2013年11月
『ピュア アンティーク25年』
以前好評でしたスモールバッチバーボン、『ピュアアンティーク20年』無くなって暫くです バーボン棚もいくつか空きが出来ましたのでストックボトルから『ピュアアンティーク25年』を開栓します
『ピュアアンティーク20年』、熟成感のある素晴らしいバーボンでした ボトルのデザインも素敵で『エライジャクレイグ18年』などをお好みの方に気に入って頂いた記憶があります
現在生産されていないであろう『ピュアアンティーク25年』、10年近く前に仕入れ、ストックしていたものです
45.1%ですが、カスクストレングスだということ 自然にこの度数に落ち着いたと考えると なかなかいい熟成状態ではないかな、と思いました
情報量は少ないのですが、ほぼ無濾過 ほこりを取り除いただけでボトリングされた名前の通りピュアなウイスキーです 恐らくヘブンヒル蒸留所系であろうということですが確証はありません 非常に滋味あふれる長熟バーボン 甘み、渋み、樽香のバランスが心地よい仕上がりになっています
長熟のバーボン、以前からですが最近頓にリリースが少ない気がします 気になる方、是非お試しください
¥1800
旧ロングモーン15年残りわずかです
地味ながら個人的にも大好きな旧オフィシャル ロングモーン15年 何本かストックしていた旧ボトルの在庫ですがもうすぐ無くなりますのでご紹介しておきます
旧ボトルは7、8年前まで流通していた15年熟成で、バランスのいいスペイサイドモルトです 個人的にも好き、また非常にコスパのいいモルトで家飲みにもしていました 軽いピート香とバニラやレーズンの甘く華やかな香り、またシェリー樽由来の豊潤な樽香も良く、ブレンダーに大変重宝されるモルトとしても知られています
現在は新しく16年熟成で48度で詰められたものが、オフィシャルボトルとして2007年頃よりリリースされています こちらは、マンゴー、マーマレードなど甘い熟した果実の香りが強くなっており、旧ボトルとは趣の違う感じです 南国フルーツ系がお好きな方にはお薦めですね
現行のもの美味しいのですが、馴染みのあったボトルだけに旧ボトルが無くなるのはやはり寂しいです
今回はオフィシャルボトルのご紹介でしたが、ロングモーンは良質な長熟のシェリーカスクがボトラーズからも良くリリースされていて、ジャガトでもよく扱っていたのですが、最近はリリースが少なくなりました G&Mのケルティックなどは、しっかりしたシェリーカスクのもので非常に質も高かったのですが、今後はそういったものも少なくなるんじゃないでしょうか
15年は残りあと数杯分です 16年とのハーフテイスティングもしてますので、ぜひどうぞ
『カリビアンジャック』スカルボトルのラム
またまたジャガト カーナにスカルボトルが増えました!今回はラムです
「ウイスキーエージェンシー」といえばここ数年、話題のボトルをリリースするドイツのボトラーズブランド 樽選びだけでなくラベルデザイン、コンセプトも秀逸であっという間に人気ボトラーズになりました 但し、「ウイスキーエージェンシー」のボトルは人気すぎてすぐ売り切れるか、また熟成が長いものが多いためハイプライスになるのがネック ジャガトでも現在『リトルミル21年』が開栓中なだけです
このウイスキーエージェンシーの定番商品としてリリースされたラム『カリビアンジャック』が入荷しました
名前からして『パイレーツオブカリビアン』を意識したのが判りますね 実際『パイレーツオブカリビアン』のヒットでイギリスではラムがかなり流行ったそう
シングルカスクではなく、いくつかの樽をブレンドして約1200本を瓶詰したそう 蒸留所名は非公開、トリニダード・トバゴ産のラムを使用しています
焼いた砂糖の甘いニュアンスやバニラ、キャラメル、ほどよく熟成感 飲みやすい仕上がり ボトルデザインのようなインパクトのあるタイプではなくどちらかというと落ち着く味 クラシックスタイルに仕上がっていると思います ラム好きの方だけでなく、シェリーカスクのモルトウイスキーなど好みの方にもおすすめですよ
ウイスキーのボトラーズがラムをリリースする事は割と良くあるケースですが、シングルカスクではなくブレンドでこういったコンセプチュアルなデザインでリリースされるのは珍しいですね
