BAR jagatkana 

1996年より香川県高松市鍛冶屋町にて変わらないスタイルでご愛顧頂いていますバー ジャガト カーナ 〈JAGAT KANA〉 です 季節のフレッシュフルーツカクテル、店主セレクトによる味わい深いモルトウイスキー、クラフトジンやラム、テキーラ、ベルギービールやクラフトビアなどをご紹介していきます お酒にまつわる話や旅行記、おすすめレコード、たまに猫自慢などもアップしてます 

カテゴリ: バーボン

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年間生産数量350本〜400本の最高級プレミアムバーボン「ジョージ・T・スタッグ」の姉妹品として、2013年よりリリースを開始した「スタッグJr.」のご紹介

「ジョージ・T・スタッグ」同様に加水調整なし、ノンフィルターでボトリングされる「スタッグJr.」はバッチ毎に度数が異なるので、リリース毎に違った特徴を楽しめます

熟成年数は平均8年〜9年で、年に2回だけ製造される数量限定商品です

「ジョージ・T・スタッグ」の初リリース当時、日本にも入荷していて、値段的にも今の「スタッグJr.」
と変わらなかった記憶 当時行ったニューヨークのウイスキーショップでモルトウイスキーを物色していた時にも僕の選んだモルトを見ながらスタッフから強力におすすめされたのも出たばかりの「ジョージ・T・スタッグ」でした ですが、もう量的にも金額的にもパンパンにモルトを選んでいたので、買わずじまい その後、プレミア化して入手も難しく値段も高騰するとまでは思っていませんでした

こちらは姉妹品、「スタッグJr.」です ハイプルーフで樽香、チョコレート、ハチミツ、フルーティさ、しっかり味わえるパワフルなバーボンです 余韻に樽のニュアンスと甘さを長く感じるいいバーボン おすすめです

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ストック品より『ワイルドターキー1855』、ご紹介です

1990年代にリリースされていたと思います 現在もラインナップされている『レアブリード』の前身、と書かれたりもしてますが、同時期に流通している時期も長くて、どちらも同じようにハイプルーフ、ボトルデザインも同じでお客様に違いを聞かれても、上手く答えられなかった記憶があります 

『レアブリード』はバレルプルーフ、樽出しでボトリング、初期のボトルには樽ナンバーかバッチナンバーとボトリングされた度数が手書きで書かれていたと思います こちらの1855はそういった細かい表示がなく、ハイプルーフのターキー、といった感じでしたので、『レアブリード』のほうがおすすめしやすかったですね  IMG_5527
なので、当時あまり積極的に仕入れてなかった『ワイルドターキー1855』ですが、今回久しぶりに飲んで90年代ターキーのポテンシャルの高さに改めて感動しました!やはり、甘いコクとしっかりめのボディ、熟したフルーツとバニラ、樽香、と僕の好きなバーボンのほぼ全てがあります

ストレートで飲むと少しオイリーでずっと口の中でいいアロマ、味わいが残る、いいバーボンウイスキーです

ハーフボトルです 少し古いバーボンウイスキーの味わいがお好きな方、ぜひどうぞ

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個人的にも最近よく飲むバーボン 『ノブクリーク シングルバレル』です

ノブクリークはジムビームのスモールバッチシリーズの一つで昔から好きで定番にしていたバーボン ですが、最近はバーボンのデッドストックを開ける機会が多く、このあたりの間違いないけど割とほかのバーにもある定番バーボン、をメニューから外してました 

このシングルバレルも出て数年たつのですが、最近まで飲んだことがなく、飲む機会があったときに『美味しいなー』としみじみ思ったバーボンです 新興クラフト系のものには、一喜一憂することが多く、珍しさ≠美味しさ、を感じることが多くなりました このあたりの大手蒸留所の多大なストックの中からいいバッチをセレクトしたものの確かさ、コスパの良さを実感することが最近多いです これは、バーボンに限らずの話ですが・・・

こちらの『ノブクリーク シングルバレル』は60度詰めでレギュラーのノブクリークと同じ9年熟成 よりよいバッチのものをシングルバレルのカスクストレングスでボトリングしたものです

