2014-07-30-23-09-08


ニッカのカフェスティルでつくられるモルトウイスキーです 昨年12月にヨーロッパで先行発売、話題になった『ニッカ カフェモルト』ですが、この6月に日本でも一般販売が開始されました

カフェ式連続式蒸溜機(カフェスティル)でつくられたウイスキー 連続式蒸留器ではトウモロコシ、大麦、小麦等を原料にしたグレーンウイスキーをつくるのが一般的なのですが、こちらは通常単式蒸留器でつくられる麦芽のみを原料としたモルトウイスキーをこのカフェスティルでつくったものになります

竹鶴政孝のこだわりで導入された『カフェ式連続式蒸留器』ですが、日本で唯一、スコットランドでも10基も現存してないそうです 伝統的な蒸溜機で、他の連続式蒸溜機に比べて蒸溜効率がよくない反面、穀物由来の香味を残す風味豊かなグレーンウイスキーを生み出すのが特徴 60年代に導入され、現在は宮城峡に設置されているこのカフェスティル、興味深い蒸留器です 是非一度じっくり見てみたいなと思ってます

どんな味わいなんだろう?と興味の湧く『カフェモルト』ですが、かなり芳醇でクリーミーなモルトウイスキーに仕上がっています 

香りは熟したバナナの甘さ、樽香 味わいには焙煎したアーモンド、くるみ、完熟バナナ 甘くて香ばしいそしてニッカらしいしっかりしたボディのウイスキーです ストレートでもまたロックでも香りを損なわず飲めるコシのある美味しいウイスキーです

ジャガト カーナでは、この『カフェ式連続式蒸留器』でつくられた

『ニッカ シングルカフェグレーン12年』

もございます こちらは一般販売されている『ニッカ カフェグレーン』ではなく余市蒸留所で購入したもの 55%とほぼカスクストレングスぐらいの度数でのボトリングになっています こちらもバナナのような熟したフルーツの香りを感じますが、よりバニラ香と樽由来の渋みを感じます 

カフェモルト、カフェグレーン共に他の蒸留所でつくられないタイプですし、美味しいウイスキーですので是非お試しください

カフェモルト ¥900
シングルカフェグレーン12年 ¥1200