こちらのグラス、『髑髏のショットグラス』でお楽しみください
¥1000
農家製のブリーチーズ 『ブリ ド モー フェルミエ ロートシルト』
『ヘルケンロード ブラウン』
リンブルグ州ハッセルト市にあるヘルケンロード修道院内にあるヘルケンロード醸造所でつくられるアビイビール
です
(インポーター資料より)
全ての材料を天然素材にこだわって使用した、アビィタイプのベルジャン・ブラウンエールで、樽熟成を施して仕上げています
赤みがかったアンバーカラーで、澱が少し見られます 酵母由来の独特な風味があり、アップルや洋ナシ、
パイナップルなど、とてもフルーティなフレーバーに溢れています
泡立ちは良好且つ泡持ちも良く、口当たりはモルティで香ばしく、適度な収斂味もあり個性が出ています
錆っぽいミネラリーな要素もあり、とても複雑で味わいは深く、フワッと柔らかい口当たりの中にたくさんの顔を
見せてくれます
天然素材にこだわっているだけあって、麦の甘みも良く出ており、樽熟成が生み出す個性と見事に融合して
素晴らしい味わいを生み出しています 余韻はしつこくなく、バランス良くまとまっています
『スリップリー スロープ ウインターエール』
冬向けオレゴンの限定エールご紹介
少し肌寒い日にぴったり、ですが濃すぎないフルーティさのある飲みよいビールです
インポーター資料より
『カスケードレイクの名前を冠したオレゴン州にあるブリュワリーの冬季限定のウィンターエールです
滑りやすい傾斜路といかにも冬らしいネーミングと、吹き荒ぶ雪と森がシンプルかつスタイリッシュに
描かれたラベルが素敵です
アンバーカラーのストロングエールからは、アプリコットやオレンジといったフルーティなアロマが印象的で、その他にカスタードの様な甘美なアロマも
口当たりは滑らかで甘く、適度な苦味とカーボネーションが心地良く広がります 重すぎずマイルドに仕上げられ、
優しく心と体を温めてくれるウィンターエールです』
『ラ・フランスのカクテル』『ラ・フランスのエスプモーソ』
ラ・フランスの季節ですね
冬恒例のラ・フランスを搾っておつくりするカクテルをご紹介します
主に山形産のラ・フランスを使い、熟しすぎないフレッシュ感の残る状態のものをピュレ状にしておつくりしています
ねっとりと、そして何とも言えないセクシャルな香りが魅力的なフルーツ 生食でも美味しいんですが、カクテルとしてより美味しさも際立つんじゃないかと思います
メニューには
『ラ・フランスのカクテル』(ウォッカベースでお作りします) ¥900
『ラ・フランスのエスプモーソ』 (ラフランスのピュレをスパークリングワインと合わせて) ¥1000
『ラ・フランスのフローズンカクテル』 ¥1000
の3種をご用意しています
また熟した果実をたっぷり使った『ラフランスのフルーツマティーニ』もお勧めですよ
『ざくろのジャックローズ』
フレッシュのざくろが出回るこの時期におすすめのジャックローズです
通常はカルバドスと、ライムジュース、グレナデンシロップでつくりますが、
この時期はカルバドスに一個の半分ほどざくろを搾り、少しグレナデンシロップを入れてお作りします
さっぱりとした中にカルバドスの旨みとザクロの甘酸っぱさが心地よいカクテルです
また、写真はショートカクテルですが、ジャックローズは炭酸やジンジャーで割っても美味しく飲めるカクテルですので、そういったロングカクテルでもお薦めです
写真はイスタンブール旧市街の一角
イスタンブールでは街のたくさんの場所でこんなふうにザクロを山盛り積んだカートを置いたジュース屋さんがあり、僕らも搾ってもらって飲んだりしてました
4つか5つたっぷり搾ってもらいます タンニンたっぷりですが美味しい!トルコだけでなく中東の街、いろんな場所でこんなふうにザクロのジュース屋さんがあるんでしょうね
以前紹介しましたが『ザクロ売りの息子』という映画で印象的にザクロの山が映されていました 僕の好きな系のイラン映画だったんですがdvdとか出てないみたいですね 残念!
ゴラム・レザ・ラメザニという人の監督、脚本なんですがこの映画のほかにはデータが判りません でも、マジッド・マジディが好きな方にはばっちり好みの監督だと思います (『運動靴と赤い金魚』が好きな方には是非!)
