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ラ・トラッぺはオランダ唯一のトラピスト醸造所 トラピストビールといえばトラピスト会修道院によってつくられるビールのことで、、トラピスト会修道士の協会によって定められた規則を遵守することで、トラピストビールのロゴが入ったラベルと名称の使用が認められています

トラピストビールの呼称は1962年にベルギー貿易通商裁判所が承認し法的に保護されたもので、1997年には名前の乱用を防ぐため国際トラピスト会修道士協会(ITA)を設立し、基準を満たした商品にのみロゴが印刷されたラベルの使用を許可する取り決めをしています

その基準、規則とは・・・

ビールはトラピスト会修道院の手により生産するか、直接指導の元に行うものとする また修道院敷地内の設備によって醸造されなければならない 

醸造所、醸造銘柄の選択や商品展開は修道院内のコミュニティーにより決定されなければならない

ビール製造は収益事業ではなく、利益は修道院の運営や援助に使うものでなくてはならない

とのこと かなり厳格な基準の下、生産されているようです 

そして、この基準に沿わない時期が合ったラ・トラッぺも名称とロゴを取り消されたことがありました

1996年、ラ・トラッぺは高齢化と人手不足もあり民間業者と契約し製造スタッフを外部から迎え入れましたが、 修道士が製造に携わらなくなったため、名称とロゴの使用を取り消されたのです 民間業者との話し合いや国際トラピスト会修道士協会の合議の結果、コニングスホーヴェン修道院では修道士が毎日数時間、醸造に携わり指導しコントロールすることで合意し、2005年9月9日から再び正式にトラピストビールを名乗ることができるようになったとのことです

このビールはラ・トラッペ修道院の125周年を記念して醸造されたもの 『イシドール』とは修道院の最初の醸造家に由来するそうです

修道院で栽培されたホップを使いフルーティで程よいコクと苦味の余韻を楽しめる美味しいトラピストです