深いコクとビタースイートなキャラメルの味わい 焙煎したナッツの香ばしさ、オイリーな余韻といいバーボン、というか僕の好きなバーボンの要素がしっかり詰まった仕上がりです

舌触りも滑らかで60度詰めにも関わらず、アルコール感を感じずお酒の旨味を堪能できます
リッチで、いい熟成のラムに通じるアフターの心地よさがあります 

ストレートで是非どうぞ 

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ブルゴーニュのワインボトルのようなきれいなボトルに繊細な風景画が描かれた、あまりバーボンらしくない見た目ですね 以前は8年と明記されていましたが現在はノンヴィンテージ ですが、仕上がりに大きな違いはみられません 原酒はまあ、多分ヘブンヒルだと思います


44度詰め、小麦、とうもろこし、ライ麦によってつくられた飲み易く、香りのいいバーボンです 渋みの無いメロウな風味は物足りなく思う方もいるかもしれませんが軽いわけではなく、また余韻に残るバニラの甘みもいい感じです 44度というのは珍しい度数設定ですが、何かこだわりの理由があるんでしょうか?


ラベルはWilliam Nagleという人物による風景画でおそらくコーナークリークと呼ばれる場所なんでしょう せっかくなんでWilliam Nagleという人の作品を他にも見てみようと検索してみましたが何も情報が出てこず・・・コーナークリークのサイトも見てみましたがこちらも作家だけでなく酒に関することもあまり詳しくは紹介されていませんでした

バーボン、ブレンデッドスコッチなどにはよくあるんですが、オフィシャルサイトがあればまだいいほうで、ネット上にほぼ情報が無いことがあります まあ、データを飲むわけではないんですが、初見のお酒、変わった銘柄を飲む、ご紹介するときに何かお酒の成り立ちやエピソードがあれば、興味を持ってもらうきっかけ、美味しく感じる一つのエッセンスになるような気がするんですけどね 

個人的にもラベルデザインやそのお酒のバックボーンに興味が湧くほうなので、そういったことが調べれば調べるほど出てくると面白いし、そのお酒に愛着も湧きます

先日ご紹介の『レキシントン バーボン』なんかはその典型で、ただ地名からとられたネーミングかと思いきや・・・という面白いエピソードたっぷりのラベルデザインでした なので、おすすめする機会も増えてますね

なんか、コーナークリークが面白くないお酒、のような流れになりましたが、品良く美味しいそしてコスパの良さも感じるいいバーボンです ぜひ、試して頂きたいと思います ¥800





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あけましておめでとうございます

2017年もよろしくお願い致します

ジャガトカーナで過ごす時間が、皆様にとって良い時間になれば、と考えています

今年は、酉年ということで因んだお酒の中で、今では少しだけレアなものをいくつかご紹介します

鳥ラベルのウイスキーは、スコッチ、バーボン共にたくさんありますね モチーフとしても身近なんでしょう 歴史あるウイスキーにも、またボトラーズモルトのラベルにも良く使われています

こちらは、酉年のイメージぴったりのバーボン

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『特級ファイティングコック8年』

旨口、辛口バーボンで個人的にも大好きだった『ファイティングコック』 数年前まで売られていた6年、15年も、愛飲していましたし、良くおすすめ銘柄としてお出ししていました どれも珍しい103プルーフで詰められていて、そういったこだわりもバーボン好きの方に好まれていた銘柄でしたね

闘鶏をモチーフにしたラベルもいい雰囲気です

現在、15年も終売、6年も品薄気味になってしまい、オークションでも高めで落札されてますね

こちらはより昔にリリースされていた特級時代のもの

ラベルも懐かしく感じる方も多いと思いますが、味わいも素晴らしいです 骨格しっかり、スパイシーで、焦げ臭い樽香も強めの飲みごたえあるバーボン こういったバーボンは、年々減ってきてますね 最近のクラフトバーボンでは、中々見つからない味

ブログ見て、の方に¥1000にて在庫限りサーブさせて頂きます ぜひ、どうぞ

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ちなみに『ファイティングコック15年』『ファイティングコック6年』も開栓ボトルがあります こちらもぜひどうぞ

