BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2013年05月

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『余市』のご紹介が続いて、記事アップ遅くなりましたが今月初めには届いていた 『シングルカスク宮城峡2001』のご紹介


しっかりシェリーの宮城峡のシングルカスクです

ニッカの宮城峡は国産モルトウイスキーの中ではあまり馴染みのないものかもしれません 余市に続くニッカの蒸留所として操業、モルトウイスキーだけではなくカフェ式蒸留器による多彩な味わいのグレーンウイスキーの生産もしています

今回の『シングルカスク宮城峡2001』はノンピート麦芽を原料にしっかりとしたシェリー香を感じる飲み応えある仕上がりになっています 

ニッカオフィシャルのテイスティングノートはこちら

『色 やや赤みがかかった琥珀色

香 り 熟した果実を思わせる、スイートでおだやかなシェリー香 アンズ、プラム フルーティでクリーミーな樽の熟成香

味わい ほのかに甘く、ややドライな口当たり 甘酸っぱく、ややビターなコク

余韻 軽快なフィニッシュ フルーティな戻り香』

僕の試飲の感想を・・・開栓してすぐにはスペイサイドのシェリー樽熟成のものに見られるゴムや硫黄、古い皮の香りを感じました この香りは苦手な方、結構いらっしゃいますが僕は常温でストレートで飲む場合なら、割と嗅いでいたい香り 懐かしさも個人的には感じます また開栓してすぐこういった香りは強く感じがちですが時間が経つとあまり感じなくなったりしますので、開栓したての頃と少し後では表情も変わってくると思います ただ、氷を入れたり水で割るとこの硫黄ぽさや渋みが前に出て飲みにくくなるタイプですね ストレートで飲むのが一番美味しく飲めると思います 少し前のマッカランにもよく言われていた香りで、シェリー樽の殺菌の際に出る香りだと言われていましたがどうなんでしょうか?ノンピートの分、よりシェリー香を感じるのかも 12年(13年弱)の熟成なのですが甘みのある熟成感があります 酸味のあるフルーツ系、カシスジャムぽい?の味わいと甘み、少し渋さも レーズン、クランベリーのドライフルーツなどの凝縮感、濃い色の蜂蜜にも似た苦さを含む甘さ ボディのしっかりしたシェリーカスクらしい要素たっぷりの甘さ、ビター両方味わえるいい仕上がりになっています
宮城峡のフローラルなハウススタイルも香りの奥に感じますが、全体的にやはりシェリーが支配している感じ、美味しいです 

グラスに入れ、暫く経つとより蜂蜜とレーズンが強く香ります ボディしっかりのスペイ系モルトがお好きな方にはピッタリだと思います 早速お出ししたスペイモルト好きのお客様もかなり気に入られてその場でニッカのオンラインショップから注文されていました

国産ウイスキーのご紹介、特にニッカウイスキーのリミテッドのご紹介が続きましたが、どれも本当におすすめ 国産ウイスキーのポテンシャルの高さは特に近年強く感じます 相対的な意味も少し含みますが…


61%とハイプルーフですが、シェリーカスク好きの方、ジャパニーズウイスキーファンの方などなど、皆様是非お試しください      ¥1500

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余市蒸留所にて限定で販売されている『シングルモルト余市12年』、味わいのタイプごとに3種リリースされている興味深い趣向のものです

様々な味わいの原酒をつくりわけ、ブレンダーの手によってそれを『余市シングルモルト』や『竹鶴』、ニッカの様々なブレンドウイスキーなどに組み合わせていくわけですが、その味わい、方向性の中から3パターンをより特徴的なままボトリングしたのがこちら,蒸留所限定『シングルモルト余市12年』


