BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2013年03月

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Chateau du Breuil Calvados "Fut N°156" 54,2 Degres - 12 years old

ジャガトで定番になっているカルバドス、『シャトー・ド・ブルイユ』のカスクストレングスですが10年近くお出ししていた『シャトー・ド・ブルイユ14年カスクストレングス』のリリースが無くなり、当店でもストックが終わりましたので最近リリースされたこちら『シャトー・ド・ブルイユ12年 カスクストレングス』をご紹介します

通常、樽出しでのボトリングのないカルバドスというお酒ですが、シャトー・ド・ブルイユでは以前よりこのカスクストレングスを定番化していて、ジャガトでもモルトウイスキーのカスクストレングスを好まれる方にもしっかりと原酒の旨みを知って頂くことのできるカルバドスとして重宝しています

AOCはカルバドスで最も良いとされる「ペイドージュ」のもの またカスクナンバー156のみから詰められた「シングルカスク」になります 

柔らかい柑橘系の香りや甘酸っぱい林檎の香り 樽出しだからでしょうか?樽香、少しエキゾチックなスパイス、複雑な香味の中に品いいあまさを感じます 強めのシガーとも相性良さそうです

 
シャトー・ド・ブルイユがこのシャトーで蒸留され始めたのは1954年とそう古くないのですが、先祖代々カルバドス造りに従事していた家系のフィリップ・ビゾアール氏が、このシャトーを買い取り、蒸留所として稼動を始めたそう 

シャトードブルイユが所有している林檎の木は約22000本で、厳しい選定のもとこの中より蒸留に使われる林檎を選びます

銅製の蒸留器で2回蒸留されたカルバドスはフレンチオークと呼ばれるリムーザンやトロンセのオーク樽に入れて17世紀に造られた敷地内の地下倉庫のセラーで熟成されるそう 湿度の高めの熟成環境がカルバドスにはいいようで、地下セラーが使われているのだと思われます

16世紀に建てられたお城まんまの蒸留所の写真を見ましたが、森に囲まれた正に中世のお城の雰囲気で素敵です ボルドーなど他の地域のシャトーとも違った風合いで興味深いです

これまで14年カスクを愛飲して頂いた方、カルバドスのお好きな方、興味をお持ちの方、どなたにもお勧めですので是非お試しください  ¥1200










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日本に於けるベルギービール専門店のパイオニアである、ブラッセルズの25周年を記念して特別に造られたベルギービール、『アルヴニール』の御紹介です

ジャガトでもよくご紹介することのあるデュポン醸造所、常に高品質のビールを造っています セゾンビールが特に有名ですね

名前は造語で、「Parvis パルヴィ(名):広場」と、Parvenir パルヴ二ール(動):たどり着く」 の2つの単語が使われています しかし「P」の代わりには「H」が使用されています この「H」は、ブラッセルズの創業者であり、ベルギービールの騎士(La Chevalerie du Fourquet desBrasseurs)にも認証されている、 故・芳賀紹八郎氏から取られています

氏の「ベルギービールの美味しさと、楽しみ方を広める場」でありたいとの思いから造られた、 ブラッセルズとデュポン醸造所の思いがたっぷりの詰まった作品です

「一杯目から楽しめるブラウン・ビール」をコンセプトに造られたビールだそうです チョコ、カカオの香りとエキゾチックなフルーツのフレーバーを楽しめる上質なベルギービールに仕上がっています 色調は濃いめですが飲みにくさの無いすっきりとフレーバーたっぷりのビールですよ







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最近大注目の『江丹別の青いチーズ』が入荷しました!

北海道旭川市江丹別の伊勢ファームでつくられる美味しいブルーチーズです 生産量も限られるため、予約待ちになることも多いこのチーズ、気になっていた方もいらっしゃったと思います

きれいにぎっしりと入った青カビとミルクのコクをしっかり感じ取れる美味しい青カビチーズ・・・今回初めて食べることができましたが個人的にも大好きな味わい!旨みたっぷりでワインはもちろん、ラタフィア、甘めのモルトウイスキー、マルティニークラムなど相性良さそうなお酒もいっぱいイメージできました  

以下はfermieさんのhpより 

「美しく入った青かび、ミルクの旨味とコク、香ばしい風味…他のどのチーズにも似ていない「江丹別の青いチーズ」は、JAL国際線ファーストクラス機内食に二度目の採用が決まり、メディアでも度々取り上げられ、全国にファンが広がっています

