BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2015年03月

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ジャガトカーナのストックの一つ、ベルギージン『peket』でウォッシュしたチーズ、『エルヴ ペケ ジェネヴァ』が入荷しました

ベルギージンは、隣国オランダのジュネバと似た風合いの優しくジュニパーの香るジンです スパイス、ハーブを 多用したクラフトジンのような感じではなく素朴でほっとする味わいのものが多い気がします  

日本ではかなりマイナーな存在のベルギージン、『peket』も、見かけることはほとんど無いと思います

が、実はジャガトには『peket』、ございます ベルギーのビアカフェを廻る旅のときに、アントワープのベルギージン中心に扱う酒屋さんで購入したもの 

アントワープではベルギージン専門のバーにも行きましたが、常連のお客さんでかなりにぎわっていました
その時の記事がはこちら

ベルギー 『ビアカフェ巡り+寄り道 vol.16-- ” de vagant ”"twentyone"at アントワープ』

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こちらがベルギージン『peket』 このペケで洗われ4〜8週間の熟成を経たこのチーズ 塩気と甘みのバランスが心地いいジンウォッシュ 非常に珍しいチーズですが、美味しいですね 他のジンで洗ったチーズも作られてないのかなあ?と興味が湧きました 

『peket』のラベルには古めかしい単式の蒸留器が描かれています 今でもこのようなシンプルな蒸留器でつくられているのでしょうか?

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こちらもベルギージン 同じ店で購入しました が、詳細はわかりません 素朴な味わいのジュネバです

ウォッシュとしては珍しくホワイトスピリッツとの相性が楽しめるチーズです 是非お試し下さい

盛り合わせでのサーブが主になりますが、興味のある方にはこちらのベルギージン『peket』をサービスさせて頂きます ブログを見た旨、お伝え下さい 

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ジャガトカーナのカルバドスラインナップの中でも定番となっているデュポンのカルバドスですが、同じデュポンが作ったスパークリングアップルジュース2013が入荷しましたのでご案内

デュポンはペイ・ドージュ地区に約27ヘクタール、6,000本のりんごの樹を所有し、その収穫からボトリングまで、家族経営により生産、名だたるレストランやデパートにもリストオンされる信頼度の高いカルバドス生産者
 
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同様のものだと以前アドリアンカミュのものが入荷したことがあります また素晴らしいコニャックの造り手、ポールジローもぶどうジュースを生産していますね どれもカルバドス、コニャックに使用する品種をつかって無添加で作るジュース この辺りのお酒のお好きな方には興味深いアイテムだと思います
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収穫されたりんごをゆっくりと丁寧に攪拌、破砕および圧搾することにより、本来のりんごが持つフレーバーを逃さないようにジュースにしていきます 砂糖、添加物などの入っていないナチュラルなジュースです

このままお飲みいただいてもいいのですが、折角ですのでデュポンのカルバドスのチェイサーとして、またはカルバドスをこちらのデュポンのアップルジュースで割ってカクテルにしても面白いかと思います

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デュポンのカルバドス、これまで色々な熟成具合のものを仕入れてきましたが、今あるのは 『デュポン フィーヌ』 熟成年数の若いタイプですが、内側を少しトースト(焦がす)してある新樽での熟成原酒が半分使われ、通常のフィーヌよりコクを感じます 使用するりんごの比率は30%が甘みの強い種、30%が苦みの強い種、40%が酸味の強い種だそうです
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スパークリングアップルジュース、あまり入荷することの無いアイテムです 4月半ば頃まではあると思いますので、興味のあるかた、お試し下さい 

ストックあるうちはカルヴァドスのストレートをオーダー頂いた方にはアップルジュース、1杯お試しとして無料でおつけします 『ブログで見たアップルジュース』とお伝え下さい 他の銘柄でも大丈夫ですので同じノルマンディのりんご畑で育って、カルバドスになった林檎、ジュースになった林檎、同じタイミングでお楽しみ頂きたいと思います



