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先ほど入荷の山羊&羊乳チーズ、今月のおすすめ第一弾です

まずはドーナツ型のシェーブル 『クーロンヌ』


「クーロンヌ」とは「王冠」という意味 このチーズがつくられる土地は13世紀中頃には、フランス国王の住居であるお城がありました 王冠のように真ん中に穴のあいたユニークな姿が印象的 表面には灰がまぶされています この灰がフレッシュな山羊チーズを雑菌から守り、熟成に必要なかび菌の繁殖を促します 熟成がすすむと黒い灰がうっすらグレーがかり、山羊ミルク特有の酸味も和らいだまろやかな味わいに変化し、旨味も凝縮していきます


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こちらはミディ・ピレネー圏アヴェロン県でつくられるハードタイプ 『マロット』

厚めの外皮にナイフを入れると、中身はしっとりとした生地 口に含むとふわりと優しい酸味が広がり、羊乳のコクと旨味がじんわりと追いかけてきます “かめばかむほど”味わい深い山のチーズです ラルザック高原で11軒の農家が集まり羊乳チーズをつくっているその内のひとつ、1997年グルノーブルでの『国際山のチーズコンテスト』にて金賞を受賞しています 

自然の洞窟で熟成を経ることで色とりどりのかびを纏い、紅葉した葉を思わせることも 粗っぽいようで繊細、優しいのに濃厚な味わいが、たくましい底力を感じさせてくれる山のチーズの魅力を堪能ください 


盛り合わせにてお楽しみ下さい 


(説明等フェルミエさんhpよりお借りしています)