製法については、独学で、試行錯誤を繰り返してきました 朝晩搾ったミルクでそれぞれカード(凝乳)をつくってから、合わせて一つのチーズにすることで、搾りたてのミルクの質を劣化させない、また、カードの状態で一晩おくことで酵母や乳酸菌が働き、より個性的な味を引き出すというメリットがあります
江丹別の土地の恵みを、チーズという形で表現したいと、共働学舎新得農場とオーヴェルニュでチーズ作りを学んだ、伊勢昇平さんが夏冬の気温差が大きい江丹別は、ブルーチーズづくりに適していると考えつくりました」

『チーズの盛り合わせA またはC』、『ブルーチーズの盛り合わせ』などでお楽しみいただけます 是非どうぞ 

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90年代から2000年初めごろまで流通していた旧々ラベルの『マッカランカスク10年』です 数本ストックしていたものですが最後の一本が残り数杯となってしまいました

オークションでもまあまあ高額で落札されるこのマッカラン、一杯¥900という結構な値ごろ感でお出ししてましたのですが、残念ながら今週で無くなります

個人的にも大好きなシェリー感と樽出しのフルストレングスのちょい古マッカランです 瓶型もラベルも、そして味わいもこの頃のが落ち着きますね
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ご希望の方はお早めにどうぞ そして、この旧々マッカランの後にはストックしていた旧ボトルの『マッカランカスク10年』を開栓します
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こちらも既に終売、現行のオフィシャルの『マッカランカスクストレングス』は年数表記が消えています  また、最近のマッカラン全体の流れですが値段も以前の10年カスクより大幅に上がっていますし、また流通も常時潤沢にある感じでもないです 
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こちらもいいシェリー感、マッカラン本来のオロロソの風味がしっかり味わえる一本です 何本かストックありますのですぐには無くならないと思いますので、暫くはこちらの『旧マッカランカスク10年』をお楽しみください お値段もこのストックある限りは1杯¥900でお出しします  



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美味しいトマトが色々と出回る季節になりましたので

『3種のトマトのブラッディメアリ』

『3種のトマトのブラッディシーザー』

をおすすめカクテルではじめます

使うトマト、特にフルーツトマトはこれから時期に応じて銘柄は変わって行くと思いますが、今月は高知県日高村のシュガートマトをメインに使用する予定です

『3種のトマトのブラッディメアリ』は、高知の日高村のシュガートマト、県産のミディトマトをすりおろし、順造選の美味しいトマトジュースと合わせたブラッディメアリです

3種のトマトのブラッディシーザーはシュガートマト、ミディトマトのすりおろしに、モッツのクラマトジュース(ハマグリエキスやスパイスの入った旨辛トマトジュース)をえたもの

通常県産ミディトマトをご注文ごとすりおろして作るカクテルなのですが、この時期は同じお値段でフレッシュトマトの半分をシュガートマトに変えておつくりします

毎年この時期は、フルーツトマトをメインにお作りしていたのですが糖度が高めのフルーツトマトだけを使うよりもミディトマトと合わせたほうがブラッディメアリとしてのバランスがいいのかな、と考えて今年はこれでおつくりすることにしました

また通常と同じように岩塩をグラス半分にまぶし、仕上げに黒胡椒を挽き、お出ししています

お値段は通常のカクテルと同じ¥900になっております

個人的にも大好きなトマトのカクテル、メニューにはこの2種類ですがテキーラと合わせた『ストローハット』、ラムと合わせた『クバニート』、ピルスナーと合わせた『レッドアイ』、黒ビールと合わせた『ブラックアイ』など様々なお酒との組み合わせで楽しめますので、是非どうぞ

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久しぶりに入荷しました 桜の葉で包んだ山羊乳チーズ 『ラ・ロッサ』

正に桜餅の香りがして、日本人にはほっとする優しい味わい 好き嫌いの分かれやすいシェーブルタイプのチーズですがこちらの『ラ・ロッサ』は食べやすく美味しいおすすめのチーズです

個人的にも笹の葉で包んだ桜餅、柏餅、ちまきや柿の葉寿司など葉で包んだ食べ物は大好きでよく食べます 

チーズでもジャガトで定番の青カビチーズ『バルデオン』は楓の葉に包んで熟成されていますし、栗の葉で包んだ『バノン』などもよく入荷していました 『ラ・ロッサ』ももちろん個人的にも大好きなチーズです

そういえば、以前入荷した際には西伊豆の「オオシマザクラ」の塩漬けでくるんで作られていましたが、現在はイタリア、ピエモンテ産の桜の葉を使って作られているようです 

春の息吹を感じるようなこの時期にぴったりのチーズです 盛り合わせA、またはCでお楽しみいただけます 是非どうぞ


 

