フィーリンの重要人物、ホセー・アントニオ・メンデスです

キューバのモダンなポップスである『フィーリン』、よくブラジル音楽史の中のボサノヴァと同じような位置で語られます 

ホセー・アントニオ・メンデスは、ブラジルで言えばアントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトをあわせたような存在と言われていて、フィーリンという音楽の流れを生み出した偉大な存在 ブエナビスタソシアルクラブの流れでも注目を集めたオマーラ・ポルトゥオンドは、もともとそのフィーリンの女性歌手としてホセー・アントニオ・メンデスのグループで歌っていたそうです 

サルサやボレロなど情熱的なイメージのキューバ音楽と比べて内省的で静の魅力にあふれたフィーリン、特に『ホセー・アントニオ・メンデス』の弾き語りによる曲の数々はまさにジョアン・ジルベルトの一連の弾き語りのアルバム、ライブアルバムなどが大好きな方は絶対に気に入ると思います 

ジャガトでは初期のアルバム何枚かをかけることが多いのですが、正直音は悪いです でも、音の悪さが気にならない素敵な音楽だと思います 静かな時間帯にかけてます