小さいサイズですが3種購入しましたのでご紹介

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『シェリー&スイート』

シェリー樽仕上げによる甘さ、樽香、レーズンの果実香、カカオの香ばしさ、樽由来のほろ苦さと焦がしたパンのようなコク


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『ピーティ&ソルティ』

スモーキーさ、燻製、潮の香り、底に感じられる甘さとオレンジ系の香り、重厚な果実と樽の甘さにかすかな塩味

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『ウッディ&バニラ』

豊かな樽香と甘いバニラの風味 チョコレート、果実香 濃厚で滑らかなバニラの甘さと軽い苦み 樽の味わいと穏やかなピートの余韻

それぞれに興味深い仕上がりです 1つの蒸留所で様々な味わいを作り分けなければいけない日本の蒸留所
ならではの面白さ、また完成度の高さがしっかり味わえます

ハーフでのテイスティングもできますので飲み比べなどいかがでしょうか?別記事でご紹介の『シングルカフェグレーン12年』と併せてもお楽しみいただけますよ

¥1200 ハーフ¥600


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また、こちらは少しレアな昔の『ウッディ&バニラ』確か、『ウイスキーワールド』の創刊当初の企画で貰った気がします
ので、八年ほど前に販売されていたものですね 何となくストックしていたものですが、この機会に開栓します

ラベルもいかにも蒸留所限定といった風合いでいい感じ

現在のものと飲み比べてみても面白いと思いますよ こちらもハーフでも承ります ぜひどうぞ

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蒸留所限定で販売されている『シングルカフェグレーン12年』です 

『カフェ式連続式蒸留器』はニッカの宮城峡蒸留所で使われています

こちらの商品は余市及び宮城峡蒸留所での販売ということでラインナップされています

竹鶴のこだわりで導入された『カフェ式連続式蒸留器』、日本で唯一、スコットランドでも10基も現存してないそうです 伝統的な蒸溜機で、他の連続式蒸溜機に比べて蒸溜効率がよくない反面、穀物由来の香味を残す風味豊かなグレーンウイスキーを生み出すのが特徴 実際、効率的な連続蒸留器のグレーンよりはるかに味わい深い旨みのあるウイスキーに仕上がります 


一般販売としては『ニッカ カフェグレーン』という45度詰めのものが1年前にヨーロッパ向けに販売開始されていましたが、ちょうど6月より日本国内でもこちらの45度詰めの『ニッカ カフェグレーン』が販売されるそうです 

なので、今後はカフェグレーン、グレーンウイスキーに対して興味を持たれる方も増えるんじゃないでしょうか?

こちらの『シングルカフェグレーン12年』は12年熟成の55度詰めでボトリングされてますので、一般販売の『ニッカ カフェグレーン』よりも、より飲みごたえのある熟成感を味わえるものになっています

樽由来のバニラ香、滑らかな口当たり、バナナの甘さとタンニン、カフェ式蒸留器による美味しいグレーンウイスキーです ハーフでのテイスティングもできますので他のニッカウヰスキーなどと飲み比べしてみてはいかがでしょうか?  

¥1200 ハーフ¥600




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ニッカウヰスキー 余市蒸留所内で販売されている原酒 シングルカスクのラインナップご紹介です 

5年ものから25年ものまで5年単位でボトリングされています シングルカスクなので販売される時期により樽番も違いますので当然味の違いもあり、モルト好きの方にはかなり楽しめるシリーズだと思います

個人的にもお土産などでこれまでいくつか頂きましたが、毎回バッチが違いかなり味の方向性の違いがあり面白く飲んでます 

無料ではテイスティングは出来ませんでしたが香りのサンプリングをとれる場所があり、結果こちらの3種を購入しました

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まずは10年 シングルカスク 樽番407468 59% こちらは新樽を使用 樽由来のウッディーな香り、バニラ、麦芽感を楽しめます やはり新樽ならではの樽香を強く感じますが飲みこむとタンニンだけではない甘い質感が心地いいです ¥1400 ハーフ¥700

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15年シングルカスク 樽番412195 59%  シェリーカスクでの熟成 ボディがよりしっかりとしています ねっとりとした飲後感とレーズン、ベリー系のドライフルーツの甘さの残る酸味が特徴的 鼻をくすぐる甘苦い香りが個人的には大好きです ¥2000 ハーフ¥1000