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鹿児島の実家から時折届くフルーツ、初夏は梅、夏はパッションフルーツなどが多いのですが冬の時期はやはり和柑橘 道の駅や農家さんから買ったもの、自宅で育てたものなどを送ってもらってます

今回も5,6種届いたのですがその中でもおすすめ和柑橘2種 

まず、上の画像が『さんかんおう』、喜入の農家さんのつくったもので品種の書かれたシールが貼ってありましたが、はじめて見るものです 見た目は三宝柑に似ています デコポンみたいに枝付きの部分がぷくっと膨らんだ形状 検索してみましたが全くヒットせず・・・和柑橘は特にそうですが、かけあわせでどんどん新しい品種が生まれるみたいなので、これもそうかもしれません そのうちわかるかも 

搾って飲んでみましたが、さっぱりとした甘さが心地いいです 苦味は無く三宝柑に似た味わいで、ホワイトスピリッツと合わせて食後のおすすめカクテルにできそうです

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こちらは毎年送ってもらっている屋久島の『たんかん』 個人的にも好きなフルーツ 濃い甘みが特徴的ですね
実もしっかり詰まっているので、食べるのも好きですが搾ってスピリッツ、フルーツリキュールと合わせても美味しく仕上がります 

このほかにも、甘夏、はるみ、デコポンなども届いていますし、四国の美味しい柑橘も色々とまだまだシーズンですのでお好みの『和柑橘のカクテル』を是非お楽しみ下さい

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これもストックルームより・・・

『トマーティン12年スペシャルカスク』です 

トマーティンのオフィシャルカスクストレングスは確か4,5年前に日本向けのみリリースされたもので、このスペシャルカスクはさらにデパート高島屋さん向けのみでリリースされたものだったと思います 通常リリースされたカスクストレングスよりも更に樽選びをしっかり行っているのでしょうか?

トマーティンと言えば一時の1976年蒸留ものブームもなんだか懐かしい感じですが、個人的には最近リリースされたものも結構好きだったりします 程よくピート香、それとスパイシーでリッチな味わいの中にシェリーの風合いが感じられるものが多い気がします 派手ではないのですが古典的なハイランドの良さのあるハウススタイル、といった印象です 

蒸留所はインバネスの南、25キロほどにあるトマーティン村のはずれに1897年に建てられたもので、ゲール語で『杜松の木の茂る丘』の意味 標高315メートルとスコットランドの中では高い位置にある蒸留所の一つです 

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こちらは12年以上熟成の原酒をシェリー樽でフィニッシュの熟成をかけたもの 57%でボトリング

裏ラベルにテイスティングノートによれば

香りはバニラポッドと焼いた(焦がした?)バナナ 蜂蜜とキャンディの甘さ

味わいは麦芽ではじまり、ホワイトペッパー、砂糖菓子、火薬のようなドライさがあるということ
甘さのニュアンスとスパイシーさが交互に来る感じでしょうか?

フィニッシュはドライでリッチなスパイシーさ かなり強烈で贅沢な経験になるだろう、とのことです

個人的にも興味深いボトルです 是非お試しください

¥1000




 














昨年リリースされたギンガの『ROENDOPINHO』、ガットギターによるソロアルバムですが、これが素晴らしくてこれまであまり聴いたことのなかったギンガというアーティストを最近色々聴いていました 

ギタリストとしても評価の高いギンガですが、作曲家としては現代ブラジル音楽の最重要人物とも言われているそう

youtube でもライブなどをチェックしたりしていたのですが、なんと昨年エスペランサ・スポルディングと競演した映像が色々アップされていました エスペランサも大好きなジャズベース&ボーカリスト もちろん素晴らしい内容です 

