BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2014年04月

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夏の定番カクテル 『すいかのカクテル』、今年も本日よりはじめます

年々スタートが早くなって来てる気もしてますが4月ごろからお客さまのリクエストが増えてきて、5月になると『まだしないのー?』『近くのスーパーで美味しそうなのが出てたよ』などの声が・・・ということで最近はいい状態のが出回るのを待ちつつ5月最初ごろからおすすめメニューに掲載するようにしています

シンプルにウォッカベースで、ゆるくミキサーにかけた果肉感のあるタイプに仕上げています ソルティドッグに使うフレークソルトをグラスの淵に半分だけおつけしていますので、塩あり、塩なしお好きな飲み方でお楽しみください

すいかの産地は時期によって変わりますが程よく糖度のあるものを探してお使いします 徐々に産地も北上してきますが、現在は熊本産など これから高知のものなどが増えてくると思います

男性女性問わず人気のカクテルです 9月ごろまでのおすすめになりますので、ぜひどうぞ

¥920 

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レッドフック醸造所はアメリカ北西部のシアトルで1981年より操業している醸造所で、アメリカン・クラフトビアの先駆け的存在の一つです

数々のスタイルで飲みあきしないタイプのビールをつくるレッドフックですが、その中でもこのIPAは人気のフラッグシップ

これまでラベルは幾度か変わってきまして、現在は山の上でハンマーを持った抗夫のオジサンが立っていりというもの ボトルデザインも少し独特なシェイプです

ドライホッピングによって、ホップの香りをしっかりと感じることができますが、モルティで甘さも楽しめます
ホップ疲れしない何杯も飲めるようなちょうどいい感じのIPAです

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画像はメキシコシティのスーパーの青果売り場で撮影したもの 山のようにライムが積まれていますのが判りますでしょうか?メキシコではあらゆるシーンで大事なアクセントになるライム 屋台のタコス屋でもバーでもレストランでも・・・ライムは絶対欠かせないフルーツです

このライムが最近大不作でメキシコでも倍以上に値上がり(5倍と言う話も聞きました!)とか・・・そして日本にも、というか日本のバーなど飲食業界にもかなりの影響がでてきています・・・


ジントニック、モヒート、ダイキリ、その他定番カクテルの多くに欠かすことが出来ない材料といえばフレッシュライム

少し前からニュースでもやるようになりましたし、バーや飲食関係のお店で聞かれたりしてご存知の方も多いと思いますが・・・

実は3月頃からライムの入荷がかなり不安定でいくつもの青果店、スーパー、探し回る日が続いています 

日本へのライムの輸入のほとんどを占めるのはメキシコ産ですが、調べたところ、メキシコ(日本のライム輸入のほとんどはメキシコ産)のベラクルス州などで寒波、病害などで大不作ということ またメキシコマフィアの流通妨害なんて話も・・・かなり壊滅状態と言う話も聞きますし、暫くは入荷が安定しないそうです また、大消費地のアメリカなどに仕入れの際に競り負けするらしく、状態はかなり厳しいとのこと

とりあえず、日々なんとか確保中なんですが値段も倍以上になってますし、いい質のものが入らないようで必要量の果汁を絞るのに更に倍量必要だったり・・・で、実質ライムの仕入れ金額が4倍ほどになっています

国産ライムの出回る時期になれば助かりますし、別産地(ニュージーランドのものが輸入されています)のものでも入手しやすくなればいいんですが・・・

ちなみにメキシコ産のライムでもメインのものが2種ほどあり、ペルシャンライム、キーライムと呼ばれています

日本に輸出されているのはほぼペルシャンライム、大ぶりで皮が厚めなものですね 
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日本人に一番馴染みのある見た目、味だと思います エキゾチックな芳香を楽しめるライムです


