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気になっていたベルモット、入荷しました

インポーター資料によると・・・

『チョコレートショップ、カフェ、サロン、レストランなどの文化が栄えたイタリア・トリノ そのトリノを治めたサヴォイア家当主であり、サルディーニャ王でもあったカルロ・アルベルト・ディ・サヴォイア(在位1831-1849年)が食前酒として愛飲していたのが、ワインに薬草を混ぜたヴェルモット サヴォイア家のシェフが作っていたそのヴェルモットのレシピを教えてもらった、アルバのワインショップ店主の子孫が約160年ぶりによみがえらせたのが、このリゼルヴァ・カルロ・アルベルトのヴェルモットです

ただ当時のレシピからの復元率はおよそ80% その理由は、19世紀のレシピには使用されていたハーブのいくつかが、現在では法律で使用が禁止されているドラッグにあたるために使用していないこと、当時は使用されていなかった色を安定させるためのカラメルを現在のヴェルモットに少量使用していることです 
リゼルヴァ・カルロ・アルベルト ヴェルモットのこだわりはこれだけではありません 当時のヴェルモットと同様ベースのワインはピエモンテの白ワイン、それも他ヴェルモットに使われるニュートラルワインではなく、そのまま飲んでおいしいリアルワインを、しかも自社畑のぶどうから造られたオーガニックワインをベースにしています (オーナーはピエモンテに60haのオーガニックの農場を所有しています)』とのこと

エルバルーチェ、モスカートダスティのオーガニックワインをベースに、ニガヨモギ、キナなど21種類のハーブを混ぜあわせたヴェルモット ロッソには使用されていない数種類のハーブ、スパイス(ローズ、サフラン、タイム、セージ、クローヴ、エストラゴン、シナモンなど)がロッソとは違う複雑なアロマをヴェルモットに与えています こちらも酸化防止剤をヴェルモット製造時に使用せず(ベースのワインには使用されています)、Total SO2は自然派ワイン並みの38mg/Lでつくられています

・・・実は今回同じ生産者のアマーロリキュールを購入する予定だったのですが、酒屋さんの発送ミスでこちらのベルモットが到着・・・ですが、個人的にもこちらにも興味あったこととお客様で興味持って頂いたかたがいらっしゃったので、返品せずジャガトのラインナップに加わることになりました


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ベルモットは面白いものがあるとたまにレギュラーメニュー以外にも購入しますが、それぞれ地元産のハーブ、スパイスなどをふんだんに使ったりしていますので面白いですね 

トリノのベルモットといえば、もう10年ぐらいレギュラーメニューになっている『カルパノ アンティコ フォーミュラ』『カルパノ プントイメス』があります どちらも濃厚な素晴らしいロッソのベルモットです 特に『カルパノ アンティコ フォーミュラ』は一時期こればかりオーダーいただく事もある人気ベルモットでした

今回入荷の『リゼルヴァ・カルロ・アルベルト ヴェルムート・エクストラ・ドライ』はドライタイプですので、『カルパノ アンティコ フォーミュラ』『カルパノ プントイメス』とは違うつくりになりますが、やはりハーブ、スパイスの濃厚なタイプに仕上がっていると思われます ジャガトのラインナップですと『イザギレ レゼルバ エスペシアル エクストラ ドライ』や、かつて扱っていた『ロタン・シャンベリー・ドライ』がお好きな方にはぴったりかと思います

ハーブリキュールが好きな方にもお試しいただきたいですね   ¥850