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20年熟成シングルカスク 樽番100242 59% こちらも新樽使用ですが10年カスクと比べると、より熟成感も強まりバニラの甘い芳香がかなり強く感じます またピートをしっかりと感じるのも特徴的で甘い熟成感の中にスモークがしっかりと主張するタイプ 貫禄ある素晴らしい仕上がりのモルトウイスキーです  ¥2500 ハーフ¥1250

フルボディで余韻の長い余市の魅力プラス樽の影響とカスクストレングスのパワフルな味わいでどれも非常に美味です 改めて余市の旨さを再確認しました 

ハーフショットでもご提供できます 同時に飲み比べ頂いても楽しめると思いますので是非、余市の魅力お楽しみください

前回に続き、仕入れてきた北海道産のチーズの御紹介です

今回はブルーチーズを2種

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まずはニセコチーズ工房のブルー 『二世古 空【ku:】』です 

「おいしい水100選」にも選ばれるニセコ連山の美味しい水を飲んで育った牛から搾る牛乳でつくられるブルーチーズ

フランスの青カビ、ブルードジェクスタイプで製造されています それほど強い青カビの風味はなく柔らかい風味、ほっこりとしたセミハードの食感のナッティなブルーチーズです 表皮のしっかりした国産ではあまりないタイプのブルーですが食べやすいタイプなのでどなたにもお勧めできます

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そして『江丹別の青いチーズ』

こちらは先月ご紹介した個人的にも大満足のブルーチーズ 

詳しくは前回記事『江丹別の青いチーズ入荷しました』をご覧ください

結構入手しにくいイメージでしたがさすが現地のチーズショップ、いい状態でたくさん並んでました また前日訪れたバーでは通常より熟成の進んだものを頂きましたがさらにねっとりと旨みを増して美味しく頂きました

青カビのしっかり入った見た目をいい意味で裏切るミルク感たっぷりの味わいはハードリカーにもラタフィアや甘めのリキュールにもぴったりです  


『チーズの盛り合わせ』またはストックある限り『道産チーズの盛り合わせ』でどうぞ


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『シオ』というカチカチの不思議なチーズ アンジュ・ド・フロマージュという造り手のものです

購入元のサイトにも資料が無く、生産者のサイトにも掲載を確認できなかった謎のチーズ『シオ』

調べてみたところ、熟成前のグリーンチーズを乾燥、飽和塩水に漬けて造ったものだそう 

水分の無い乾燥したチーズ まるで岩塩の結晶そのままといった感じです そのまま食べるというよりは野菜スティックのディップにいいかも ナイフで削るとぼろぼろと崩れますのでその欠片をなめながら酒を飲むのもいい感じです

個人的にはかなり新鮮な食感でした  チーズの旨みの詰まった塩?ミネラル感たっぷりなチーズです

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こちらは北海道亀田郡山田牧場の『山羊のチーズ 』

共働学舎新得農場でチーズ造りをしていた山田さんの手によってつくられる『山羊のチーズ』

爽やかな酸味でさっぱりしてますがこくのある山羊乳の魅力の詰まったチーズです

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『酪佳 スモーク

本業は高級ブランド大根「百姓物語」を作る大根農家をしている野矢さんが冬の農閑期にだけチーズ造りをしている「さらべつチーズ工房」で生産されるハードタイプのスモーク

造るチーズはこちらの熟成タイプの「酪佳」のみだそう

乳酸菌も自分で造るとのことで旨みの凝縮した食べ応えのあるスモークチーズです もちろんモルトウイスキー、その他しっかりめハードリカーと合わせて間違いない味わいです


どれも『チーズの盛り合わせ』または『道産チーズの盛り合わせ』にてどうぞ



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買いこんできた北海道産チーズの中からまずは共働学舎新得農場の『さくら』『シントコ』のご紹介です

北海道上川郡新得町にある北海道のフェルミエチーズの先駆けである共働学舎新得農場では、チーズ作りに向いていると言われるブラウンスイス種の乳でチーズ作りをしています

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まずは『さくら』 テレビなどメディアでも度々取り上げられているそうでご存知の方も多いかもしれません