キーライムはメキシコではリモンと呼ばれているちっちゃめの丸っこい果実、タコス屋のつけ合わせにごろごろとテーブルにカットされて置かれています
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こんな感じで無料でいくらでも使っていいんですが、こちらもライム高騰のあおりでメキシコ国内でも有料化になるかも?なんて話が出ているそうです
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これもメキシコのスーパーで撮影 1キロ16ペソですね 行った当時2010年で1キロ100円ちょっと?めちゃめちゃ安いですね これが今は80ペソ(今の為替で620円ぐらい)とかだそうですよ・・・ 

果汁はこちらのほうがたっぷり絞れます 種があることが多く見た目、味はかぼすなんかにちょっと似てる気がする優しい酸味 変色しやすいらしくそれであまり輸出されないのかもしれません 国産ライムを扱うたびにこれはキーライムの系統じゃないかな?と思うんですがどうなんでしょう また調べて見たいですね
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こちらの画像は鹿児島産のライム キーライムに似た果汁たっぷりの優しい味です

連休明けには入荷安定しそうな話もきいたんですがどうなんでしょうか?

当面、値上しないように、そしてライムを確保できるように努力してみます 

もし・・・全く入荷がなくなったとしたらですが・・・

ジャガトでは普段から季節になると日本の香酸柑橘、すだち、柚子、カボス、シークワーサーなどを使ったカクテル、好評いただいています 代替品というよりはまた別の魅力があるカクテルに仕上がりますので、こういったものをお勧めする機会も増えるかもしれません 個人的にもすだちや柚子はかなり好きな香酸柑橘、 そして四国・徳島・高知の特産物でもありますので普段ライムカクテルをお好みの方にこういったものをお楽しみいただくのもいいんじゃないかな、と思います とはいってもすだちも柚子も今は時期はずれ・・・とりあえずはライムの確保、がんばりますのでよろしくお願いします

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気になってたジン、入荷しました

ラベルもかわいいドイツのジン、『モンキー47』です

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ドイツ南部のシュヴァルツヴァルト(黒い森)と呼ばれる地域にある、とても小さな蒸留所でつくられています このジンが出来るまでにはちょっとした歴史がありましてまずはその紹介・・・

現在は亡くなっていますがシュヴァルツヴァルトで宿を経営していたイギリスの退役軍人モンゴメリー・コリンズという人物がいました 彼は余暇に地元の森で取れる原料を使った自分だけのオリジナル・ジンを造るほどのジン好きということ 2000年頃、彼の遺品から『お猿のマックス、黒い森のドライ・ジン』と手書きされたボトルが発見されて話題になりました 『お猿のマックス』 とは、彼が第二次大戦直後のベルリン復興計画に携わった際、スポンサーになっていたベルリン動物園のオナガザルの名前だそうです そのニュースにインスパイアされたアレックス・スタイン氏が蒸留職人のクリストフ・ケラー氏と試行錯誤を重ね、できあがったのがこの『モンキー47』ということ

そして成り立ちだけではなく味も興味深いものに仕上がっています
 
名前の「47」は、アルコール度数が47%であることと、原料として使われるボタニカル(植物の実、葉、根など)が47種類であることを示しています

原材料の三分の一は蒸留所のあるシュバルツバルト産のもので、たとえばスプルスやクランベリー、エルダーフラワー、リンボク、イバラの葉などが使われています またスローベリーやリンゴンベリー、ブラックベリーなど森の果実、そしてローズヒップなども使われているそう そのため、複雑に折り重なる多くのフレーバーがいつまでも楽しめます

ジン好きの方だけでなくビターリキュールがお好きな方にも好まれる味わいです 是非どうぞ



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かなり好みのフェッターケアン、頂きました!

