BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2014年02月

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『グレンロセス スリーディケイズ』、昨日開栓しましたので御紹介です

グレンロセス蒸留所から発売された1970年代、1980年代、1990年代の“3つの10年代(スリー・ディケーズ)”の全ヴィンテージを混成してつくられました

一番古いヴィンテージが1971、一番新しいヴィンテージが1998になります

1971の原酒が入っていることに興味をそそります

グレンロセスは7−8年ほど前には古いヴィンテージや20年超の熟成感のあるものを結構リリースしていたのですが最近は単体ではあまり見かけませんね 1991や1995といったものがリリースされていますが、80年代以前のものは最近は見かけません 1979ヴィンテージや1984ヴィンテーなどはかなり好みの味わいでお客様にもよくおすすめしていました

グレンロセスは現在、全生産量の95%をエドリントン(マッカランなどを所有する会社)がフェイマスグラウスやカティサーク、デュワーズ、シーバスリーガルの原酒として使用しているらしく、残りの5%のみがシングルモルトとしてボトリングされているそう 知名度もあり割と人気の銘柄なんですがこうやってみるとシングルモルトとしてのリリース量は相当少ないですね


長熟にとても魅力のあるタイプの蒸留所、といったイメージですので古いヴィンテージが含まれたこちらの『グレンロセス スリーディケイズ』、興味がありました

まずは程よいシェリー香を感じます そのあとレーズン、、チョコレート、バニラ、蜂蜜・・・甘く少しスパイシー、グレンロセスの特徴が良く出ています デザート的に食後にゆっくりと飲むのに最適だと思います 熟成感もしっかり 若いニュアンスは逆にあまり感じません 想像していたより古い原酒の割合が多い気がします 

グレンロセスは免税向けにリミテッドを結構リリースしているイメージ こちらもその中の一つです 実際どの空港の免税店にも必ずグレンロセスは数種置かれている記憶があります ご覧のように丸っこくてかわいい感じのボトルデザインは他のモルトウイスキーと並んでもパッと目に入りますね 

スペイサイドの一典型の美味しいウイスキーです   











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屋久島産の大ぶりの美味しそうなたんかん、今年も実家から届きました 

たんかんはポンカンとネーブルオレンジの自然交配で生まれたタンゴールの一種らしく、柑橘系の果物の中では一番糖度が高いことが特徴 果汁にはみかんの約2倍のビタミンCが含まれているそうです

ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、どのスピリッツとも相性ばっちりです また、ピーチリキュールやマンゴーリキュールと合わせても美味しいですよ

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またデコポン、こちらも鹿児島産です 大ぶりで果汁がぎゅっと詰まったのが持ってわかる美味しそうなデコポン

こちらもどのスピリッツとも相性良くまた、他の柑橘とのミックスもおすすめです

『和柑橘のカクテル』として、ロングカクテル、ショートカクテルどちらでもどうぞ


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人気のストーン醸造所のポーターです 650mlサイズになります

ストーンでは通年醸造されているビールですが、日本へ輸入されることが稀らしくジャガトでも多めに仕入れていたのですがブログでご紹介の前に結構売れてしまいました なので残り数本となります

『名前の通り、スモーキーなポーターですが、ヘッドは非常にスムースでクリーミィ 口当たりも滑らかで、しっとりとした芳醇な甘さに、リッチなチョコレート フレーバー、コーヒーフレーバーが楽しめ、それらを包み込むスモーク香が全体に高級感を持たせています リッチでアロマティックな仕上がりなので、ビールだけでも十分にゆっくりと楽しむことが出来る逸品』インポーター資料より

ビア・アドヴォケイト = 99ポイント  レイト・ビア = Aランク と流石の高得点ポーターです 

ボトルデザインもかっこいいのでボトルを持って帰られる方も多いですね 薫香の中にポーターらしいこくのある甘さが楽しめる美味しいクラフトビア モルト、熟成ラム好きの方にもかなりおすすめです 

¥2400

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エミル・ペルノのアブサン、『ヴュー ポンタリエ』、ストック品です

ヨーロッパ、アメリカではアブサンを取り巻く環境はどんどんと良くなってきているみたいですが、日本へのアブサンの輸入銘柄がめっきりと減り、寂しい限りですね ある程度ストックしているものをお出ししていますがこの『ヴュー ポンタリエ』もその一つ 美味しい素晴らしいアブサンです