エスペランサのベース&ボーカルに複雑でシンプルなギンガのギターの絡む、とても美しい音楽だと思います ギターの音色もすごくいい  

音源としてはリリースされてないようなのでyoutubeで聴くのみなんですが、是非cdか配信でリリースして欲しいですね


また、作曲した作品を色々聴いてみようと思い、調べていたらなんと大好きなレイラ・ピニェイロの歌っていた『Catavento e Girassol』も彼の作曲だということ

一番好きなレイラ・ピニェイロのアルバムのタイトルで一曲目に入っていた『Catavento e Girassol』、繰り返し聴いたこの曲がギンガの作曲だということをこれまで知りませんでした

『Leila Pinheiro e OSRJ - Catavento e Girassol』


ますます興味の湧いたギンガ、その周辺のアーティスト、色々探って見たいと思います









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アバフェルディのオフィシャル21年、長く欠品してましたが入荷しました ここ数年流通が少ない気がするのですが気のせいでしょうか? デュワーズのトップドレッシングとしてのポジションが最重要視されている感のあるアバフェルディですが、もちろんシングルモルトで飲んでも美味しいハイランドモルトです

蜂蜜やヘザーの香り、味わい、バニラ香、オレンジピールやスパイスなどがフィニッシュまで長く楽しめる間違いの無いハイランドモルトです 以前は花と動物シリーズでリスのラベルでリリースされていましたね 経営が変わって、2005年にリリース開始の12年、21年がオフィシャルの定番品になっています 12年は少し前にラベルが変わってアバフェルディの街の昔の風景でしょうか?これもいい感じです が、リスの姿が見えない気がします 現物みてないのですが少し残念 見逃しがちなんですが実は『アバフェルディ21年』、目立たないんですがラベル中央にリスのシルエットがしっかりあるんですよ 
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こんな感じ ちなみにボトルキャップにも・・・

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場所的には南ハイランドになるのかな?蒸留所を廻ったとき、エドラダワーやブレアアソールなどを廻った足で蒸留所に行きました 

『2000年スコットランド蒸留所巡り覚書 VOL.5 ”ピトロッホリー、ブレアアソール”』

こちらに書きましたがアバフェルディは蒸留所だけでなく、充実したビジターセンターの「Dewar's World ofWhisky」というのもあって面白そうだったんですが、時間の関係で見れませんでした 次に行ったらぜひ訪れてみたいですね

¥1400


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ださ、かっこいい?ラベルのブリティッシュエール、入荷しました ブリティッシュメタルの代表的バンド、『アイアン メイデン』のボーカル、ブルース・ディッキンソンがプロデュースしたビールです ラベルもメイデンの代表曲の一つ、『trooper』のジャケットが使われています 1983年リリースのシングル、アルバムだと4枚目のスタジオアルバム『頭脳改革』(Piece Of Mind)に収録されているそう こんな曲です



初めて聞きました・・・

昨年、試飲会で見た、飲んだアイテムだったんですが、美味しいけどジャケのクセ強いなーと思い仕入れせず
ところが輸入終了ということでもうお目にかかることもないかもしれないと思い仕入れてみました

個人的には音楽やりたい、聴きたいと思い出した中学生の頃、友達うちでもパンク、メタル、どっち派?みたいに言い合いしてたのを思い出します まあ、ぼくは完全にパンク派でメタル好きの友達と無駄に我を通しあったりしてました グランジだとかヘヴィロックとか、そんな言葉を聞く以前の話 

正直このラベルのような世界観のいわゆる『ヘビメタ』苦手でしたねー  ただ、アイアンメイデンはそんな僕らみたいに、へヴィメタルをほぼ聞かない人間でも名前は知ってるぐらいメジャーな存在でした

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まあ、このジャケットのセンス、やっぱり今でもかっこいいというのは憚れますね

