2014年01月
『金柑“たまたま”のジントニック』
『金柑のジントニック』のご紹介
『たまたま』と呼ばれる宮崎産の完熟金柑、この時期、スーパーなんかで見かけるとよく買います ジントニックにしたり、ジン、ラムなんかをを飲みながら丸ごとかじったりするのが好きですね
『たまたま』は温室栽培で、開花結実から210日以上を経過、糖度16度以上、サイズL以上の大きさの品質基準を設定、樹上で金柑を完熟させる事により、甘さのある美味しい金柑に仕上がるそうです
『金柑のジントニック』は、この『たまたま』をすりつぶして皮ごとグラスに香りを移し、ジントニックに仕上げています
薄く小さい種を取るのが少し厄介・・・除け忘れでうっかり入ってることもあるかもしれません・・・
金柑はやはり皮の甘酸っぱい感じが旨さの真骨頂だと思いますので、『金柑のジントニック』はピックを添えてサーブします 是非金柑をかじりながらのジントニックを楽しんでください
『ストラッフェ・ヘンドリック クアドルぺル』
一時、全く見ることの無かった『ストラッフェヘンドリック』銘柄
ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所がつくる『ストラッフェ・ヘンドリック クアドルぺル』のご紹介
僕がベルギー、ブルージュを訪れた時、かつて『ストラッフェヘンドリック』をつくっていた醸造所では『ゾット』という
ビールをメインに造っていました
ベルギー ビアカフェ巡り vol.14-ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所 at ブルージュ
に書いたとおり、2002年までは『ストラッフェヘンドリック醸造所』と呼ばれていたところが僕が訪れた2008年には『ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所』と呼ばれていました
この辺のいきさつに関してはベルギービールjapanさんのサイトにかなり詳しく書かれていましたので引用させて頂きます
「醸造所の歴史はとても古く、1564年には町の台帳に名前が残されています 1856年にはアンリ1世として知られる、マース一族のレオン・マースが醸造所の所有者となりました
1981年、この醸造所は新たなビールを世に送り出しました ブルージュに聖アルノーの銅像が建てられたのを記念して造られたこのビールは、他のビールよりも強く、「ストラッフェ・ヘンドリック(強いアンリ)」と呼ばれる由縁となりました
1988年にはリヴァ・グループのデ・スプレンテル一族に買収され、醸造所の名前もハルヴ・マーンからストラッフェ・ヘンドリック醸造所になりました
メインの銘柄であるストラッフェ・ヘンドリックはその後2002年までブルージュで醸造されました
2002年、リヴァ・グループのデ・スプレンテル一族が醸造部門を売却 この時点でストラッフェ・ヘンドリック醸造所の操業も停止されることになりましたが、ストラッフェ・ヘンドリックブランドとそのレシピの権利はリーフマンス・ブルワリーズグループが引き継いで所有し、デンテルゲムで造られることになりました
3年間の醸造停止期間を経て2005年、ザヴィエル・ヴァネスタ(6代目にあたります)が醸造所を買い戻し、名前もかつてのドゥ・ハルヴ・マーン醸造所として醸造を再開
そしてザヴィエルからの最新のクリスマスカードには、「2009, Straffe Hendrik, back in Brugge!」という文字が!
