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映画に登場したお酒に関する会話というのはバーではよく始まるものですが、ジェームスボンドとお酒に関する話はその中でもやはりヘミングウェイと並んで大変人気のある話題です

特にボンドマティーニに興味を持たれる方は多く、これまでにも結構作ってきました 一時期あまり作る機会がなかったのですが最近複数のお客様からオーダー頂き、折角なのでブログネタにしてみようかなと思いまして、今回の記事になります

ボンドマティーニの中でもこのヴェスパー (Vesper)と呼ばれるものは、小説『007 カジノ・ロワイヤル』でイアン・フレミングが考案し、2006年に公開された同名の映画でも原作を再現する形で登場したものです ですから、ご覧になった方も多いと思います

名称は、、ジェイムズ・ボンドの恋人役(ボンドガール)として登場するヴェスパー・リンドの名前から付けられました 
小説でのレシピではヴェスパーは、ゴードンジンと、ロシア産(またはポーランド産)ウォッカの両方を入れ、ベルモットの代わりにボルドー産アペリティフワインのキナ・リレを使いレモンの皮のらせん剥きを入れます 
ジャガトではウォッカはアブソルヴェント(ズブロッカを作ってる会社のスタンダードウォッカ)を使ってつくります
また、現在はキナ・リレは製造されていませんので、通常は代わりに後継銘柄、リレ・ブランを使います

ところがリレブランも最近は入手しにくくジャガトでもストックは現在1本だけです 2006年に公開された映画『007 カジノ・ロワイヤル』の人気でリレ・ブランに注文が殺到して品薄となり、入手が困難となっているという噂もあります リレ・ブランを製造するリレ社は、従業員七名という小さな会社らしくこれが入手難の原因の一つでもあるのかもしれませんね

材料(ゴードンジン、アブソルヴェントウォッカ、リレブラン)をシェイカーにいれ、ハードシェイクでおつくりします 通常のマティーニよりもオレンジぽい香りの強い、よく冷えた飲みやすいマティーニになります ひょっとしたらストックのリレブランが無くなったら作ることができなくなるかもしれないボンドマティーニ〈ヴェスパー〉、興味もたれた方はぜひ飲んでみてくださいね