アイコンとしてのこのジャケキャラ、『エディ』というそうで、アイアンメイデンのアルバム、シングルジャケットに必ず登場してくるそうです

で、今回このビール『trooper』をプロデュースしたブルース・ディッキンソンを調べてみたところ、なかなか面白いキャラクターなのを知りました  

イギリスの航空会社 アストライオス航空でパイロットを勤め、ファンサービスの一環としてコンサート会場国への送迎なども行っている・・・とか アイアン・メイデンの近年のワールドツアーに於いても自ら操縦桿を握り、チャーター機を操縦したりも・・・ またイギリス国内のフェンシングのランキングで7位となっていたとか、アイアン・メイデンを一時脱退していた時期にはクリケットのイギリス代表メンバーとして世界を転戦したとか 更には元々は歴史教師になるためにロンドン大学で歴史学を学んでいて小説も書いており、また映画の脚本を執筆したこともあるそう

かなり多趣味で、しかも器用なんでしょうね してきたことそれぞれですごい実績を残してます パイロットとしてのの総フライト時間も7000時間を超えるそうで、本業なのか副業なのか、というぐらいの経験値 色々とやりたいことがあれば即行動に移すタイプなのかもしれません で、ビールのプロデュースもしてみた、という感じでしょうか?

醸造元、ROBISONS BREWERYはジャガトでも紹介したオールドトムというブリティッシュエールだけでなく意欲的なドラフトビールなども数々作り出しているブルワリーです 日本で飲める銘柄は限られてますがイギリスのパブなんかで色々楽しめるんじゃないかと思います ちなみに関連のwww.ironmeidenbeer.com/ では、色々グッズも買えるそう この『trooper』もタップで売っているらしいんで、イギリス旅行で見つけた方は是非飲んでみて下さい 

500mlのボトルですので、久々使うパイントグラスを用意しています ブリティッシュエールの好きな方は是非一度、またネタ作りでも、メタル好きの方ももちろん飲んで頂きたいと思います 







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ジャガトでも取り扱いも14、5年になろうかという定番の人気ベルギービール、ピンクの象さんでお馴染みのデリリウムですが代表銘柄『デリリウム トレメンス』の誕生から25周年ということで、記念して限定醸造のIPAがリリースされました

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知名度抜群のベルギービールですので、まだ出来て25年しか経ってなかったの?と思われる方も多いと思います

もともとは1988年に当時ベルギーに在住していたイタリアの首相の要望で醸造され、イタリアに輸出 その後、1989年に、デリリウム・トレメンスという名前でベルギーでの販売を開始されたのが『デリリウム・トレメンス』のはじまり

『デリリウム・トレメンス』という名前はラテン語で「アルコール 中毒による幻覚症状」という意味で、このブラックジョーク的な名前のせいでアメリカでは輸入禁止になったこともあるそう
 
そんな名前同様、印象的なこのデリリウムのラベルですが、これは当時醸造所に研修に来ていた学生に、ビール2ケースと引き換えに描いてもらったものだそう このビールを飲むと、ピンクの象→クロコダイル→ドラゴン→鳥 の順番で幻覚が現れるという意味だそうで、なるほどピンクの象のビールという愛称で呼んでもらってますが、ラベルにはこの全ての動物を見つけることが出来ます


今回ご紹介の『デリリウム アルゲンタム 25周年記念 IPA』ですが、人気のIPAタイプ アルコール度数は通常のトレメンスよりも抑え目の7.0%ですが、6種類ものホップを使用してのドライホッピングを施し、IPAらしいシトラスの高い香りとホップの心地よい苦味が素晴らしい仕上がり 

ベルギービールファン、usクラフトファン、問わず全てのビール好きの方にアピールする出来栄えです

限定醸造のためショップでも既に完売していることが多いです ただ、最近ベルギーのブルワリーでもIPAスタイルのものをつくることが増えてきてますのでこちらもそのうち定番化するかもしれませんね 今のところは現在市場に出ているだけだそうです しっかりめに確保しましたが、興味のある方はお早めに



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