先日のボトラーズフェス、楽しいイベントだったみたいでですね ボトルもかなりの数、無料試飲も出来たみたいです こういったイベントは東京で行われるのがほとんどなので、高松からはちょっとヨイショがいるのですが、今回参加されたお客様がいらっしゃいまして、数々試飲されたなかでのお勧めボトルを頂戴いたしました

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それがこちら

『リキッドサン フェッターケアン23年 1990−2013』

フェッターケアンといえば東ハイランドに位置するなかなか地味な蒸留所で、ジャガトでも旧オフィシャルボトルを扱い中ですが名指しでのオーダーはこれまでほぼ無いですね 
2001年にホワイト&マッカイ社の所有となり現在は『ホワイト&マッカイ』の原酒としての役割を強く担っているということ こちらのボトルはそれ以前1990年の蒸留でジャガトにあるオフィシャル10年と仕込み時期はそれほど変わらないかもしれません

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こちらは2000年前後流通していた『フェッターケアン10年』在庫中です

で、これまでフェッターケアンの個人的なイメージというと漠然としたもの 
軽くナッティ、麦芽感がある飲みやすいモルトかな?と言った感じでした ボトラーズの長熟リリースも少なく、オフィシャルのリミテッドもあまり無かったので正直あまりわからない・・・といった感じでしたかね ただ最近リリースされていた長熟ボトラーズが美味しい、とは聞いていたので気になりつつあった蒸留所でした

そしてリリース元のリキッドサンは4,5年前に設立されたドイツのボトラー ウイスキーエージェンシーなどとともに、近年注目度も高く、高品質の長熟モルトを数々リリースしています 最近ラベルデザインを一新 ちょっとサイケデリックなデザインでこっちのほうが個人的には好きです


テイスティングしてみましたが、僕のこれまでのフェッターケアン感とは大きく違うフルーティーでとろっとしたかなり美味しい仕上がり 
アプリコットや少し甘みのある柑橘のフレーバーがしっかり そしてナッツ香 飲み込むとオイリーとは違う非常にクリーミーなとろっとした舌触り そしてアプリコット、パイナップル、熟した甘酸っぱいフルーツ 麦芽の風味もあるが全体的には非常にフルーティなウイスキーと言った印象です 
飲みよく、舌に乗せた感じが心地いい、ついおかわりしたくなるようなモルトですね 馴染みの無い蒸留所だと思いますがこちらはほんとにおすすめ!是非お試しください   

 

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ジャガトでも数々のアイテムを扱いどれも高評価のオランダのブルワリー 『デ モーレン』

様々なスタイルのビールを高品質で仕上げてくる注目の醸造所です 個人的にも新しいアイテムが届くたびに飲むのが楽しみなのですが、今回はベルジャンストロングエールが届きました

インポーター資料より

『色:シャイニーゴールド

香り:スパイシーなベルジャンイースト、クッキーの香ばしさ

風味:コーン、アプリコットの甘さ、アイスティーのような爽やかな香ばしさ シトラス系のマイルドホップの絶妙な苦味が、甘美の中に見え隠れする シルキーな喉ゴシと長い余韻』

10,3%と高アルコール度ですが、香りの良く、柔らかい仕上がりになっていると思います

ベルギービールファンの方々には是非味わっていただきたいおすすめアイテムです

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見た目アードベッグ、飲んでみてもアードベッグ・・・、ピーティー、スモーキー、で、美味しい・・・でも作った場所はフランス、ブルターニュ地方、という面白いウイスキーです

少し前から輸入されているのは知っていましたが、飲む機会もないため買うには至らず・・・最近はこういうニッチなものにぐっと惹かれる方も少なめになったなー、と思い仕入れてませんでした

・・・が、先日こちらの輸入をされているRARE ALCOOLの方に色々と話を伺う機会があり、また試飲もできました で、美味しい+個人的にも好きなテイストだったので購入しました

KORNOG『ゴルノグ』とは・・・

パリで働くウイスキー好きの会社員ジャン・ドネイが、ウイスキーへの情熱から仕事を辞め、ブルターニュ地方に移り住み、ウイスキーを造るために建てたのがこのGLANN AR MOR(グラン・アー・モー)蒸留所 2006年3月と7月蒸留のウイスキー(bourbon barrel 1st)2樽と、2006年10月蒸留のウイスキー(Sauternes Cask 1st)のヴァッティングし、3年熟成 ピーテッドウイスキー