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先日『ジムビーム デビルズカット』『ジムビーム ダブルオーク』のご紹介のとき、最後に少しご紹介したかなりバカバカしいデキャンターボトル 『Beams Fire Helmet Decanter』です

購入したのは20年以上前、当時宇多津や丸亀にあった『明治城』という酒屋さんで購入 この『明治城』、僕世代より上ぐらいの方はご存知だと思いますが大きなディスカウントの酒屋さんですが、かなりカオス的にレアなお酒を置いてました 未だにストックしてるものもいくつかありますが、ボトラーズモルトなんかも誰も見ないような棚の一番下にごっそりジェームスマッカーサーがあったり、得体の知れないリキュールも数々あって、高松からもよく買い物に行ったものです で、そこでネタ的に買ったのがこの『Beams Fire Helmet Decanter』

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消防士のヘルメットを模したデキャンターという意味の分からないコンセプトです ジムビームは昔から結構な種類のデキャンターを出していて、海外とかだとかなり熱心なコレクターもいます デキャンターのコレクションをしようと思ったことはないのですが、ジムビームのデキャンターはアメ車のシリーズ、アメリカの歴史上の人物、エルビスやマリリンモンローなどアメリカを代表する人物、動物もの、アメリカの元気な時代の文化を象徴するようなデザインのものがたくさんあります アメフトやボーリングや軍に関するものもあり、コレクターのページを見ると結構楽しいです e-beyにもよく出品されてますね 50年代ごろのアメリカの雑貨とか好きな方には結構はまるデザインのものが多いと思います

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これは箱の中にあった同時期にリリースされたであろうボトルのカタログ 拡大すると分かると思いますがジュークボックスとかいい感じです ちなみにこのヘルメットボトルの宣伝文句は『our top choice 』と書かれてます・・・アメリカンジョークなんでしょうか?

消防士もアメリカで尊敬される職業として人気があると聞くこともあり、そういった意味でのデザインなのかもしれませんね ただ、それなら消防士自体のフィギアのようなボトルデザインにしてもよかったような気もしますが、ある意味アメリカぽい大味感が気に入っています

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説明書きと外箱

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実はこれ、開栓したまま、まだ半分以上ボトル、というかヘルメットの中にジムビームが入っています で、久々に飲んでみましたが色も濃く、味も現在のスタンダードよりはかなり熟成感があって美味しい!柔らかくて甘みのある昔ぽいジムビームでした 久々にカウンターに並べようかと思いましたがかなりの邪魔なのでいまのとこ仕舞ってます が、もし見たい、飲みたいという方いらっしゃいましたら、喜んでお出ししますのでお声掛けください こないだご紹介の『ジムビーム デビルズカット』『ジムビーム ダブルオーク』と同じ¥750でどうぞ 

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正規品として今週発売になった『ジムビーム デビルズカット』『ジムビーム ダブルオーク』のご紹介

まず数年前から流通していた『ジムビーム デビルズカット』ですが、ボトルデザインも変わりました デビルズカットの意味ですが・・・メーカー資料によると

『ウィスキーの熟成中に蒸発して失われてしまう分を“エンジェルズ・シェア”(天使の分け前)と呼びますが、熟成が終わり樽からウィスキーを出した際に樽に残ってしまう分を“デビルズ・カット”と呼びます 今回リリースのジムビーム・デビルズカットは、同蒸留所が特許をもつユニークで特別な方法を用いて抽出されたバーボンとジムビームの6年物とをブレンドしてボトリングされる、強いオークの香りとバニラのフレーバーを持った芳醇なバーボンです 特別な方法とは…厳選したジムビームの空き樽に水を満たし、樽からフレーバーを引き出すため機械的に動かします 樽から充分にフレーバーを引き出した液体は、時間をかけバーボンのバランスを高める仕上がりにされます』とのこと