ポンタリエ最古の蒸留所の流れを汲み、1890年(1889年10月)からの歴史を持つエミル・ペルノ蒸留所が 地元のワームウッド、香りの良いフェンネル、グリーンアニスにハーブ、スパイスを100年以上の歴史をもつアランビックで丁寧に蒸留しています アブサンの伝統に忠実に砂糖を使用していません 

グレープスピリッツと水、ワームウッド、フェンネル、グリーンアニスシード、他アルプスのハーブだけを使用して造られています 苦み、甘みのバランスのいい素晴らしいアブサンです 

アブサンの飲み方として、有名なのはアブサンスプーン、角砂糖、水を使ってご自分でつくるオーセンティックな水割り ジャガトにもいい感じのアブサンスプーンがいくつかありますのでこちらをお使い頂く事も多いです
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個人的にはあまり砂糖はいれず、そして氷を一つ浮かべて冷たい状態をキープしてゆっくり飲むのが好きです
なので、こちらをおすすめすることも多いですね

そして!ずっと欲しかったアブサンドリッパーを最近手に入れたのでここのところアブサンのサーブはもっぱらこちらを使っておつくりしています
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アブサンドリッパー、いくつか種類があるのですが僕が欲しかったのはこのシーソータイプ

折角なので使い方を簡単にご説明


アブサングラスにアブサンを注ぎ・・・アブサンドリッパーをグラスの上にのせます グラスの丸く膨らんだ部分にはアブサンが入っている状態 まだ透明です ドリッパーに水を注ぐと下部のシーソーのような獅子脅しのような部分に水がポタポタ・・・

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そしてそこからゆっくりとグラスの中のアブサンに水が落ちていき、少しずつ混ざって行き、アブサンが白濁していきます

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こんな感じでかなり美味しそうに白濁したハーブオイルたっぷりのアブサンです 個人的にもアブサンを水と合わせるときはやはりゆっくり、ぽたぽたと滴のように落とし、混ぜていくのが美味しくなるコツの一つなんじゃないかと思います 一時輸入されていたファウンテンも興味あるんですが、うちに置くには大げさすぎるし、これだとお客様の目の前でおつくりできますのでより楽しんで頂けると思いますよ

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仕上がるまで少し時間はかかりますが儀式めいたこの一連、怪しいお酒好きの方にはたまらないんじゃないでしょうか?



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今月のシェーブル(山羊乳チーズ)の入荷のご案内です

画像左 『トム ド フォントゥネー ロドルフ ル ムニエ熟成』

ハーブ、スパイスたっぷりの香り豊かなシェーブルです フランス中西部という言い方で良いんでしょうか?ペイ・ド・ラ・ロワール圏 ヴァンデ県でつくられます ブルターニュの下のほうですね

厳選されたローズマリーやタイムなどに加え、白胡椒、杜松、エノミ唐辛子…豊富なハーブたちをたっぷりと塗し、じっくりと3ヶ月以上も熟成された「トム・ド・フォントゥネー」 

元になっているチーズは、山羊乳のトムです 複雑に絡み合う様々な香りが、しっかりと生地の中心まで浸透しています 山羊乳のさわやかで旨味あるミルク感と、浸み込んだハーブの豊かな香りが見事に溶け合う逸品です


画像右 『トロンチェット』

こちらはイタリア ピエモンテでつくられる山羊乳チーズ

甘いミルキーさと山羊乳ならではの酸との美味しいバランスのチーズ

“小さな幹”という名を持つこのチーズの形は、この地方での典型的なものです もともと一家庭にひとつのチーズがあったといわれる土地ですから、素朴で季節感あふれるチーズの宝庫なのです

牧草には生命力があふれ、木苺やイバラ、野生のタイムを豊富に食んだサーネン種の山羊のミルクから造られています 

どちらもチーズの盛り合わせにてご紹介中 少量入荷のため欠品の場合は申し訳ございません

(説明はフェルミエさんhp参考にさせていただきました)

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先日ご紹介の干支ネタ、『ホワイトホース』系特級ブレンデッド

『特級ホワイトホースエクストラファイン』

『特級グレンエルギン』

『特級ホワイトホース』

に続き超おすすめブレンデッドウイスキー『特級レアード ローガン70年代』 (LAIRD'O LOGAN)