さくらの花の載った春らしいチーズ 見た目は「カマンベールチーズ」に似ていますが、白カビで作るのではなく味噌などに使われる酵母を使用してつくられるそう 「ふわふわ」とした食感の表皮と桜の香りが楽しめる愛らしいチーズです  『山のチーズオリンピック』での金メダル受賞など世界的にも評価の高いチーズです

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こちらはいかにも山のチーズ、といった感じのハードタイプ『シントコ』

牛の放牧期である6月〜10月に製造される季節限定のチーズを10ヶ月以上熟成したもの

放牧乳特有の濃いクリーム色と香り高い味わいが特徴、旨みの凝縮したかめばかむほど・・・な大好きなタイプのハード系です 

どちらも、各『チーズの盛り合わせ』、またはストックあるうちは『北海道産チーズの盛り合わせ』としてもお楽しみいただけます ぜひお試しください


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最近特に個人的にも注目している北海道産のチーズ 江丹別の青いチーズや白糠のロビオーラなどお客様にも好評なものも多く、今回札幌の道産チーズの専門ショップで色々買って来ました

札幌のバーでも、道産チーズを数多く揃えていらっしゃるところがあり(カクテルも素晴らしかったですが)大変美味しく頂きました

各詳細は明日以降で徐々に…

チーズ盛り合わせの中に盛り込むか、ストックあるうちは『道産チーズの盛り合わせ』というオーダーも可能です

季節ものの『さくら』などもありますよ

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昨日、小樽からバスに乗って、余市蒸留所へ行って来ました

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世界的にも珍しい石炭直火での蒸留の真っ最中 しめ縄の巻かれた和の佇まいのポットスティル


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博物館にあるニッカ第一号ウイスキー
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山崎、余市などを立ち上げる際の竹鶴氏の作成した資料やメモなど 文化遺産とも言っていいんじゃないでしょうか?

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第一号熟成庫

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パスポートなど
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古いスコットランドの蒸留所マップ
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今はなき蒸留所もありますが、現存し愛飲している蒸留所もたくさんのっていて歴史の積み重ねを強く感じました
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貫禄たっぷりのポットスティルとニッカのトレードマーク

移設され保存された竹鶴とリタさんの住居、当時の事務所など『ヒゲのウイスキー誕生す』に出てくるエピソードの情景がそのまま浮かんでくる広い蒸留所内をぶらぶら歩くのは楽しくて試飲も含めて4時間ほどたっぷりぶらぶらしました


また余市へ行く際楽しみにしてたのが、行かれた事のある方はご存知だと思いますが、蒸留所そばの『柿崎商店』の食堂
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ビールやりながらウニ丼やツブの刺身、北寄やイカを焼いたのなど 蒸留所行く前、行った後、二回いって大満喫

余市蒸留所の話は近々もう一度ちゃんとブログにします とりあえずの報告でした


いつもジャガトカーナをご利用の皆様、ありがとうございます

勝手ながら本日5月20日(月)、21日(火)は店休日とさせて頂きます

また、5月22日(水)も定時より遅いオープンの予定です お越しの際はご連絡頂けると助かります

ちょこっと旅行の予定です

どこに行くかのヒントはこちら
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お判りの方も多いと思いますが、あの蒸留所に行って来ます

時間できれば&酔っ払ってなければブログもアップしますね








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少し前にご紹介した『ラグニタス ア リトル サンピン ワイルド エール』も好評であっという間に無くなりましたが、今回このラグニタスブルワリーの限定醸造エール、創設を記念するアニバーサリーエール 『ラグニタス ラッキー13』入荷しました

『ラグニタス ア リトル サンピン ワイルド エール』同様、なかなかの限定品で今回初めての入荷です

ロカビリーや50’sのポスターのような雰囲気のラベルもかっこいいですね 

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ホップ強めの仕上がりで、ゴールデンエールというもののIPAに近い感じ IPAから感じるグレープフルーツピールやオレンジピールなど柑橘系のフレッシュなフレーバーを感じますが、蜂蜜香のまったりと甘い香りもあります

