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昨年『佐多宗二商店』の蒸留所を案内して頂いた際、工場長の中原さんよりご紹介いただいた『佐多宗二商店』のレア焼酎『INAZUMA 刀』とレア梅酒『刀リキュール梅酒』です

ブログカテゴリ『佐多宗二商店訪問記』にてご紹介した大好きな鹿児島の焼酎蔵『佐多宗二商店』
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『不二才』、『晴耕雨読』といった銘柄はご存知の方も多いと思います また、『角玉梅酒』も梅酒好きの方には人気の銘柄 このあたりはジャガトでもよくオーダー頂きます

ですが実は、『佐多宗二商店』ではいかにも焼酎蔵らしいこれらのお酒だけではなく、冒険的で魅力的なお酒を数々生み出しています

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その中でも、ジャガトで以前より扱いがあるのが『刀スピリッツ焼酎梅』

原料に『角玉梅酒』の製造時に出来る「焼酎梅」を発酵させ、グラッパの蒸留器で蒸留した梅酒のグラッパともいえる独特なスピリッツ 美味しくて面白いこんなお酒に出会うとテンションが上がるタイプの僕は初めて飲んだ時感動したのを思い出します

実は訪ねるまでよく知らなかったのですがこの『刀』というレンジは『佐多宗二商店』が日本の蒸留酒を世界に伝えたいとの想いで生産、販売するシリーズだそうでこの『刀スピリッツ焼酎梅』以外にも芋焼酎の『刀』、32度の梅酒『刀リキュール梅酒』、そして『刀』のさらにプレミアムレンジの『INAZUMA 刀』があります

是非飲んでみたかった『佐多宗二商店』こだわりのこれらのお酒 このうち『INAZUMA 刀』『刀リキュール梅酒』が、最近ジャガトカーナのラインナップに加わりました

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まずは『INAZUMA 刀』から・・・

非常に複雑な工程でつくられたこちらのお酒は製法の基準により焼酎ではなくスピリッツと表示されています
グラッパ蒸留機で蒸留され、リムーザンのフレンチオークの樽とシェリー樽の原酒でつくられています

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ちなみにこちらが見せて頂いたグラッパ蒸留器 そのまま使っているのではなく無く手を加え、『佐多宗二商店』の蒸留器に仕上がっています

香りは柔らかですがパワフル、スピリッツ表示ですがアロマは正に芋焼酎です 芋の甘いクリーミーなフレーバーにほどよく熟成香が乗った風合い 舌に乗ると結構オイリーで芋の香りが口いっぱいに広がります スパイシーな刺激もありますが全体的にクリーミーで柔らかで香りのいい食後酒 良い熟成を経たアネホタイプのテキーラから感じる非常に上質な甘さを口の中にずっと感じることが出来ます 焼酎党だけではなく、テキーラ派、モルト派、ラム派の方たちにもストレートで是非飲んでいただきたいお酒です

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そして『刀リキュール梅酒』

角玉梅酒の原酒(21度)をさらにグラッパ蒸留機で蒸留したアルコール度数60度程度の蒸留酒をもとにかめ壺で熟成され32度で詰められたハードな梅酒 「男の梅酒」ということです・・・

香りは華やかで強め アルコールの強さも感じます リキュール的な甘い香りではなく、より凛としたエキス分の濃縮したオードヴィーの香りです 含むとまず梅の甘さ、そしてビターな舌触り、余韻は長く甘さの後から続く少し苦みを感じるような味わいが面白いです 常温でまたは氷を溶かしながらのロックでかなり楽しめます

工場長の中原さんは蒸留の話になると目を輝かせて色々と教えてくれる自称『蒸留オタク』

次々に色々なアイデアを実践しているみたいで、今後も美味しく興味深い『佐多宗二商店』ならではの蒸留酒を造り上げてくれると思います 個人的にもかなり楽しみにしています

『INAZUMA 刀』『刀リキュール梅酒』 どちらもハードリカー、洋酒好みの方にも美味しく興味深く飲んで頂けるお酒です また数多く出回っているお酒では無いので焼酎党の方でも飲まれたことの無い方結構いらっしゃると思います 是非お試しください