ティースプーンモルトタイプのシリーズになるんでしょう、「The Untouchables」(ジ・アンタッチャブルズ)の『The Untouchablesバーンサイド 1996 18年 』です
ボトラーズへの原酒の供給が基本的にはない蒸留所のため、別の蒸留所の原酒が1滴ブレンド、シングルモルトとして販売できないように供給されるというスタイル 基本、グレンフィディック、バルベニー、グレンモーレンジの限りなくシングルモルトに近い状態としてのリリース形態として最近増えてきたパターン 今後このスタイルはこういった感じで定着していくんでしょうか?少し前から色々なボトラーズブランドからのリリースが増えてきていますね
この「The Untouchables」も1stリリースはグレンモーレンジのティースプーンモルトでした
今回バーンサイド(バルヴェニー)、ウォードヘッド(グレンフィディック)とリリース、こちらはバーンサイド(バルヴェニー)になります
バーンサイドは一年ほど前に『バーンサイド1990 23年 』をご紹介しました こちらの記事の方にティースプーンモルトについての話はもう少し詳しく載せております 興味のある方はご覧ください
バルヴェニーは個人的にも好きな蒸留所 オフィシャルからも興味深いレンジは結構リリースされていますが、こういった変則的な形でも色々なスタイルのバルヴェニーを味わえるのは嬉しいことだと思っています
56.6%のハイプルーフ まだ開栓前ですが、ホグスヘッドによる熟成ですので、バルヴェニーのハウススタイルがしっかり出たいい仕上がりになっていると思います
ラベルデザインもかっこいいこの「The Untouchables」ですが、これは禁酒法時代にアル・カポネなどマフィア(ギャング)の捜査、逮捕に活動した「アンタッチャブル」と呼ばれた禁酒法時代の捜査官たちのことをイメージしているのだと思います 「アンタッチャブル」とカポネに関する新聞やタブロイドの記事などの雰囲気なんでしょうか?
ラベル写真に載っているのは捜査官のエリオット・ネスたちではなく捜査された側のアル・カポネファミリー達ですね 映画の1シーン?かと思うぐらい雰囲気あります 少し前にアル・カポネとその周辺についてかなりのマニアの方がつくったであろうサイトを見つけてたので、記事書きながら色々面白く見てましたが、カポネの記事を扱った当時の新聞を掲載しているページで『Chicago Daily News』のカポネ特集みたいな記事にこの写真を見つけました ちなみにこのサイト、データ量ものすごいです リンクはしませんが myalcaponemuseum というサイトですので興味あればご覧ください
いつものようにラベルネタに脱線しましたが『The Untouchablesバーンサイド 1996 18年 』、味わいもしっかり美味しいのは間違いないと思いますので、ぜひどうぞ ¥1250