空き樽に浸漬したウイスキーを水を入れて抽出し、これを度数調整の際の加水などに使用した、ということでしょうか?樽成分がしっかり味わえる面白い仕上がりになっています 

初見のときは、キワモノぽいなー、という印象で手を出さなかったんですが、飲んでみると重みのある口当たりと樽香、バニラ香の甘いフレーバーも強く、バーボン樽の特徴をしっかり味わえる仕上がり 美味しいです 甘い香りのバーボンの気分のときにはおすすめです


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こちらもニューリリースの『ジムビーム ダブルオーク』 通常のジムビームと同じ4年間の熟成の後、さらに通常使用する樽よりもさらにチャーのレベルを上げて造られた新樽に詰め、3から6ヵ月入れて熟成 なので、表記が
『KENTUCY STRAIGHT BOURBON WHISKEY FINISHED IN OAK』となっています

チャー強めの新樽で寝かせることでキャラメル香やリッチなコクのある風味が期待できると思います

ウイスキー業界はスコッチ、バーボン問わず最近は自然に任せた熟成だけでなく、色々なパターンで熟成感や風味、フレーバーの複雑さ、コクなどを出すようにしていますね 賛否両論、というか作為的な感じを強く感じる商品もあって、複雑な気分もあるんですが、面白い仕上がりや、素直に美味しいと思うものも結構あって今回のジムビームの変わり種2種もコスパ含め、ありだと思います 大手によるこういった新しい切り口というのは、今後もいろいろ出てくるんでしょうね 僕は本来、割と原理主義なとこがあるんでクラシックにつくられたウイスキーにより愛着を感じてしまいますが、ある意味必然的に新しい技術も必要なわけで美味しく面白く飲めるウイスキーがこれからもリリースされていけばいいな、と思います

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この画像、なんだと思います?

ジムビームの記事書いて思い出したストック品、めちゃめちゃ重い消防士のヘルメットのデザインボトルの中にジムビームが詰まったものです 20年以上前に購入したんですが、リリースはそれよりも前だと思います 僕が知る限り、一番ばかばかしいデキャンターボトル、普段邪魔なんで棚の中にしまい込んでますが、今回引っ張り出してきました 箱も含めストックしてますので近々記事にしてアップしようと思います

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新着バーボンのご紹介 『レキシントン』です 

香りは甘いバニラとレーズン 飲むと割りとドライですが、粗いドライさではなく、スパイス感のあるきりっとしまった感じ 飲み易く品のいいバーボンといった印象 タンニンも強くないのでバーボンが苦手な方にもお勧めしやすそうな味わいです

ケンタッキーのバーボン生産地として名高いレキシントンという地名からの命名かと思っていましたが、実はラベルに描かれた馬が有名なサラブレッドで、その名が『レキシントン』なんだそうです

ウィキペデアにも生涯がしっかり記載されているかなりの名馬 生涯成績は7戦6勝、獲得賞金56600ドルとレースの回数が少ないなと思ったら、実はこのレキシントン、種牡馬としての実績がすごいそう リーディングサイアー と呼ばれる、ある国、ある地域、もしくは団体において、1シーズンの産駒の獲得賞金の合計額によって一位となった種牡馬の栄誉に通算16回も輝いたそうで、歴史に残る名馬のようです

1955年、アメリカ競馬名誉の殿堂博物館の最初の選考で父ボストン、曽祖父サーアーチーらとともに選出されており、骨格はスミソニアン博物館の哺乳類の進化コーナーに飾られているそう 人間だと超偉人クラスの馬ですね 

ただ単に地名にちなんでのネーミングとケンタッキーダービーにちなんでのラベルかと思ったら、面白いですねー
 
僕の場合はこういう由来とかが分かるとその酒に愛着の湧くタイプ 競馬はやらないんで、ウィキのページを見てもあまり理解は出来ませんし、リーディングサイアーとかの称号なども初見ですが、競馬の歴史も深くて興味深いな、と思いました

馬由来のウイスキーは色々あって、競馬好きの方はレースの前に景気づけに飲んだりもされますが、このレキシントンは由来からしてなかなかいい景気づけになるんじゃないでしょうか?もちろん味もおすすめです

¥900



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長熟バーボンのストック品、今年は開けよう、と思いストックルームより持ってきました

