BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2015年01月




深夜頃、気に入ってよくかけてます Somi の『Live at Jazz Standard』のライブレコーディングの映像です

アフリカン・ルーツを持つ女性ジャズ・シンガー Somi

Somiは アメリカ・イリノイ州生まれ、ルワンダ人とウガンダ人の両親と共に幼少期はザンビアで過ごし、後に故郷イリノイそしてNYに戻ってからはアーティストとして活動 また、人類学やアフリカン・アートの研究者として、またそれらの啓蒙につとめる活動家としての顔も持つそうです

このアルバムの他に数枚リリース、たぶん最新リリースの『Lagos Music Salon』というこちらもかなり僕の好みのアルバムで、良く聴きます そちらはソウルフルなジャズシンガー、かつアフリカ色もいい感じで、といった風合ですが、この『Live at Jazz Standard』はよりジャズよりのアプローチが強い気がします 

ピアノ、ローズの演奏は日本人のアーティストだそうで、この演奏もかなりかっこいいです ピアノだけでなく、全体のサウンドもボーカルに遜色ないツボを抑えた味わい深いいい感じです

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Somi 『Live at Jazz Standard』

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Somi 『Lagos Music Salon』

 



 

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この時期はホットカクテルのメニューもお出ししております 

ここ最近、一番人気のホットカクテルがこの『ホットジンバック』です

自家製スパイスたっぷりのジンジャーシロップを使ったジンバックやモスコミュールは年間通してご好評いただいてますが、その「ジンジャーシロップ、すりおろしの高知産根生姜、フレッシュレモンを使ったあったかいジンバックになります

ジャガトカーナのジンジャーシロップは、高知産生姜、鷹の爪、クローブ、黒胡椒、シナモン、実山椒、レモングラスなどを使ってつくるスパイシーなシロップ 

またベースに使うビ−フィーター47度にもジュニパーベリー、レモンピール、オレンジピール、コリアンダー、アーモンドパウダー、オリス、リコリス、アンジェリカなど様々なハーブ、スパイスが使われております

体の芯まで温まる、美味しいカクテル 最初の一杯に必ずオーダー頂く方もいらっしゃいます 

寒い日の一杯に是非どうぞ 

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ブリュードッグの新しいラインナップ『ロシアンドール』、4種リリースされましたが、ジャガトではこちらダブルipaが入荷しました

『ロシアンドール』は同種のモルト、ホップ、イーストを使用し、アルコール度数による違いを飲み比べてもらうことをコンセプトとしたシリーズで、ペールエール、ipa、ダブルipa、バーレイワインと4種類つくられています

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ラベルはマトリョーシカのような可愛いイラスト 

ダブルIPAは厚みのある甘さ、シトラスの爽やかさ、ホップの苦味が充分に感じられる仕上がりになっています

ブリュードッグファンの方はもちろん、usクラフトマニアの方にもおすすめです


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高品質のテキーラをリリースしている『ロス アスレホス』です 中身だけでなくラベルデザインも美しいものが多いのですが今回『ロス アスレホス マスターピースコレクション』としてピカソの作品をボトルデザインにしたジャケ買い必至のテキーラをリリースしました で、まんまと買ってしまいました・・・

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デザインは全部で6種あるのですが、どれが届くかはわからず・・・届いた箱に各デザインが載っていましたがどれもいい感じ ジャガトにはこちらのものが届きました

パリ、マレ地区にあるピカソ美術館が2,3ヶ月前に5年ぶりの入館再開というニュースを見ましたが、実はその改装閉館前の2009年5月に行ったことがあります 邸宅を改築したかのような雰囲気で、また他のパリの名だたる美術館のようにめちゃめちゃ混み合ってるわけでもなくゆっくり鑑賞できたことを覚えています

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『ロス アスレホス』はプレミアムテキーラのブランド、といったイメージですね 品質にこだわりデル・バジェ・デ・テキーラ蒸留所で石造りのオーブン(マンポステラ)を使って48時間加熱されたアガベを、酵母を加えて36時間の発酵後、ステンレス製の単式蒸留機で2回蒸留して造られています

こちらも先日試飲しましたが、品のある甘さとコク、良質のアガベのいい香りをたっぷり味わえる素晴らしいテキーラでした ストレートでお楽しみいただきたいですね 

¥1800


少し話がずれますが・・・

この他にも『ロス アスレホス』は美しいボトルデザインのものをリリースしています 『ロス アスレホス』が意味するのはタイルですが、特にポルトガル、スペイン経由でメキシコの伝統的なタイル工芸『タラベラ焼』をデザインにしたボトルが有名 

