BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

2015年05月

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今年もardbeg dayの季節になり、リミテッドエディションのリリースされる時期になりました

今年のリミテッドは 『アードベッグ パーペチューム』 

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本日入荷しました!

近年、毎年色々なアプローチでアードベッグファン、ウイスキーファンを楽しませてくれるリミテッドエディション

今年はラテン語で“永久”を意味する『Perpetuum (パーペチューム)』という名前でリリースされました

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実は今年、アードベッグ蒸留所は200周年ということで、それを記念したボトルになっています

ラベルにも1815−2015と記されていますが、その歴史は密造時代まで遡ると1794年には記録があるそうで、また同じアイラ南岸の蒸留所、ラフロイグも1815年創業 改めてアイラウイスキーの歴史の深みを感じますね 

200年の集大成の味わいに、というのはさすがに難しいでしょうが近年話題になったアードベッグの様々な樽使いの妙味を感じることが出来るカスクからも原酒が使われているようです 『アリゲーター』に使ったアリゲーターチャーした樽で熟成させた原酒、『アードボッグ』に使ったマンサニージャ樽原酒、『コリーヴレッカン』に使ったフレンチオークの新樽原酒など・・・

『ローラーコースター』も同じように色々な樽使いの面白さを体験できる1本でしたが、『パーぺチューム』は、『ローラーコースター』リリース以降の様々な試みも使われているようで興味をそそられます

ジム・マレーのテイスティングコメントより

『深みのある琥珀色 強烈なピート香とベーコンの燻製香を、シナモンやナツメグ、驚くほどクリーミーで甘いバニラやミルクチョコレートのニュアンスが和らげます 余韻には亜麻仁油などのシェリー樽のニュアンスが現れ、控えめなクレオソートやタールの風味がいつまでも残ります』

ボディのしっかりした僕の好きなアードベッグが楽しめるんじゃないかな?と思っています 届いたばかりなのでまだティスティングできてません 出来次第なんらかのテイスティングコメントを追記しようと思います

¥1250 

またアードベッグ オフィシャルの開栓中のものですが現在、

『アードベッグ10年』
『コリーブレカン』
『スーパーノバ』
『スーパーノバ2010』
『スーパーノバ2014』
『ローラーコースター』
『アリゲーター』
『アードボッグ』
『オーリヴェルデ』
『スティルヤング』
『オールモストゼア』
『アリーナムビースト』
『ルネッサンス』
『ウーガダール』
『1975』
『ロードオブジアイルズ』

と、ございます 残り少なくなってきたのもございますが、様々なスタイルのアードベッグを楽しんでいただけると思います ハーフテイスティングもございますので、お申し付け下さい

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シトラスの爽やかなフレーバーを持ちつつ、飲み応えある個性派プレミアムジン、『ボタニック ウルトラプレミアムジン』のご紹介

ボタニック・ジンは、他のジン同様、高品質のジュニパー、マンダリン、レモン、スウィート・オレンジ、アーモンド等のボタニカルを使用していますが、最大の特徴は、インド東北部原産の柑橘類“ブッダズ・ハンド(和名:仏手柑・ブッシュカン)”を使用していることです

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ブッシュカンは掌の形をした柑橘  正式には「手仏手柑」といい、果実の先端が手の指のように見え、 英名でも「フィンガード・シトロン」と呼ばれています ブッシュカンで検索して頂くと画像が色々出てきますが、千手観音を思わす風貌、なんとも不思議な形です 盆栽のようにしている画像も出てきましたが、いい感じで不思議な雰囲気 ちょっと欲しくなりました

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〈画像は『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』『ブッシュカン』のページより引用 
URL: http://ja.wikipedia.org/〉


食用にできるの?と思うほど独特の形です 果実が大きくなっても果汁などはなく、みかんで言うところの皮をめくったらある白い部分が、綿のようになっているだけ、生食することはないそう マーマレードのようにして果皮の香りを楽しむらしく、ほぼ鹿児島でのみ生産されているそうです 

アジア地域では古来より不老長寿をかなえる漢方薬として、また胃痛、脇腹痛、嘔吐、咳などにも用いられてきました またクエン酸が多く含まれている為、疲労回復や食欲増進にも効果ありとのこと