当時の『ローガン』は長熟モルトがしっかり使われていましたので50〜60年代のラガブーリン、グレンエルギン、クレイゲラヒたっぷりと入っていると思われます

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『ローガン』はホワイトホースの高級レンジといった位置づけでしょうか 現在でも『ローガン』表記で生産されています こちらは70年代ボトリングになる『レアード ローガン』 何種かボトルデザインに微妙な違いがあり、白馬のイラストがネックにあるものもありますがこちらはラベル中央にデザインされたものです


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ボトルキャップもアザミと獅子の象りされた凝ったもの

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裏デザインはこちら
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今回箱もきれいに残っていたのでこちらもアップです

この時代の『レアード ローガン』を飲むのは初めてで、先ほど開栓 試飲してみました まずはざっくりと感想
「超美味しい!」 コンディション最高で文句無く素晴らしいオールドブレンデッドです 濃密でとろっとした口当たり、スモークと甘さのバランスのこの感じ、僕の大好きな味わいです

 香り、長熟コニャック?かと思うような品のある甘さ、ずっと嗅いでいたくなる豊潤な香り 口に含むとラガブーリン由来のピーティーさがしっかり感じられまた良質シェリーカスクの甘さ、アフターに長い薫香、コクのある甘さとビターでオイリーなフィニッシュが長く楽しめます  

お手頃に購入したものをお出ししようと思っている特級ものですが実はこれは結構なお値段でした なので大体800〜1000円程度でお出ししている他の特級ブレンデッドと比べると高くなりますが¥1600でのサーブとなります が、このコンディションの70年代『レアード ローガン』かなりお勧めですので、是非一度お試し頂きたいと思います 





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干支ネタでご紹介している『ホワイトホース』特級時代のラインナップ・・・

今回は代表銘柄『特級ホワイトホース』のご紹介です

ちなみに前回まではこちら・・・

午年なので『特級ホワイトホース エクストラファイン』

『特級グレンエルギン』


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『特級ホワイトホース』ですが、80年代ぐらいを境に味わいが大きく変化したと云われています 

一般的にいわれているのは『ラガブーリンの比率をぐっと弱めスモーキーさを控えめに、クレイゲラヒをメインモルトとしてアメリカのマーケットでのシェアを拡大することに成功した・・・』ということ 

なので特級ラベルのものでラベルが同じようでも味わいが違う事も多いです また、大きくラベルも異なりティンキャップと云われる60年代以前の仕様のものは更にスモーキーだそうです 実はティンキャップのホワイトホース、以前飲んだことがあるのですがコンディションが今一つだったみたいで本来の味わいがどうだったかが確認できませんでした

今回ご紹介の『特級ホワイトホース』、760ml詰めのものです 70年代後半から80年代初期のものと思われます  前回ご紹介の『特級ホワイトホース エクストラファイン』、次回ご紹介予定の『特級レアードローガン』よりもカジュアルラインになり、ホワイトホースブランドのメインボトルになります

なので、今年ご紹介している他のウイスキーと比べると原酒の若さはどうしても感じます しかし、最近のブレンデッドスコッチウイスキーのエントリーモデルと比べるとやはりスモーキーさのしっかり感じられ、余韻も長く、甘さもいい感じの美味しいウイスキー 薄っぺらさのない、"古きよき"といった形容がぴったりのブレンデッドスコッチです 

ホワイトホースは日本でも昔からポピュラーなスコッチでノベルティグッズも結構出ていました

大きな陶器製の馬を象った置物なんかもあって古くからのバーには飾られたりしていますね あれ実は欲しいアイテムの一つです 

また学生時(20年以上前)バイトしていた『デルタマーケット』ではカクテルのグラスはホワイトホースのノベルティグラスで蹄鉄の形のロックグラスでした 当時は特になんとも思わなかったのですが、いくつかもらっとけばよかったですね 

現在手元には数点昔のノベルティがあるのですが

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こちらはトレイ 白馬のきれいなデザインでお気に入りです 

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こちらは8年物が出ていたときのコースター 結構しっかりしたつくりで紙製ですが何度も使える感じ こちらは忘れてなければ『ホワイトホース』後注文のお客様にお出ししてそのままお持ち帰りいただこうと思います 出し忘れてたら一言下さい 

『特級ホワイトホース』 是非お試し下さい ¥800






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