BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2013年09月

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1651年より醸造しているスターケンズ醸造所がつくる、アルコール度数7.6%のトリプルタイプのビールです

注いでみると、泡立ちが非常によく色は濁りのある黄色、口に含むと、甘草の様なハーブ、強めのアルコール感が特徴的です

アロマは、ハーブやかすかにレモンの様な香り、飲んでみると炭酸ガスが強め、ハーブの様な風味に穀物の様なモルト、後味にかけて強めのアルコール感、渋めのホップ風味も残ります

複雑過ぎない味なのでその分アルコール感が目立ちがちですが、意外にもスルスルと飲めてしまうビールだと思います (輸入元資料より)

まだまだ暑い日が続き、濃厚なベルギーエールよりもこういったタイプのものが欲しくなる時期です 喉越しよく飲みごたえもあるアビーたいぷのこちら、おすすめですよ

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ルスタウのクリームシェリー 『エミリオ・ルスタウ・イースト・インディア・ソレラ・シェリー』の御紹介です 

熟成した辛口のオロロソと甘口のペドロ・ヒメネスのワインをブレンドし、アメリカン・オーク樽で1年間熟成してから瓶詰めしたもので、滑らかな口当たりと複雑な味わいが特徴です 『イースト・インディア・という名前は、東インド株式会社が16世紀の大航海時代、東インドの長い航海で東洋まで運んだシェリーが売れずに持ち帰った際、熱帯での長い航海で熟成が進み、美味しくなったことから珍重されるようになり、その味わいを再現するために熟成庫の温度を上げ樽を揺らし、大航海時代の熟成を再現したものだそう

干し葡萄、オレンジピールの砂糖漬け、ナッツを感じられるデザートシェリーです 食後や寝る前の一杯としておすすめですよ

エミリオ・ルスタウ社はへレスの市街地からほど近い場所にあるボデガ へレスに立ち寄った際、訪れることは出来たのですが蔵の中は完全予約制での案内との事で、外からうろうろ見るだけでした

その時あげたブログ『ルスタウ』カテゴリ:スペインetcからアップしてます

個人的にも好きなボデガで興味深いシェリーをたくさんリリースしています 特にアルマセニスタシリーズはシェリーを知りはじめた頃の僕にとってほんとにいい教科書でした なので、これまでもジャガトでは多くのルスタウのシェリーを扱ってきました

そのエミリオ・ルスタウの中でも人気のあるこちら『エミリオ・ルスタウ・イースト・インディア・ソレラ・シェリー』是非お試しください 


 


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ストックルームからアイリッシュウイスキー『ナッポーグキャッスル1992』を持ってきました

ナッポーグキャッスルはキャッスル・ブランズ社が1990年から始めた、ヴィンテージ・アイリッシュ・シングルモルト・シリーズで、1995のヴィンテージまでは見たことがありますが最近はリリースがあるのでしょうか?

と、思って検索するとオフィシャルサイトがありました 1995以降は主に12年、16年ものとしてヴィンテージ入りでリリースしているみたいです やはり北米マーケットに積極的に販売しているようですね

この1992ビンテージを含めリリースしたもの全てのテイスティングノートがありましたので見てみました

翻訳サイトを頼りにしながらですが、1992ビンテージにはドライなシリアルの香りとオイリーさ、タバコの葉のようなスモーキーさがうと書かれています また味わいは甘くシリアルのよう、フィニッシュはオイリーで長く、1991よりも複雑なストラクチャーがあるということ ノンピートということなので、アイリッシュらしいオイリーさと麦芽感がよく味わえるんじゃないかと思います  

ところで、原酒はブッシュミルズ蒸留所のものと書かれた資料が多いのですが、実際はクーリー蒸留所のものだと思われます ウイスキーマガジンの古い記事(日本版が出ていなかった頃)のものに、1990、92,92のビンテージはクーリーのものと書かれていましたので

ブッシュミルの原酒というのは、1987年にボトリングされた1951年蒸留の36年もののナッポーグキャッスルのことを指すと思われます これだけ特別な樽だったようで、これもウイスキーマガジンに書かれていましたが1992発売当時の社長マーク・アンドリュースの父親が元々アイリッシュウイスキーの買い付けをしていて、1951はその頃に父親が買いこんでいた樽だそう 飲んだことが無いのですがさぞかし美味しいアイリッシュウイスキーなんだと思います 

名前の由来となっているナッポーグ城も、1930年代に荒れ果てていた城を父親が購入したものだそうで、ナッポーグキャッスルは買い付けた樽を城内で熟成させている、といった話も聞いたことがあります

お城で熟成させたウイスキー、というのもなかなか無いものなので面白いですね
 
箱ごとストックしていたので今気づきましたが肩に金メダルがかかっていました food&wine magazineのスピリッツオブザイヤーと書かれている結構しっかりめのメダルです

有名銘柄以外のアイリッシュウイスキーは意外と普段飲むタイミングが無かったりしますが、こちらおすすめですので是非お試しください ¥1000



 

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カリフォルニア州 サンディエゴにあるコロナドという離れ小島