アウトローの20年熟成です アウトローは懐かしく思われる方も多いかも 20年前ぐらいまでは割りと買えた銘柄で11年や12年のものは見かけることもまあまあありました

ラベルが特徴的で指名手配のポスターをそのままラベルにした、といった感じのアメリカンカルチャーやバーボン好きにはたまらないアイテム 中身は同一で10種類以上のラベルがあり、ジャガトでもビリーザキッドのラベルのものが特に人気ありましたね 

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この『アウトロー20年』のラベルの人物は 「mysterious dave mather」という人物 ジャガトでこれまで扱ってきたたくさんのアウトローバーボンでもこのラベルに当たったことは無かったですね

先日バーボン党のお客様と開栓、飲んでみましたがやはり素晴らしいバーボンでした 20年熟成の重さのあるボディ チョコぽい甘みと舌に乗せたときにキュッとくるドライなタンニンの味わい、飲み込んだあとにはバニラやアプリコットのドライフルーツの風味がしっかり残ります 骨太、豊潤な飲み応えばっちりのいいバーボンウイスキーです 101プルーフでのボトリングになります


長熟のバーボン、最近は銘柄も少なくなり寂しい限りです ジャガトでもどんどんストックが減っていきます 
こちらの『アウトロー20年』も一本限りですので興味ある方は是非お試し下さい

¥1500

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カリフォルニア州ソノマ、35MAPLE STREET社が作るスモール・バッチ・バーボン・ウイスキー、『ビブ&タッカー 6年 スモールバッチ』 入荷しました

ボトルデザインも無骨でオールドボトルぽいアンティーク感のあるいい感じです 

新しい蒸留所によるクラフトバーボンは最近面白いものが少しづつ紹介されてきてますね ただ、まだ操業年数の若い蒸留所も多く、情報もそれほど無い状態 玉もあれば石もあるんでしょうが、まだ僕もよくわからない蒸留所も多く、探索中 そこが興味を惹かれる面白いところでもありますが・・・ 

やはり、意欲的な生産者のつくるウイスキー達には個人的にも興味大ですし、大手蒸留所のつくりわけによって多数の銘柄があった、ここ最近までのバーボンウイスキーの流れとはまた違う個性あふれるウイスキーを色々飲めると思うとこれからが非常に楽しみな分野です

ここ最近のクラフトバーボンの蒸留所の多くはバーボンウイスキーのメッカ、ケンタッキー州以外の地に造られていますが、これもカリフォルニア、ソノマ産 ワインの産地として知られている場所ですね 

ワインの産地ではぶどう、その他のフルーツを使ったブランデーなどの蒸留酒もつくられていることが多いのでそういった設備、技術を生かしての生産を行っているのかもしれません どうなんでしょう? 

インポーター資料では
『とうもろこし70%、ライ麦26%、大麦麦芽4%のマッシュビル 連続式蒸留器と旧式のポット・スティルで二度蒸留され、アメリカン・ホワイト・オーク・バレルで最低6年(平均7.5年)熟成とのこと』

テイスティングノートは

『ヴァニラ、刈り取られたばかりの芝生、革表紙の本のアロマのノーズに始まり、ヴァニラ・ビーンズ、カラメル、乾燥アプリコットの甘いフルーツのノートが支配し、栗と焼いたとうもろこしを微かに感じて複雑なフィニッシュが長く続く  TASTING PANEL MAGAZINE 96ポイント』

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実際、先日開栓しましたが『年数以上の熟成感とフルーティで厚みのある甘さが心地いい、いいバーボンでした
とげとげしい感じの無いスムースなのど越しでもちろんストレートで、またロックスタイルでも弱くならないコシのある仕上がりです 少しオイリーなところも好みです バーボンカスクのモルトウイスキーがお好きな方にもおすすめですよ 

¥1100 

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定番だった『ワイルドターキー12年』が終売になり、何年か経ちます ジャガトでも数本買い置きしていた12年ですがいよいよ無くなりそうですので、現在12年の代わりに販売されている『ワイルドターキー13年』をラインナップに加えました

12年終売の際に、原酒が足りないため・・・という理由が言われていましたが、替わりのものが13年?どういうことかな、と思ってました 改めてみると、この『ワイルドターキー13年』、12年が101プルーフ、50.5%だったのに対し、45、5%詰めでリリースされています なので、同じ量の原酒から多くのボトリングができます モルトウイスキーでもよくありますが43度詰めを40度詰めにして販売するだけでボトリング量はだいぶ増やせますし、コストダウンにもなります ワイルドターキーはただ単に12年を度数を下げてリリースするだけでなく、熟成年数を増やすことで単なるコストダウンではないことをアピールしたのかな?と思いましたがどうでしょうね?