このタイルは教会や歴史ある建物などの壁面などに使われることも多く、メキシコシティ中心部の『タイルの家』は観光名所にもなっています タイルが貼られたのは1700年代に入ってかららしいですが1614年には支倉常長の遣欧使節団も訪れた、なんて言われてるほど歴史ある建造物 しかも美しい! 僕も中のレストランが気に入って朝食やブランチに利用しました 『ラテンアメリカ一美しい建物』なんて言われることもあるそうです タイル装飾だけでなく中の階段や壁面も素晴らしいですよ

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タイルの家
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中の階段から 壁画もあります
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レストラン ウエイトレスの可愛らしくて不思議な制服も印象的でした このほかにも別フロアにカフェがあって、ビールを飲みに行ったような記憶があります

メキシコ旅行記が中断中なのでこの機会にと思い『タイルの家』も掲載してみましたが、ほんとに素敵な建物なのに、普通にふらっと入れます(中は現在ちっちゃいデパートになっています)ので、メキシコシティの散策中に立ち寄るのもおすすめですよ

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3年前に復活した信州マルス蒸留所 こちらでかつてつくられ、熟成されていた原酒を中心にボトリングされたピュアモルトウイスキー 『モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー 10年 』です

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平成四年に蒸留所は生産を休止していますので、こちらに含まれている信州マルス蒸留所の原酒は20〜21年以上の熟成になると思われます 10年表記なのは含まれているマルス蒸留所以外でつくられた原酒の一番若いものが10年熟成だからでしょうね どこの蒸留所の原酒なのでしょうか?調べても判りませんでした 日本の蒸留所なのか?輸入モルトなのか?わかりません

マルスウイスキーといえば2013年の「ワールド・ウイスキー・アワード(WWA)」のブレンデッドモルト・ウイスキー部門にて、「マルスモルテージ 3プラス25 28年」が世界最高賞を受賞したことも話題になりました これは「鹿児島と山梨の蒸留所で造られた3年熟成のモルト原酒を、信州の地でさらに25年間樽熟成させたピュアモルトウイスキー」とのことで、興味を引かれたものの購入まで至らなかったもの 

また以前はシングルカスクのリミテッドも結構リリースされていたのですがこちらも現在売り切れ、オークション相場もかなり高めですね

正直、店でも以前はほとんど話題に上らなかったマルスウイスキーですが、ジャパニーズウイスキーへの注目度も高まり、蒸留所の復活ということもあり、今後のリリースも楽しみです 

復活したマルス蒸留所 3年熟成のリヴァイバルというボトルも最近出ましたが、短熟にはあまり食指が伸びず、10年熟成ぐらいが出回るようになったら、店のラインナップに、と思っていたのですが『モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー 10年』も、現在生産終了ということで暫く手ごろに駒ケ岳の風味を味わうことが出来なくなるのかな?と思い仕入れてみました

もちろんピュアモルトなので残念ながら100%駒ケ岳モルトではないのですが、熟したフルーツ香、シェリーの柔らかい香りの飲みやすいモルトウイスキーですし、長熟ものもある程度入っているのでこれはこれで興味深い一本だと思います お試し下さい 

¥900

 






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『デュボック醸造所』が1858年に設立されたことを祝って造られた、爽やかな味わいのセゾンビール

濾過をせずにしっかりとホップを効かせ、セゾンエールらしい、爽快な味わいに仕上げています

セゾンならではののど越しの良さと爽やかな口当たりがおすすめです

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『金柑のジントニック』のご紹介

鹿児島産の金柑が入荷してきました 通年より早めですが『金柑のジントニック』をおすすめしております

『金柑のジントニック』は、金柑をすりつぶして皮ごとグラスに香りを移し、ジントニックに仕上げています
薄く小さい種を取るのが少し厄介・・・除け忘れでうっかり入ってることもあるかもしれません・・・

金柑はやはり皮の甘酸っぱい感じが旨さの真骨頂だと思いますので、『金柑のジントニック』はピックを添えてサーブします 是非金柑をかじりながらのジントニックを楽しんでください

¥870

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GLENFARCLAS [1991-2011]
The Family Cask

