『グレンロセス スリーディケイズ』、昨日開栓しましたので御紹介です
グレンロセス蒸留所から発売された1970年代、1980年代、1990年代の“3つの10年代(スリー・ディケーズ)”の全ヴィンテージを混成してつくられました
一番古いヴィンテージが1971、一番新しいヴィンテージが1998になります
1971の原酒が入っていることに興味をそそります
グレンロセスは7−8年ほど前には古いヴィンテージや20年超の熟成感のあるものを結構リリースしていたのですが最近は単体ではあまり見かけませんね 1991や1995といったものがリリースされていますが、80年代以前のものは最近は見かけません 1979ヴィンテージや1984ヴィンテーなどはかなり好みの味わいでお客様にもよくおすすめしていました
グレンロセスは現在、全生産量の95%をエドリントン(マッカランなどを所有する会社)がフェイマスグラウスやカティサーク、デュワーズ、シーバスリーガルの原酒として使用しているらしく、残りの5%のみがシングルモルトとしてボトリングされているそう 知名度もあり割と人気の銘柄なんですがこうやってみるとシングルモルトとしてのリリース量は相当少ないですね
長熟にとても魅力のあるタイプの蒸留所、といったイメージですので古いヴィンテージが含まれたこちらの『グレンロセス スリーディケイズ』、興味がありました
まずは程よいシェリー香を感じます そのあとレーズン、、チョコレート、バニラ、蜂蜜・・・甘く少しスパイシー、グレンロセスの特徴が良く出ています デザート的に食後にゆっくりと飲むのに最適だと思います 熟成感もしっかり 若いニュアンスは逆にあまり感じません 想像していたより古い原酒の割合が多い気がします
グレンロセスは免税向けにリミテッドを結構リリースしているイメージ こちらもその中の一つです 実際どの空港の免税店にも必ずグレンロセスは数種置かれている記憶があります ご覧のように丸っこくてかわいい感じのボトルデザインは他のモルトウイスキーと並んでもパッと目に入りますね
スペイサイドの一典型の美味しいウイスキーです