このブッシュカンをボタニカルに使用しているジンは他に無いと思われます 興味を引くボタニカルです 

味わいは、最初にデリケートだが強いブッダズ・ハンドの柑橘系の風味、スウィート・オレンジ 続いてジュニパーとカルダモンのスパイシーさ オレンジ・ブロッサムのフローラルなフィニッシュ、ということで柑橘のさわやかですが個性的な香りを十分に味わえる仕上がりです オリエンタルな魅力いっぱいのプレミアムジン、是非お試しください  ¥900

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お酒事にはあまり関係ないんですが、鹿児島の郷土菓子のお話です

『あくまき』、鹿児島や宮崎のほうに所縁のある方はご存知なんじゃないかと思いますが、ローカルな和菓子 もち米を灰汁(あく)で炊くという風変わりな製法の竹の皮で包んだちまきのような食べ物 

子供の頃、このぐらいの時期になると祖母から段ボールで山ほど送られてくるのが楽しみだったものです 田舎ではどこの家でも手造りしてたようで、親戚から頂いたこともあります

大好きだった『あくまき』ですが、祖母も他界、母親は若い頃から鹿児島を離れて長いのでつくれないのかな、と思ってたんですが、先年鹿児島へ戻った親宅に行った際、この『あくまき』用の灰汁を発見、聞くと鹿児島へ戻ってからはつくっているそう で、お願いして送ってもらいました 30年ぶりぐらいに食べる『あくまき』になります

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祖母に送ってもらっていたのはこんな感じに包んだもの

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母は今この巻き方(角巻き)にはまってるらしくこちらメインでおくられてきました

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砂糖ときなこを半分ずつぐらい混ぜて・・・今回は種子島の粗糖と熊本のきなこを合わせていただきます 黒蜜や黒糖でも美味しいですね 

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これは粗糖 金色のきれいな結晶 味もミネラル豊富で旨味たっぷりの優しい甘みです

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包んである竹皮の紐でちぎって食べます かなり粘りがあるんですがあくのせいかさっぱり食べれます お酒に合う気はあまりしませんが、少し渋みを感じるこの味わいは樽香強い木のタンニンのあるモルトが好きな方なんかには好みの味なんじゃないでしょうか? 

久々食べましたがやっぱり美味しい!ただ、あくの独特さは苦手な方もいるのかな、と思いました 最近は業者製のものも増えたみたいでみやげ物やさんやネットなどでも購入できるらしいですね ただ、母の話では今でもやっぱりたくさんつくってはご近所におすそ分けしあうローカルフードのようで、素朴な味なんですが思い出しては食べたくなる各地にある郷土料理と同じように愛されてる存在なんだと思います

いくつかは店に置いてます 興味のある方にはお試しいただいてますし、もし懐かしい!というかたがいらっしゃたら是非お尋ね下さい








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暖かくなってベランダ、庭先のミントがすごい勢いで芽吹きだしました

ので、これからお盆明けごろまでは恒例の『自家栽培ミントのモヒート』をお出しできると思います

現在、育っているのはイエルバブエナとスペアミント、ペパーミントの3種
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イエルバブエナは日本ではほぼ流通してないラテンアメリカのミントの一種 以前のブログでもご紹介しましたが野性味ある香りが特徴的です イエルバブエナを使うところはたぶんあんまり無いと思いますので、興味ある方はぜひどうぞ スペアミントはモヒートに一番使われるミントですね 程よい甘みのある香りがモヒートに良く合うと思います ペパーミントはメンソールの香りが強めなので一番しゃきっと爽快感を感じるミントだと思います


その日、いい感じなのを摘んできます で、2種、3種と組み合わせてお使いする予定 

もちろん、単一品種でおつくりすることも可能な日が多いと思いますので、ご希望の際はお申し付け下さい





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少し前より話題になっていたアイリッシュウイスキーのインディペンデントボトラー『ティーリング』、いくつかラインナップされていますが、今回ジャガトには
ノンエイジの『ティーリング シングルモルト』、入荷しました

ティーリングウイスキー社はアイルランドのダブリンに本拠を構えるインディペンデントボトラー アイリッシュ、モルトウイスキー好きの方には馴染みのあるクーリー社の社長であったジャック・ティーリング氏が、ハンドクラフト&スモールバッチのアイリッシュウイスキーを作るべく、クーリーを離れて2012年に設立したボトラーズです