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今年も屋久島産のたんかんが送られてきました 色つやもきれいで香りも甘く、美味しいたんかんです

また昨年のよりも大ぶりでずしっと重みのある果実 

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たんかんはポンカンとネーブルオレンジの自然交配で生まれたタンゴールの一種らしく、柑橘系の果物の中では一番糖度が高いことが特徴 果汁にはみかんの約2倍のビタミンCが含まれているそうです

屋久島、奄美大島、沖縄などで作られています 奄美の黒糖焼酎をたんかんで割って飲んだことがありますが、柔らかい甘みで美味しかったです

ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、どのスピリッツとも相性ばっちりです また、ピーチリキュールやマンゴーリキュールと合わせても美味しいですよ 

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こちらは昨年おすすめでお出ししていた『屋久島たんかんのカクテル』 ウォッカベースでたんかんの甘みを充分味わって頂ける飲みやすいカクテルです これ以外にも様々な酒類との組み合わせでお試しください

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『スプリングバンク18年』
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『ロングロウ10年カスク』
スプリングバンク蒸留所は面白いリミテッドエディションを色々とリリースしてくれるので楽しみではあるのですが、それらのボトルではなかなかハウススタイルをしっかり感じてもらいにくいかと思います 

ので、現在リリースされているオフィシャルボトルの中で僕が最もスプリングバンク、ロングロウのスタイルが表れているなあ、と個人的に考えている2種をご紹介しようと思います
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『スプリングバンク18年』は、現在通常リリースされているものの中では最長の熟成年数 スプリングバンクは若めのものもより塩っぽさを感じて美味しいのですが、長熟のほうが個人的には好み・・・こちらの『スプリングバンク18年』も塩気と樽香、麦芽のバランスが素晴らしくボディもパワフルでリッチな美味しいキャンベルタウンモルトです

『スプリングバンク』、以前は21年ものが通常リリースされていて、これが大好きでした シェリーカスクの要素の強いフルボディで飲み応えのあるモルトウイスキーです 
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またローカルバーレー1966というキャンベルタウン産麦芽を使って作られた長熟物も素晴らしい出来でした こちらはバーボンカスクでの熟成 
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10年以上前、66年生まれの方が来店の度オーダー頂いていたのを思い出します たまにオークションで見ると超高額で落札されていますね 

21年、1966ローカルバーレー、一本ずつですが大事にストック中です 何かの機会に開栓したいと思います

他にも2000年ごろは35年、40年、50年といったリミテッドが出て勿論めちゃめちゃ高かったので仕入れられず、少ーしずつテイスティングさせていただいただけの経験しか無いのですがめちゃくちゃ感動する仕上がりでしたね

以前ウイスキーマガジンのセミナーで聞いた話では値段が極端に下がるのを防ぐために生産調整をかなり計画的に行っているようで長熟のものが暫く品薄なのは、この辺りの影響だと思います 『スプリングバンク18年』も限定販売としている資料もありますので、そのうち流通が途絶える可能性もあるかもしれません

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こちらの『ロングロウ10年カスク』は逆に若くてピーティーなカスクストレングスタイプのもの

『ロングロウ』は今みたいにアイラ以外の蒸留所でもヘビーピートのものをつくる傾向が流行る前からピートを強く焚きこんだつくりにこだわっていました 最近は樽づかいにこだわったものも様々リリースしていますが、個人的にはこの『ロングロウ10年カスク』が一番『ロングロウ』らしい厚み、ピーティさ、オレンジのような香りをしっかり味わえるんじゃないかと思います 

どちらも栓を開けると素晴らしいウイスキーの香りを感じて、いつまでも嗅いでいたくなるようなモルトウイスキーですよ

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鹿児島から初めて見るデコポンが届きました 

『大将季』(だいまさき)というデコポンの新品種で2006年08月22日に品種登録された新しい品種だそう

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大振りで実が柔らかく果実が赤いのが特徴だそうです ずしっとした重みがある果実 かなり果汁が搾れそうです

デコポンは見た目も可愛く、甘みがあって美味しいのでこの時期『和柑橘のカクテル』の材料としてよく使いますし、個人的にも好きな和柑橘の一つ

この『大将季』もジンやラム、テキーラ、ピーチリキュールやアプリコット、マンゴスティンリキュールなど柑橘に合う酒類と相性良さそうですので、そういった感じでお勧めしたいと思います





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