レイト ビアのポイントも『ラグニタス ア リトル サンピン ワイルド エール』同様98 ポイント

4本入荷のうち、2本予約済みのため後2本しか在庫が無く、少々高めにはなるのですがアメリカンクラフトビアラバーの方、是非どうぞ! 650ml 8.8% ¥2600

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いつも面白い試みで楽しませてくれる『ブリュードッグ』がアメリカのメリーランド州にある人気ブルワリー『フライングドッグ』とのドッグ対決でつくった世界でも類を見ないゼロIBUのIPAとのこと 

IPAがIPAたる所以はホップの強さによるところが大きいと思っていたのでノンホップのIPAが存在することにまずびっくりしました

『インドへ運ぶ際、劣化を防ぐ目的で通常のペールエールよりホップを強く投入し、つくられたビール 結果的に苦みとフルーティーな香りを強く感じるビールになった・・・』

こんな感じでIPAを理解してまして、今回色々調べてみましたが未だあまり判りません IBU値が0のIPAってありなんですかね?そんな不思議な(僕が勉強不足なだけでしょうが・・・)ビールです

ノンホップIPAということでIPAでありながらホップを一切使用せず、代用としてスペアミント、月桂樹、ローズマリー、杜松の実、エルダーフラワーを使用しているそう

ルビーアンバーの色合いでやはりハーブの複雑な香りを強く感じます 蜂蜜、シナモン、キャラメル、ジンジャーなどの甘くスパイシーな味わいとハーブの爽快感という興味深い1本です  少量在庫ですのでお早めにどうぞ

¥1100 


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少し前にご紹介した『ワールドワンダーズ キャパドニック20年1992』      

と同時に入荷していた『ワールドワンダーズ アベラワー18年1994』です


モリソン&マッカイの『ワールドワンダーズ』というシリーズからのリリース

元モリソン・ボウモアの取締役のブライアン・モリソンと、スコティッシュ・リキュール・センターのマネージングディレクターで「キーパー・オブ・ザ・クエイク」の称号を持つケニー・マッカイが設立したボトラーズ、モリソン&マッカイがプレミアムレンジということでリリースしているらしい『ワールドワンダーズ』

1つ以外は現存しない古代の建造物7つをラベルのモチーフにしたなかなかコレクション心をそそるアイテムです
 
この『ワールドワンダーズ アベラワー18年1994』のラベルはアレクサンドリアの大灯台

アレクサンドリアの大灯台(アレクサンドリアのだいとうだい、Lighthouse of Alexandria)は、紀元前3世紀頃にエジプトのアレクサンドリア湾岸のファロス島に建造された灯台ですね 

アレクサンドリア港の一方の端に人工の埋め立てにより出来上がった半島の突端にあった小さな島に造られたこの大灯台、14世紀に地震により崩落したそうですがかなり長く存在したんですね 

プトレマイオス朝の初期の建造と考えるとすごいですね クレオパトラやローマを巡る色々なエピソードにも登場してました

・・・ラベルの話が長くなりましたので中身の話に戻ります

アベラワーは香りの良い、ジャガトでも人気のスペイサイドモルト 特に樽出しのアブナック(アブーナ)というレンジが人気です また、シェリー樽との相性が良いため良いシェリーカスクのバージョンもオフィシャルからは良くリリースされています 今回のボトルはバーボン樽熟成のため、これまでオフィシャルでの味わいを楽しんで頂いた方にも面白く飲んでいただけるんじゃないでしょうか? 