ついにストラッフェ・ヘンドリックがブルージュに戻ってきたのです」 〈ベルギービールjapanサイトより〉
という経緯らしいです 勉強になりました ですから僕が訪ねた時は過渡期、というか現在の態勢が整いつついよいよ『ストラッフェ・ヘンドリック』が復活する、といった時期だったんですね もしかすると醸造所での話でそういったことを言ってたのかも?僕の語学力の無さで判って無かっただけかもです
『ゾット』も美味しいビールですが『ストラッフェ・ヘンドリック』は僕がベルギービール飲み始めの時期に飲んで感動したビール
但し今回ご紹介の『ストラッフェ・ヘンドリック クアドルぺル』は復活後2010年にリリースされたもので、僕も今回初めて飲みました
甘いシトラスのコンフィのような香りとモルティな深い香り、苦みと甘みのバランスが良く、また11%のアルコール度数から感じるフルボディで飲み応えのある重厚なビール 寒い時期にはより美味しく感じて頂けると思います
『和柑橘のカクテル』
和柑橘を使ったカクテルの美味しい季節になりました
定番の和柑橘意外にも面白そうなもの、珍しいかけ合わせのものなど見つけましたら仕入れていきます
その日によっておすすめは変わります
例えば今日入荷のものですと
八朔、ぽんかん、文旦、みかん、せとか、柚子、すだち、日向夏・・・・
さっぱりと仕上がるものから、甘口の飲みやすい仕上がりになるもの、様々ありますのでお好みでどうぞ
メニューに掲載しているカクテルは次のとおり
和柑橘のロングカクテル各種・・・・・・・・・・・・・・・・900
一品種だけでおつくりする事も出来ますし、甘めの柑橘などは2,3種合わせることでより香り、味わいも楽しめる場合もあります お好みお伺いながらおつくりします
和柑橘のショートカクテル各種・・・・・・・・・・・・・・・900
お好みの和柑橘でおつくりするショートカクテルです
3種の和柑橘のファジーネーブル・・・・・・・・・・・・・850
日替わりで伊予かん、デコポン、はっさく、甘夏、みかんなど
甘めの和柑橘を3種類選んでオーダー毎に搾っておつくりする飲みやすいロングカクテルです
色々な組み合わせでお楽しみいただけますので、『今日の柑橘は何?』とお気軽にお尋ねくださいね
『日向夏』届きました
『エドラダワー 13年 1999 イビスコ シェリー カスク』
『エドラダワー カスク1996』の在庫が無くなり、別のタイプのオフィシャルエドラダワーを仕入れようかと思ったんですがこちらのシェリーカスクの樽出しタイプ、個人的にもまたお客様にもお好きな方が多いのでヴィンテージ変更のみで同タイプのものを仕入れました
1999年6月22日蒸留、2013年2月4日ボトリング カスクno.291 787本のアウトターン、58,9%
シェリーカスクとハイランドモルトの相性の良さが良く出ていると思います 甘さ、オイリー、フィニッシュはスパイシーでハーブのような香りの残る仕上がり
『エドラダワー蒸留所』の説明は上記、過去記事『エドラダワー カスク1996』に掲載しています
また、蒸留所を訪ねた時の事はこちら、2000年スコットランド蒸留所巡り覚書 VOL.5 ”ピトロッホリー、ブレアアソール”などご覧ください
¥1400
『トム・オ・マール パカール社熟成』『ブリ ドップ ロワゾー熟成』
入荷してきたフロマージュ2種ご紹介
まずは熟成したトム(山のチーズの総称)を葡萄の搾りかすに密閉して漬け込み、バケツに入って届けられる『トム・オ・マール』
先日ご紹介の『エポワス グランアフィネ』とは違い、マール(葡萄の搾りかすからつくるブランデー)で洗ったものではなく、「マール」とはワインの発酵中に上面に浮いてくる「果帽」と呼ばれる種や果梗、果皮などのいわゆる絞り粕
のこと 熟成した「トム」をこの絞り粕「マール」に漬け込んだまま密閉して熟成させたものです
表面の搾りかすごと召し上がっていただけます 奈良漬を思わせような濃厚な香りとねっとりとした口当たり、複雑な味わいのチーズ しっかりとつくられたお酒に合わせてお召し上がりください
マールやグラッパ、コニャックなど葡萄由来のハードリカー、もちろんモルトウイスキー、ラムにも合いますよ
こちらは非常に熟成が難しいといわれる「ブリ・ド・ムラン」のコンクールでも金賞を受賞した熟成のスペシャリスト、ジャン・クロード・ロワゾー氏が手がけた逸品 「ブリ・ド・モントロー」というチーズに黒胡椒を加え、時間と手間を惜しまず、さらに追熟させました 胡椒のアクセントは、熟れて丸みを帯びるような融合感をあたえます 長期熟成の重厚な赤ワインが、その濃厚な味わいにぴったりです
(フェルミエさんHP参考にさせて頂きました)
『特級vat69』
70年代流通のオールドブレンデッド、VAT69になります 現行、80年代以降のボトルとは見た目も異なり花瓶のようなボトルデザインが特徴的です
従価税が適用され760MLでボトリングされていた時代のもの
スコッチとしては風変わりなVAT69のネーミングの由来ですが、100酒類のブレンドサンプルの中の69番目のブレンドが製品として選ばれたことで、ヴァッティングNO69から、VAT69となったそうです アメリカではポピュラーなスコッチで、第二次世界大戦下の米軍、パラシュート部隊を描いた映画『バンドオブブラザーズ』にも登場します
