少し前の記事パフュームしっかり 『グレンギリー1984 8年』 で、近々記事にしますと言っていた『サマローリ グレンギリー1967』です
結構前に開栓していてカウンターに長らく置いてましたが、久々にテイスティング 軽い気持ちで口に含んだんですが、めちゃめちゃ美味しく感じたので改めてブログでご紹介しようと思い、今回の記事になります
ナチュラルに効いているピートの香りが絶妙です ピーティ、スモーキー、オイリー、どれもが主張してるようで行き過ぎてないバランスで仕上がっています
最近のヘビーピートを謳ったモルト、もちろん面白く美味しく飲めるものが多いのですが、極端な主張が若干しんどいときもあります そして、フルーティさを一押しで謳ったモルトにも、美味しいと思いつつ「僕が好きになったスコッチウイスキーて、こんな味だったっけ?」と思うこともしばしば・・・懐古的になってるだけかも知れませんが、ほどよいピート、ほどよいスモーク、枯れた熟成感、などが味わえるウイスキーに魅力を強く感じる身としてはこの『サマローリ グレンギリー1967』、改めていいモルトウイスキーだなあ、と思いました
グレンギリーは比較的蒸留所の少ないスコットランド東ハイランドにある蒸留所 1880年代には操業していたという話もあり、東ハイランド最古の蒸留所といわれています
もともとピートの強いスタイルのウイスキーだったそうですが、確かに飲んだことのあるギリーのうち、60、70年代初期のものには強いピートを感じるものがたくさんありました 70年後半から90年代に入るまでごろに蒸留されたものに関してはこの間の記事に書いたようにパフュームを強く感じるものが多く、この特徴は2000年中ごろまで流通していた鹿のラベルのトールボトルなどにはっきりと現れていました サントリー所有後の90年代にも閉鎖時期がありましたが現在は48度詰めの12年ものなどのオフィシャルボトルがリリースされています ですが、大きな親会社の割りに地味な存在ですね
ボトリングしたサマローリは数多く素晴らしいボトルをリリースしているイタリアの古参ボトラーズ 2013年には総業45周年を迎えたそうでスコットランド以外では最古のボトラーズだということ 2000年頃までは創業者のシルヴァーノ・サマローリ氏が全ての業務をこなしていたそうで、この頃までのサマローリの樽選び、味わい、ラベルなどには確かに個人のセレクション、コレクションといった風合いが色濃く感じられた気がします が、最近も気になるリリースも多く、変わらず気になるボトラーズの一つです
ジャガトでも、10年ほど前まではサマローリのボトルは数多く開栓してきました 90年以降は加水タイプのものをメインにリリース イタリアンボトラーの中では買いやすい価格帯だったと思います
こちらは90年代にボトリングされたものだと思います 2000年より少し前、サマローリを買いあさったときの一本です
グレンギリーはシルヴァーノ・サマローリのお気に入り蒸留所だったようで、マイナー蒸留所の割りにサマローリでは多くボトリングされています
ジャガトでもこの開栓済みの『サマローリ グレンギリー1967』以外にストック中のものが2種
『サマローリ グレンギリー 1966』
『サマローリ グレンギリー1971』です
どちらも楽しみなボトル 現在開栓するタイミング待ちです 興味もたれる方が多くいらっしゃいましたら開栓して一緒に楽しみたいですね
『サマローリ グレンギリー1967』 ¥2000
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