以下インポーター資料よりテイスティングノートなど・・・

『フランスで圧倒的な人気を持ち、世界でも第7位の売り上げ誇る絶頂のスペイサイドモルト バーボン樽様の香りで、バニラ、ウッドに始まり、タバコ、ラズベリージャム、桃皮、みかんの缶詰、そしてマイナスイオンたっぷりの森林 味はラズベリージャム、チェリーガム、ライチ、バニラにウッドの重みと焼きたてのパンにグレープフルーツのわたの苦味が上あごをくすぐります』

甘くスモーキーで、フルーティなイメージですね 是非お試しください ¥1200

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口当たりの滑らかで美味しい白カビ『ブリヤ・サヴァラン』を4週間熟成させた『ブリヤ サヴァラン アフィネ デュラン社』が入荷しました

 「さわやかな酸味と滑らかな口溶けが高名な美食家の名を冠し、世界的な人気を博した「ブリヤ・サヴァラン」を4週間熟成させて造られています やわらかな薄い白カビに覆われ、クリームを添加した中の生地は非常に口溶け滑らかです デュラン社のものは、コクのある深い味わいが特徴」(フェルミエhpより)

ブルゴーニュ コートドールでつくられるこの白カビチーズ、個性的ではありますが決して食べにくいチーズでは無いです

『チーズの盛り合わせA、C』はもちろん『チーズの盛り合わせB』(食べやすいチーズの盛り合わせ)にてもサーブさせて頂きますので是非お楽しみください

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以前の記事、2000年スコットランド蒸留所巡り覚書 VOL.8”インバネスからオーバンまで南下”で少しご紹介したベン・ネヴィス蒸留所の少しだけレアなストックボトルを持ってきました 

Ben Nevis 1996 / 12 Year Old / TKS / Bourbon Cask Finish

スウェーデンのウイスキーソサエティのために蒸留所がボトリングしたオフィシャルボトル扱いになるようです いくつかボトルについての説明など訳して調べてみたんですがちょっと判り難いです・・・

なんとなくの理解した感じです もともと1996年に蒸留し、バーボンバレルで熟成していたものを2006年にアメリカから輸入したフレッシュなバーボンカスクで2年半詰め替えて更に熟成させた、ということでいいんでしょうか?もし詳細ご存知の方いらっしゃったら教えてください 

ラベルには通常のオフィシャルボトルと同じベンネヴィス山が・・・ブログに載せた写真の角度と同じ感じかな?それを更に後ろから捉えた感じですかね
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この山の麓でハイランド牛が泰然と草をはむ風景がかなり印象に残っています
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カスクストレングスで56.8% フレッシュバーボンカスクによるフィニッシュが、どう影響を与えているのか気になります 
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ベン・ネヴィス オフィシャル10年46度もございますので、こちらと同時にテイスティングされても面白いかと思います  


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山崎のリミテッドエディション

『山崎ヘビリーピーテッド 2013』が入荷しました

山崎のリミテッドはこれまでミズナラ、シェリーカスク、パンチョン、バーボンバレルなど様々リリースされてきました 

白州のリミテッドでは3年ほど前からピーテッドモルトがリリースされていましたが、山崎蒸留所からはシングルカスクのリリース以外では初めてではないでしょうか?

 ヘビリーピーテッドとはいっても『アードベッグ スーパーノヴァ』のような超へヴィーなものではなく、程よい甘み、厚みの中にスモーキーなフレーバーをしっかり感じることのできるウイスキーに仕上がっています

以前も書きましたが僕はこの『山崎蒸留所』の麓にある幼稚園に通っていたので、『山崎』は日本のウイスキーの中でも特に思い入れのあるものです 

レギュラーリリースの山崎、『山崎12年』や『山崎18年』の味のニュアンスの中ではやはり上質のシェリー香を感じる部分が大好きなのですが、スモークもその中で控えめながらも主張していて、そこが『山崎』の魅力になっていると思います 

そのスモーク、ピーティな部分をよりはっきり味わえるリミテッド『山崎ヘビリーピーテッド 2013』、3500本限定ということですがやはり興味を持たれる方も多くネットショップではどこも完売みたいです ですが、こういったリミテッドは意外と地元の酒屋さんでひっそり残ってることもありますので、欲しい方は探してみては・・・僕も今日近所の酒屋さんで三本ほど見つけましたよ

いつもと違う表情の『山崎』 是非お楽しみください    

¥1400

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