有名すぎるバーボンウイスキー『ワイルドターキー』 個人的にも好きな銘柄 12年も勿論ですが、『ワイルドターキー レアブリード』というカスクタイプのものが好みでバーボン気分のときは飲むことが多いです 『ワイルドターキー レアブリード』はバーボン好きの方には是非試して頂きたい一本です

たまに出るリミテッドも素晴らしい出来のが多く、この間もマスターディスティラーのジミー・ラッセル勤続60周年を記念し、息子エディー・ラッセルが長期熟成原酒をブレンドしたという『ワイルドターキー ダイヤモンドアニバーサリー』がリリースされました

ジミー・ラッセルは2回ほどウイスキー関係のパーティで会ったことがあります 大柄でいかにもアメリカ南部の親父さん、といった気さくな感じ ワイルドターキーの、またバーボンウイスキーの超重要人物、であるジミー・ラッセルですが日本人のウイスキーラバーからの質問や色々に気さくに答えてくれていました 


『ワイルドターキー』はライ麦、大麦の割合が多いことが特徴でドライでスパイシーに仕上がっています 今回知ったのですが、熟成にはアリゲーターチャーのものを使っているそうです 『アードベッグ アリゲーター』で、ご存知の方も多いと思いますが、非常に強く焦がした樽材 香ばしいロースト香が原酒にしっかり入ります スパイシーさはここからの影響もあるのかも また、13年は熟成感からの洋梨フレーバー、バニラ香なども心地いい仕上がりになってます 

これまで、なんとなく愛着あった12年に拘ってきましたが、この『ワイルドターキー13年』、いいですね これからの定番になると思いますので、是非お試し下さい

¥1000

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『樽熟成&バーボンカスクつくってみます』『ウッドフォードリザーブ』 vol.1

にて、樽熟成していた『ウッドフォードリザーブ』、ほぼ2ヶ月経過しましたので通常のボトル(同バッチのもの)と比べてみました

上画像、右が樽熟成したもの、左がガラスボトルに入った通常のウッドフォードになります 色合いにはかなり明確に熟成感が出てますね

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香り・・・通常ボトルはバニラ香とオレンジの皮のような爽やかな香りが広がります やっぱりいいバーボンですね

熟成樽はバニラ香がはっきり感じられないほど木のタンニンがしっかり感じられます 飲むと若干渋そうな気がする香り・・・味わいは同でしょうか?

味・・・通常ボトルからは甘いバニラのニュアンスが味にもしっかり出ていました また、クローブのようなスパイス感も飲み込んだあとに感じます 

熟成樽は、バニラ感ありつつウッディなビター感 アイリッシュに感じられるようなぬるっとオイリーな舌触りに変化しています  そして舌触りが通常のものよりねっとりと感じます  スパイシーさもより強く、クローブ+八角のような刺激のある風味です 最近自宅で冷たいマテ茶をよく飲むんですが似たニュアンス(少し苦くてスパイシー)も感じました 飲み込むと、そのスパイシーでビターな味わいが長く残ります かなり強く樽からの影響を受けているのがわかりました 

現在2ヶ月目ですが、小さい樽での熟成ですのでかなり変化していますね 正直ウッディな要素が強く出すぎている気もするんですが面白いのでこのまま暫く熟成させてみます もちろん実際の熟成庫での熟成とは樽のサイズ、環境も全て条件が違いますが夏休みの自由研究的な面白さがありますね 