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2年ほど前のストックです 冬向けがっちりシェリーカスクのご紹介 先日、開栓しました 

クライゲラヒにあるハイランダーインというホテルは昔からウイスキーの品ぞろえが素晴らしいバーを持つウイスキー飲みにお勧めのホテルとして知られています

そのハイランダーインでディレクターを務めていた皆川達也氏によるセレクションのグレンファークラス しかもファミリーカスクのラベルでリリースされました (現在、皆川氏はハイランダーインを離れています そのため、この樽は同氏がハイランダーインで選定した最後の1樽になるそうです)

グレンファークラスのファミリーカスクといえば数年前からリリースされているシリーズで、長熟のカスクが多く、美味しそうなファークラスがいっぱいです

オールドスタイルのスペイモルト、シェリーカスクで重たい味わい 複雑なフレーバーが味わえるグレンファークラスならではの仕上がりです

以下は皆川氏のによるテイスティングコメント

---Tasting Note---
濃いマホガニー色 はっとする程フレッシュで僅かなミントの香りは、ゆっくりとグレービーソースへ広がりをみせます
初めはスパイシー、その後上品なデメララシュガー、ジャファケーキへと続き、少量の加水で更に複雑 なフレイバーが堪能できる味わい。フィニッシュは次第に心地良い苦味が余韻となって舌の裏に長く残ります

近年ではなかなか味わうことのできない古き良き時代のスタイルで素晴らしい仕上がりの1本

(皆川達也)

さすが美味しそうなコメントです 色合いも非常にきれいですし、香りからフィニッシュまでかなりゆっくりと楽しめそうな感じです

きれいなブックレットもついた品のいいパッケージがかなり気に入ってコレクションにしようかな、と思ったんですが美味しそうなファミリーカスクのグレンファークラス 折角ですので味わってみようと思います

クラシックなスタイルのスペイサイドモルト 是非皆様も味わってみてください ¥2000

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明けましておめでとうございます 

今年もジャガトカーナをよろしくお願いします

今年も例年通り 1月2日より新年の仕事始めとさせて頂いております

高松でお集まりの際には、お立ち寄り下さいませ

例年、干支ちなみのお酒をブログにてご紹介しておりますが今年は未年、ということで手持ちのウイスキーからこちら

『ブラッドノック15年シープラベル』です

この『ブラッドノック15年シープラベル』は、レイモンド・アームストロングが所有前に蒸留していたストックを2000年以降にボトリングしていたシリーズの一つ 様々な熟成年数のものが、きれいなラベルでリリースされていました 

こちらの15年は羊ラベルとしてご存知の方も多いと思います スコットランドといえば羊!で僕が車で蒸留所巡りをしたときも人に合う何百倍もの羊に合いました 蒸留所から蒸留所、街から街のあいだに沢山の牧場があって百頭以上の群れ、まあ大人の羊はそうでもないのですが、ちびっこい羊はほんと可愛かったです
 
中身は15年熟成のカスクストレングス、ローランドらしい柔らかめでシトラスぽいフレーバー、洋梨のニュアンスとライトボディで、55度ですが食前にも向きそうな感じのウイスキー 決してヘビーなスモークやピートは期待しないでください

折角なのでブラッドノックという蒸留所について少しご紹介

少しマイナー目の蒸留所ブラッドノック ローランド、スコットランド最南端の蒸留所で、かつては「ベル」の原酒として知られていましたが1993年に閉鎖 その後、レイモンド・アームストロング氏が所有し、2000年からはモルトウイスキーの蒸留も再開され、今後に期待されていました 

蒸溜器は閉鎖前から使用しているボール型が1組で、稼動するのは年にわずか1、2ヶ月のみという少量生産ですが、ビジターセンターなども出来、訪れてみたいなと思っていたのですが・・・

なんと資金繰りがうまくいかなかったのか、一昨年倒産したとのこと 売却の手続きを進めているとのニュースが昨年流れ、そのあとどうなったのでしょうか?ボトラーズ事業も手がけていてこちらもなかなか面白いリリースがあったので残念です ただ、売却ということで上手くいけば閉鎖ではなく別の事業者によってブラッドノック蒸留所は存続するでしょうから、期待したいと思います なんといっても数少ないローランドモルト蒸留所の一つですしね

蒸留所の紹介が新年ぽくない暗めの話題になりましたが、未年のウイスキー!ということで2015年の呑み初め
にいかがでしょうか?

¥1200






 

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