551f1180.jpg店のすぐそばにある高松市美術館で開催されている佐伯祐三展に行ってきました
佐伯祐三は30才で夭折した画家です 僕は3,4点しか作品を知らなかったのですが、その中の1点 ”立てる自画像”が
強烈に印象に残っていました 
実は今日までこの作品名を”顔の無い自画像”だと思っていたのですが・・・

この作品は初めて渡仏した佐伯が、影響され尊敬するヴラマンクに自作を見せた際、さんざん罵倒され、叱られ(アカデミック!と言われたらしいです)その後で描いたとされる自画像です 顔の部分が消され、呆然と立っています 手にはパレットを持って・・・
痛々しいけれど強烈な自意識だなー、と思いました
で、今回の展覧会ですが、美術学生の頃から、渡仏後、帰国、再渡仏して死の直前に描いたものまで、画風やテーマが変わっていく様を丁寧に構成して展示していて、いい展覧会でしたよ 個人的にはパリの下町のバーやレストランを描いたものに興味をひかれました  ユトリロも1点ありましたし、同時代の佐伯周辺の画家の作品も興味深いものばかりでした 12月半ばまでやってるらしいので行ってみてくださいね

ところで、佐伯祐三って贋作騒動があったよなー、と思って調べてたら面白いことが色々載ってました 特に死の直前あたりの話はなかなか興味深いです 遺作がどれか、とか・・・長くなりそうなんで書きませんが、興味あるかたは色々検索してみてください   sgassyubin