ウィスキーマガジン誌で、スコットランド、アメリカを除いた蒸留所の中で、世界2位に選ばれたウィスキーです

世界限定1000本 そのゴルノグのファーストロット1000本中の1本です

アイラ島の麦芽を使用したピーテッドシングルモルトウィスキー もちろんノンチル、ノンカラメルです

バーボン1st樽とソーテルヌ1st樽3年半熟成品、若さはどうしても感じますが例えば『アードベッグ ヴェリーヤング』のような魅力を感じていただけると思います

ブルターニュ地方はご存じの方も多いと思いますがケルト文化の流れを汲む地域です 

6つのケルト国の一つとされていて今も濃くケルトを感じることが出来る地域だそう 一度行ってみたい地域でもあります そこでつくられたアイラテイストのシングルモルト・・・興味深く感じた方も結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?是非一度お試しいただきたいと思います 

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新着チーズ2種ご紹介 

まずはロワールの白カビ『オリヴェ フォワン』

ロワール川のそばで放牧された牛のミルクからつくられる白カビのチーズ クリーミーな白カビのチーズに干し草がのせられた個性的なチーズです  干し草は外してお召し上がりくださいとのことです  表面の干し草をまぶした部分は薄くカットして別添えでお出ししますね

春の香りを感じるチーズです 個人的にはマティーニと合わせて楽しみたいな、と思いました またはドライジンそのままで もちろん白ワインにもしっかり合います   

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もう一つはイタリア、ヴェネト州のセミハード 

『クオール デ ノーチェ』

クオーレ=心、大きな心臓のような形をしたチーズにクルミの葉っぱをまぶして熟成 マッシュルームのような土っぽい香り。皮の部分はやや強めの味わいなので残される事をおすすめします 

干し草の白カビチーズと胡桃の葉のセミハード、どちらも香りのいい食べやすいチーズです

こちらもチーズA またはcにてどうぞ

葉っぱをまぶして・・・系は最近に限らずジャガトカーナでは結構仕入れることも多く、定番のスペインのブルー、『バルデオン』は楓の葉に包んで熟成、最近お気に入りの山羊乳『モテ シュール フォイユ』は栗の葉に包んで熟成させています どれも通常の熟成と違う魅力ある香りを楽しめます 是非お試しください


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桜の季節ですね 

神奈川で魅力的なビールをつくっているサンクトガーレンの春らしいビール『さくら』、入荷しました
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長野県伊那市高遠の桜の花・桜の葉を使った桜餅風味のビールです 長野県伊那市高遠の桜は「天下第一の桜」と称され「さくら名所100選」にも選ばれています

通常、ビールは大麦麦芽を使用しますが、このビールには小麦麦芽を主原料に使用。小麦は大麦よりもタンパク質が多いため、柔らかく優しい口当たり

ヒューガルデンやヴェデット、水曜日の猫など小麦ビールの好きな方には是非チェックしていただきたいアイテムです

ビールの苦味の基になるホップの使用は抑え、高遠の桜の花びらと葉で風味付けをしています。(使用しているのは桜茶などにも使われる食用のもの)

小麦の柔らかい香りは桜の香りにぴったりだと思います ホップ控えめで桜の甘い香りが鼻に口に広がる春!といった感じのビールです

10日ほど前、丸亀城をぐるっと散歩したときには早咲きの桜、4,5本咲いてましたが今頃満開でしょうね 丸亀城の石垣の脇で飯野山を遠くに見ながらの桜、満開だとさぞいい感じなんだろうなと思いました 人出が凄そうですけど・・・ 

花見帰り、また花見のかわりにこちらの『さくら』、飲んでみてはいかがでしょうか?

丸亀城ではいい写真撮れなかったんですが、今日散歩した行きつけの仏生山公園でなかなかいい感じの写真取れましたんで親バカでアップします
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うちの栗子、12歳です  



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