現在もよく見かける銘柄で1000円を切ることもある廉価ウイスキーですが、これは値段なりのブレンデッド
この時代のものは現行品のそれとはかなり趣の違う味わいです
程よくスモーキーで、いいシェリー香を感じますし、若さを感じない熟成感もあります ヒネ香もほぼ感じず、厚みのあるいいオールドブレンデッドウイスキーの良さがばっちり味わえるウイスキーです 口に含むと甘さが、飲みこむとドライな舌触りが残ります
良質のロッホナガーなどがふんだんに使われていたみたいですね 80年代からはメインモルトはグレネスクに変わります
結構前に開栓して、お勧めしてきましたがあと2,3杯、という状態になりましたのでブログを見た方に1ショット¥900でお出ししようと思います お早めにどうぞ
追熟エポワス 『エポワス グラン アフィネ』
午年ネタ vol.2 『特級グレンエルギン12年』
午年にちなんで、今月来月と馬ラベルといえば!のホワイトホース関連のご紹介をしようと思います
今回はホワイトホースの原酒であることを明確に主張している大好きなラベル、『特級グレンエルギン12年』のご紹介
メジャーなようで地味な存在の『グレンエルギン蒸留所』ですが、ホワイトホースのメインモルトとしての存在価値はご存知の通り ですが、クラシックモルトにラインナップされてからぐらいの 最近のオフィシャルボトルには馬のデザインが見当たらない気が・・・10年ほど前の旧ラベルにはちょこんと馬の絵があったんですけどね・・・
まあこれだけシングルモルトのラベルにブレンデッドウイスキー銘柄との関係性をアピールするというのはやはりブレンデッドウイスキー全盛、モルトウイスキーの売れなかった時代ならではでしょうね ホワイトホースといえば超ビッグネームのブレンデッドウイスキー その原酒であることをアピールするのは必然だったのでしょう 少し前のラガブーリンのボトルにも"white horse distillery"なんて書かれていた気がします
オイリーでモルティな当時のグレンエルギンの持ち味がしっかり感じられます 蜂蜜香もしっかり 現行〜1つ前のものよりやはり濃厚でねっとりとした味わい カラメル感と少しのシトラスで爽やかさも感じる仕上がりです オーソドックスなスペイサイドの味わい、いいオールドモルトです
1980年代初めごろのボトリングだと思われます
昔ながらの酒屋さんで特級ボトルがまだ探せばたまに見つかった時代の収穫品です 是非お試しください
¥1200
明けましておめでとうございます 午年なので『特級ホワイトホース エクストラファイン』
明けましておめでとうございます
今年もジャガトカーナをよろしくお願いいたします
今年は午年、ということで馬ラベルといえばこれ!のホワイトホースのラベル画像で年始のブログをスタートです
また今月来月ぐらいでストック中のもの含め『ホワイトホース』関連のものを色々ご紹介しようと思ってますのでよろしくお願いします
『特級グレンエルギン12年』
『特級70年代レアード ローガン』
『特級70年代ホワイトホース』 など・・・予定してます
こちらのボトルは日本市場限定で確か20年ほど前までリリースされていた『ホワイトホース エクストラファイン』
このボトルの白馬がめちゃめちゃきれいで、このラベルの為にこのウイスキーをストックしたりしてました こんなきれいな馬が競馬場にでもいたら見とれちゃいますねー 他のホワイトホースのボトルは馬がロゴデザインのようになっていたり小さめだったりです こちらは特級時代のものですが、750ml詰め 760mlの『ホワイトホース エクストラファイン』は見かけたことが無いので最初期でこのボトルじゃないでしょうか?
ホワイトホースの3大メインモルトといえばラガブーリン、クレイゲラヒ、グレンエルギンですがこちらはラガブーリンの要素を結構感じるスモーキーでとろっとした甘さ、レーズンも感じられる仕上がり またエルギンのモルティな感じ、樽由来の樹皮の渋さも少し感じられる重さのあるブレンデッドです
当時の経済誌の記事を見つけたんですが、「1994年に終売となり、後継として『ホワイトホース12年』をリリースした」とありますが、2000年過ぎてもちょいちょい酒屋さんでも見かけていた気がしますね 日本向けと言うことでかなり玉数があったんでしょうか?それに『ホワイトホース12年』はそれ以前、特級時代にも存在していたと思うんですが…もう少し調べてみますね
ちなみにジャガトには特級時代以降の『ホワイトホース エクストラファイン』もございます
90年代ボトリングと思われますが、こちらもラガブーリン要素しっかりでオイリーでスモーキー ストレートだとモルトの厚みを感じます 甘くスモーキーでモルト好きの方におすすめの美味しいブレンデッド
ハイボールにしてお出ししたりしてましたが、ストレートでもかなり美味しいですよ
『特級ホワイトホース エクストラファイン』 ¥1000
『ホワイトホース エクストラファイン』 ¥800
どちらもおすすめです