『Hello マイネーム イズ イングリッド IPA』&『cloudberry jam』
ブリュードッグの限定ipaと久々音楽ネタと絡めてみました
まずはビール、こちら『Hello マイネーム イズ イングリッド IPA』、インポーター資料によると元々スウェーデンのインポーター向けに特別に醸造されたIPAで、同国の世界的女優「イングリッド・バークマン」をインスパイアしてレシピが考案されたそう
コンディショニングタンクにクラウドベリーを投入し、苦味の中に奥ゆかしいフルーツ感をプラス グラスに注ぐと深みのあるディープオレンジカラー 部屋に沸き立つ香りは至って高貴なハーブ、清々しいレモングラスが辺りに立ち込めます
一口含むと、甘みのあるジューシーなトロピカルフレーバー、松の収斂味、そして長い長いフローラルホッピーの余韻 8.2%のアルコールは包容力があり、温度が少し上がると香ばしいキャラメルのような麦芽香が穏やかに鼻先をくすぐります
レイトビア はもちろん98 ポイントの高評価です
クラウドベリー、実は食べたこと無いんですがどんな味なんでしょうね?
スウェーデン向けでクラウドベリー、といえば僕と同世代の方なんかはスエディッシュポップのバンド『クラウドベリージャム』、思い出す方もいるんじゃないでしょうか?
大好きだったこのグループ、今も何枚かは店にcd置いてます スタカンとかukギターポップとか聞いてての流れで『クラウドベリージャム』なんかのちょいジャズ風味のスエディッシュポップとか聞きたくなります そういや『My Ever Changing Moods』のカバーもやってましたねー 懐かしいんで一曲、you tubeから拝借・・・
爽やか、甘酸っぱいスエディッシュポップとこの『Hello マイネーム イズ イングリッド IPA』、共通する可愛い魅力がある気がします そんな気分の時是非どうぞ
『りんごとライチのカクテル』『りんごとズブロッカのカクテル』
りんごの美味しい季節ですね ジャガト カーナでもりんごを使ったカクテル、色々お勧めしております
こちらは『林檎とライチのカクテル』、ジャガトでは『マリエンバード』という名前でもお馴染みのこのカクテル、ライチリキュールと林檎を使って作る 甘いデザートカクテルです
『マリエンバード』というカクテル、実は僕が20年以上前からおつくりしているカクテル オリジナルカクテルというほど大層なレシピでもないので、さらっとメニューにのせてます
当時ライチのリキュール『ディタ』が出てそれほど経ってない頃・・・ライチリキュールと相性のいいフルーツということでリンゴと合わせたのがはじまりで今でも人気のあるカクテルです ちなみに『マリエンバード』というのは、当時僕の好きだった映画『去年、マリエンバートで』から トじゃなくてドなのは、当時の僕の勘違い・・・まあ、面白いので気づいてからもそのままにしてます
甘く、ライチの香りが鼻をくすぐる美味しいカクテルです
こちらは『リンゴとズブロッカのカクテル』 ズブロッカはポーランドの世界遺産「ビャウォヴィエジャの森」で採れるバイソングラスを漬け込んだウォッカ 桜餅のような香りのまろやかな口当たりのスピリッツです
こちらのズブロッカとリンゴ果汁を使ったカクテルは『シャルロッカ』として、ヨーロッパなどでは認知されてるよう 日本でもぼちぼちと浸透しつつあるんじゃないかな、と思います
『リンゴとズブロッカのカクテル』と『シャルロッカ』、まあ同じものなんですが、判りやすい名前でリストののせてます ズブロッカをりんごのジュースで割ります ウォッカ割の『ビッグアップル』よりも香りが楽しめるカクテルですよ
また、りんごを使ったカクテルの場合、生の果実だけだともさもさになりますので、ストレート100%のジュースと合わせておつくりしています 長年お使いしている青森産のリンゴジュースも美味しくてお勧めなのですが・・・今回余市町のりんごでつくられる『りんごのほっぺ』も何本か入荷しましたので暫くこちらをお使いしておつくりしようと思います
余市町はニッカウヰスキーのおひざ元、『余市蒸留所』で有名ですね ニッカの名の由来が大日本果汁というもともとの社名からで、操業当初、リンゴジュースの生産も行っていた事をご存知の方も多いと思います
フレッシュな林檎と美味しいストレートジュース『りんごのほっぺ』でおつくりする、リンゴのカクテル、是非どうぞ