クーリーといえばアイリッシュの新興勢力、といった感じで注目していた蒸留所 ジャガトでもカネマラのピーティーなタイプやカスクストレングスなど、他の蒸留所でつくらないものを色々リリースしていました 2011年にビーム社に、そしてご存知のようにビーム社は現在サントリーグループのため、現在クーリーもその傘下となっています

ティーリング氏はビーム社にクーリーを売却後、この事業を立ち上げたのだと思います アイルランドの蒸留所と樽の供給に関する契約を結び、今後使用する樽を長期にわたり確保しているそう 当然クーリーのものも結構あるんじゃないでしょうか? また、蒸留所も建設中だそうでダブリン市内、セントパトリック大聖堂から僅か500メートルの距離で現在建設されているそう サイトでは5月のオープンを目指しているそうですが完成したのでしょうか?そんな場所での操業ですから、当然ビジターセンターなどもつくられ、観光スポットとしても機能するように計画されているんじゃないかと思います ダブリンに行くことがあれば是非訪ねてみたいですね

これまでは定番のエントリーモデルとしては『スモールバッチブレンデッド』と『シングルグレーン』、ハイプライスの21年、26年、30年の『ティーリング シングルモルト』とリリースされていましたが、ブレンデッドとグレーンにあまり興味が湧かず、シングルモルトは出しにくい価格帯ということで購入にいたらずでした が、今回の『ティーリング シングルモルト』はこなれた価格帯ながら、ベースとなる熟成年数は23年以上、そしてシェリー、ポート、マデイラというウイスキー熟成に良く使われるフォーティファイド系ワイン樽、ブルゴーニュの白、カベルネソーヴィニヨンという地雷にもなりやすいスティルワイン樽で熟成させたモルト原酒を組み合わせてあるということで、個人的にも興味が湧き、また楽しんで頂けそうな一本と思い、仕入れてみました 

いろんな樽、使いすぎじゃないかな?とか懸念するとこもあるのですが・・・特にスティルワイン樽熟成のモルトはギャンブル的な感じで買うことも多く、ご存知のようにいい結果にならないことも多いです 苦手な方も多いですね ですが、いいものには香り、味わい、余韻ともに楽しめるものもあり、そんな出会いもあることが、ウイスキーの楽しさの一つでもあるんじゃないかと思っています

そして、ワイン樽熟成、スティルワイン樽熟成を謳ったもののほとんどが1種の樽種で熟成、フィニッシュをしていると思いますが、今回のティーリングはフォーティファイド系の樽3種、スティルワイン樽、赤白1種ずつと非常に珍しい組み合わせになっています 

さて、どんな味わいでしょうか?

オフィシャルのテイスティングノートでは

『香りはメロン、イチジク、トフィーにレモンがあふれてくる 味はドライフルーツ、シトラス、バニラ、スパイスにクローブがバランス良くミックスされている フィニッシュは長くて甘く、樽のドライなタンニンと調和している』

ということ 確かに熟成樽それぞれからの影響を考えると、出てきそうなコメントばかりです そして、それぞれが僕個人の好きなウイスキーの味わいでもあります が、それが、この一本にまとまってることがあるんでしょうか?まだ、開けてませんのでコメントできませんが、興味あるかた是非お試し下さい

¥900




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今年はブログでのご紹介遅れましたが、毎年ご好評のフルーツトマトのカクテル、今年もやっております

フルーツトマトはその日その日、状態のいいものを仕入れてお出しします どこの産地、銘柄、といった感じではなく選んでみようと思ってますが、高知のものが多くはなると思います 

ちなみに今週は『池トマト』が入荷しています 高知県土佐市でつくられる美味しいフルーツトマトです 

その他、日高のシュガートマトや徳谷のフルーツトマトなどが入荷予定です 

『3種のトマトのブラディメアリ』は その日入荷した完熟フルーツトマト、香川県産ミディトマトをすりおろして、順造選の桃太郎ストレートトマトジュースをあわせたものをウォッカと混ぜ、岩塩のハーフスノースタイルのグラスに注ぎ、仕上げに黒胡椒を挽いてお出ししています

『3種のトマトのブラディシーザー』はこのうち順造選の桃太郎ストレートトマトジュースをクラマトジュースに変えたもの よりスパイシーでこくのあるカクテルに仕上がります

ベースを他のスピリッツに変えても楽しめますのでお好きな組み合わせでどうぞ

また、フルーツトマトを使ったレッドアイ、ブラックアイなどもおすすめです 



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