすぎないぐらいでお出しします 爽やかな酸味と柔らかい甘みは暑い日にも美味しく味わえるチーズだと思います

小さめポーションの単品か、チーズ盛り合わせAまたはCにてサーブさせていただきます

真夏日の続くこんな時期に飲みたいお酒、結構あって例えばビールなら苦みの強いIPA、カクテルならモヒートやジントニック、でワイン系だと僕の場合なんといってもフィノ系のシェリーやマンサニージャなど・・・

実際この2,3日、毎日ラ・ヒターナ、ラギータやティオペペ飲みながら、今回ご紹介の『ラ・ヒターナ “エン・ラマ”』が届くのを待っていました

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この 『マンサニージャ ラ・ヒターナ エン・ラマ』は、無濾過でボトリングされる珍しいタイプのマンサニージャです
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通常市販されているシェリーはフィルターを使い濾過され瓶詰めされますが、この『マンサニージャ ラ・ヒターナ エン・ラマ』 は無濾過です ボデガでしか味わえない無濾過のシェリーということで楽しみな1本です

“エン・ラマ”とは「生」という意味で本来ならボデガでしか味わえないものだそう 通常のシェリーより酵母の香りを強く感じることができます 性質的に良く似ている日本酒にも無濾過のものが多く見られます 同じく酵母の香りを明確に感じる酒蔵にいるかのような香りを感じることができるんじゃないでしょうか

ただし、この『マンサニージャ ラ・ヒターナ エン・ラマ』 、無濾過ということもあり、出荷後早めに飲んだほうがいいようですし、開栓してもあまり時間を置かない方がいいようです

なので、今週金曜に開けて土曜日には開けてしまおうと思ってますので、興味のある方金、土にお越しください

1本のみなので是非という方には一杯分ずつの予約も受け付けてます メールか電話か来店時にどうぞ


 
イダルゴ社は1792年に、ホセ・パンタレオン・イダルゴ氏によってアンダルシアに設立されたスペインNo.1のシェリーメーカー 
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こちらが普段バルなんかで目にすることも多いフラッグシップのマンサニージャ 『ラ・ヒターナ』

実際昨年アンダルシアを旅した際、セビージャのサンタクルスなどでは結構頻繁にこの『ラ・ヒターナ』のラベルのデザインがバルの壁面を彩っているのを目にしました 画像はサンタクルスの迷路のような路地の中のバルの壁の『ラ・ヒターナ』
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ヒターナというのはジプシーの女性の事 スペインのジプシーの文化といえばフラメンコ スペイン、特にアンダルシアといえばフラメンコとすぐに連想するぐらい地域と密接に関わる文化です ジプシーの音楽、詳しくないのですが大好きで、一時良く作られたジプシー音楽が全編に流れる映画なども未だに見返すものも多くあります
クストリッツァの『黒猫・白猫』なんて最高ですね!チャボロ・シュミットの『らしい』演技の『僕のスイング』もチャボロの演奏シーン含めていい映画だと思います  

ヨーロッパ中にジプシー音楽と呼ばれるものはありますが、どれにも共通する物悲しいメロディと情熱的なリズムというものに惹かれます ジャンゴ、チャボロ・シュミット、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスなどはジャガトでもよくかけてますね 

セビリアでもフラメンコ酒場に行ったことがありますが、やはり他の国のジプシーの音楽とも共通するメランコリックで情熱的な音楽、踊りにはすごく惹かれました 
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正にラベルの『ラ・ヒターナ』といった風情のバイラオーラが素敵でした





夏は野菜が豊富に出回りますので、生で調理して、またこのピクルスのように保存食にと野菜を使ったあれこれが楽しい季節ですね

季節野菜を中心にスパイスしっかりめでつくるジャガトのピクルス、ピルスナーやIPA、ベルギーのエールなどにもよく合うとオーダー頂くことの多い一品です

今回はゴーヤ、枝豆、インゲン、ミョウガ、蓮根、胡瓜、ヤングコーンなど多めに入れてみました 枝豆は県産のものを使って初めてピクルスにしてみましたが美味しいですよ さすが枝豆、ビールによく合います 早速自宅でも作ってアテにして飲んでます 

ピクルスに使うワインの話・・・グラスで販売しているスパークリングワイン(主にスペインのカヴァのブリュットタイプになります)は一日、二日経つと泡が抜けてしまいますので、お出しできません そんなスパークリングワインをピクルスの仕込みに使っています 

ビネガー、スパークリングワイン、たっぷりのスパイスを使ってつくるジャガトのピクルス、かなり酸っぱめなので、夏バテ気味の体に結構効くんじゃないかと思います ぜひどうぞ 

¥630

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