『ホテル デル コロナド』という高級リゾートホテルがある島でサンディエゴの観光スポットとしても有名だそう

そのコロナド島のマイクロブルワリーでつくられたベルギーのウィットタイプのビールです

“レストランとして営業している施設内で醸造所も稼働しているようですね

オレンジピール、コリアンダーを使用するのはベルギー小麦ビールと同様 そしてオレンジの花の蜜も使われています 名前の『オレンジ アヴェニュー』からイメージするように色合いもオレンジゴールド、香りもオレンジの香りたっぷりの爽やかな仕上がりです 味わいはオレンジフレーバーだけでなくモルトの香ばしさ、ホップの苦みもしっかり感じ取れ飲み応えもあります

ヒューガルデン、ヴェデットなどベルジャンウィットが好みの方におすすめですよ

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ストック、というか仕舞いこんで出すタイミングのがしていたスコッチ文化研究所の創立記念ボトル『ボウモア1989』ですが、レアめなボウモアをご希望のお客様に、ということで先日開栓しました

200mlの小容量のもので同時にプルトニーとあと何か?アベラワーだったかな?の3種販売されたと思います フルボトルでの販売もあった気がしますね 

確か『土屋守 The Single Cask Collection』というボトルでアランジャパンから出ていたものと中身が同じだったと思うんですが、多分予算都合でちっさいのしか買えなかったのかな?それにもっと種類も出てたかも・・・10年以上前の話で記憶が微妙ですね  2000年ボトリングだった思いますが、『土屋守 The Single Cask Collection』のものはいくつも飲みましたがどれも美味しいいい仕上がりのものでした

手作り感たっぷりのカラーコピー的なラベルに土屋守さんのサインの入った記念ボトル 開けるタイミングも考えないまま、店の方のストックエリアに仕舞い込んでいたものです

未開栓で試飲もしてなかったので今回僕も初飲みでしたが、素晴らしい出来ですね 肉厚でボリューミー、香りはフローラルな中にスモーキーさ、熟成も若めのはずですが樽のフレーバーもしっかりと感じます 甘く少しオイリーでクラシックに旨いボウモアです  

あと5杯ほどお取りできるかな?という感じです 興味のある方はぜひどうぞ 

¥1500  

フェルミエさんから今月もチーズ届いてます 

中からシェーブル(山羊乳)チーズ、フランス シャラント産とイタリア ピエモンテ産の2種ご紹介します


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まずはフランス シャラント産 『シャルダンポワブル』 

ドーム型の「トピネット」でお馴染みのアラン・ジョソームさんの新商品です 農業祭コンクールで金賞を受賞したチーズ「シャルダン」の周りにまぶされているのは、マダガスカル産の香り高い黒胡椒 グッと前面に押し出すように刺激的な辛さを主張します 生地は石灰質の混ざる土壌で育つ山羊のミルクからつくられているため、その味わいは独特でまろやかな旨味をもち、ピリリとしたポワブルとよく馴染み、しっとりとまとまっています

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こちらはピエモンテ産の『トロンチェット』

小さな幹”という名を持つこのチーズの形は、この地方での典型的なものです もともと一家庭にひとつのチーズがあったといわれる土地ですから、素朴で季節感あふれるチーズの宝庫なのです 
牧草には生命力があふれ、木苺やイバラ、野生のタイムを豊富に食んだサーネン種の山羊のミルクから造られています ほのかな甘味とシェーヴル特有の酸味がバランスの良い味わいです

どちらもチーズの盛り合わせにてどうぞ 盛り合わせ内容は日により、またお飲み物とのバランスによりオーダーごとに変わることが多いので、こちらのチーズをご希望の方は一言お申し付け頂くと確実です 


〈説明はフェルミエhpより〉

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秋の味覚 『いちじくのカクテル』の御紹介 

短い期間だけのお薦めカクテルですが、美味しいですよ

ホワイトラムとクラッシュアイスと合わせてスムージーのような感じでお出ししています
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「無花果」と書きますが、花がないわけではなく、実の中に無数の花を咲かせます 果実を切るとたくさんつまっている赤い部分、あれが花です ぷちぷちとしてなんか気持ちいい食感、あれは花の食感だったんですね

口に含むと花のプチプチ感、さっぱり甘い香りがいい感じです
 
子供の頃、近所になってるイチジクをこっそりもいで食べた思い出のある方も多いんじゃないかと思います
(僕もそうでした)そんな頃を思い出しながら、飲んでみてはいかがでしょうか?



¥850

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今年も徳島産のすだちが入荷しはじめました 初夏の頃よりたまに仕入れてはその日のお勧めにすることもあるのですが、やはりこのぐらいの時期から値段も落ち着いてくるので、箱買いしてたっぷりカクテルに使用できます

すだちの強いけど柔らかい酸味と香りは、レモンやライムなどとはまた違った風味をカクテルに加えてくれます 

ジャガトでは毎年この時期は、通常のレモン、ライムを使ったカクテルをすだちに変えたものをお勧めしております
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『すだちのジントニック』が一番の定番ですが、モスコミュールなど他のベースのロングカクテル、ダイキリ、ギムレット等のショート、またフローズンマルガリータやフローズンダイキリなどにしても美味しいですよ

個人的にも大好きな柑橘、暑い時期は素麺、うどんの出汁にたっぷり、刺身の醤油にもたっぷり、冷や奴にも焼き魚にも・・・と自宅でも高頻度で活躍します



ホワイトスピリッツどれと合わせても美味しく仕上がりますが、個人的にはジン、それからテキーラとの相性がかなりいい気がします

レモン、ライム系のカクテルはどれも変更できますので、色々な『すだちのカクテル』、お楽しみください


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