一時、全く見ることの無かった『ストラッフェヘンドリック』銘柄
ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所がつくる『ストラッフェ・ヘンドリック クアドルぺル』のご紹介
僕がベルギー、ブルージュを訪れた時、かつて『ストラッフェヘンドリック』をつくっていた醸造所では『ゾット』という
ビールをメインに造っていました
ベルギー ビアカフェ巡り vol.14-ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所 at ブルージュ
に書いたとおり、2002年までは『ストラッフェヘンドリック醸造所』と呼ばれていたところが僕が訪れた2008年には『ドゥ・ハルヴ・マーン醸造所』と呼ばれていました
この辺のいきさつに関してはベルギービールjapanさんのサイトにかなり詳しく書かれていましたので引用させて頂きます
「醸造所の歴史はとても古く、1564年には町の台帳に名前が残されています 1856年にはアンリ1世として知られる、マース一族のレオン・マースが醸造所の所有者となりました
1981年、この醸造所は新たなビールを世に送り出しました ブルージュに聖アルノーの銅像が建てられたのを記念して造られたこのビールは、他のビールよりも強く、「ストラッフェ・ヘンドリック(強いアンリ)」と呼ばれる由縁となりました
1988年にはリヴァ・グループのデ・スプレンテル一族に買収され、醸造所の名前もハルヴ・マーンからストラッフェ・ヘンドリック醸造所になりました
メインの銘柄であるストラッフェ・ヘンドリックはその後2002年までブルージュで醸造されました
2002年、リヴァ・グループのデ・スプレンテル一族が醸造部門を売却 この時点でストラッフェ・ヘンドリック醸造所の操業も停止されることになりましたが、ストラッフェ・ヘンドリックブランドとそのレシピの権利はリーフマンス・ブルワリーズグループが引き継いで所有し、デンテルゲムで造られることになりました
3年間の醸造停止期間を経て2005年、ザヴィエル・ヴァネスタ(6代目にあたります)が醸造所を買い戻し、名前もかつてのドゥ・ハルヴ・マーン醸造所として醸造を再開
そしてザヴィエルからの最新のクリスマスカードには、「2009, Straffe Hendrik, back in Brugge!」という文字が!
ついにストラッフェ・ヘンドリックがブルージュに戻ってきたのです」 〈ベルギービールjapanサイトより〉
という経緯らしいです 勉強になりました ですから僕が訪ねた時は過渡期、というか現在の態勢が整いつついよいよ『ストラッフェ・ヘンドリック』が復活する、といった時期だったんですね もしかすると醸造所での話でそういったことを言ってたのかも?僕の語学力の無さで判って無かっただけかもです
『ゾット』も美味しいビールですが『ストラッフェ・ヘンドリック』は僕がベルギービール飲み始めの時期に飲んで感動したビール
但し今回ご紹介の『ストラッフェ・ヘンドリック クアドルぺル』は復活後2010年にリリースされたもので、僕も今回初めて飲みました
甘いシトラスのコンフィのような香りとモルティな深い香り、苦みと甘みのバランスが良く、また11%のアルコール度数から感じるフルボディで飲み応えのある重厚なビール 寒い時期にはより美味しく感じて頂けると思います
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