次は一月後にテイスティングしてみたいと思います こちらは2種ハーフずつ飲み比べで¥900でお出ししていますので、興味持たれた方は是非どうぞ 



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久々に仕入れました『オールドウェラー アンティーク107』 以前のラベル、いかにもアンティークぽいひび割れた紙ラベルのデザインのものが気に入っていたので終売と聞いたときに数本購入 それが終わってこの現行ボトルになかなか手が伸びませんでした
 
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現在はバッファロートレースの蒸留による原酒でつくられています かつてはオールド・フィッツジェラルド蒸留所でつくられていたはずで、オールド・フィッツジェラルドでつくられていた時からライ麦を使わず小麦、コーンでのマッシュビルのレシピでした 今でもそれに忠実につくられているそうです

107プルーフで詰められていることも特徴の一つで、これは53,5%というなかなかのハイプルーフなのですがアルコール度数を感じさせない、優しくまろやかな味わい オレンジピールのチョコレートなんかと良く合うコニャックのようなバーボンです 香りも芳醇で甘く、ずっと飲んでいたくなります

私見ですがバーボンは高度数のものでも柔らかく円やかに感じる銘柄も結構多い気がします アルコール感をあまり感じさせませんが、香味が強く仕上がってるものが多い気がします 『ワイルドターキー レアブリード』なんかもそんなバーボンの一つの気がします

ラベルはやっぱり昔のものがいいな、と思いますが味わいは素晴らしい!いいバーボンウイスキーですよ

¥800

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かねてから興味大だったオーク材で内部がきっちりチャーされたミニ樽が届きました!

バーボン『ウッドフォードリザーブ』のノベルティです ので鏡面にも『WOODFORD RISERVE』としっかり刻印されています
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『ウッドフォードリザーブ』は1812年に創業したオールド・オスカー・ペッパー蒸留所が前身となる現存する最古のバーボン蒸留所です モルトウイスキー同様、糸杉の発酵槽を使い、ポットスティルによる蒸留を行う(3回蒸留)、バーボンウイスキー 

骨格のしっかりとしたバーボンですがクリア 香りも豊か、バニラ、スパイス、蜂蜜、といった味わいがジャガトカーナでもこれまでほぼレギュラーといった形で常備しています
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このチャーしたオーク樽、前から気になっていて、海外サイトなどでも同様の樽を入手した人のブログなどを目にしたりしてました

実はジャガトカーナの店舗、それから自宅とディスプレイ用のミニ樽はいくつか持っています ただ、それらは過度の熟成をしないように内部をおそらくコーティングしたりチャーの仕上げをしてなかったりなので実際の樽熟による変化を楽しむものではなくあくまで雰囲気的に楽しむ、といったものでした


こちらは製法もウイスキーなどの蒸留酒を仕込む実際の樽と同様のよう、メキシコ産のアメリカンホワイトオークのチャーした(内部を焼いて炭化させた)新樽です つまり、バーボンウイスキーを熟成させる樽と同じ状態ということです そして、暫くこの樽にバーボンウイスキー『ウッドフォードリザーブ』を仕込んでおけば、『ウッドフォードリザーブ』カスクのバーボン樽が出来上がる・・・

はい、モルトウイスキー好きの皆様の想像通り、暫くはこの樽、もちろん美味しい『ウッドフォードリザーブ』を詰めて、その熟成の変化も楽しんで頂こうと思いますが十分変化のほどを楽しんだ暁には何か若めのモルトウイスキーのカスクを詰めて熟成具合を楽しめたら、と思っています 『ウッドフォードリザーブ』カスク熟成のジャガトだけのモルトウイスキー、楽しんで頂けたらと思います


2014.09.25、熟成スタートです 樽の漏れ止め、漏れ確認に2日かけまして、洗浄、熱湯消毒を数回した樽に『ウッドフォードリザーブ』を詰めました

同バッチのものを3本用意してその中の1本を樽の中に入れました 

同バッチの瓶のままのもの、樽に入れたものとございますので熟成経過を楽しみながら味わって頂けたらと思います ハーフずつのテイスティングもおすすめですので、来店毎に変わるだろう香り、味わいを楽しんで頂けたらと思います ブログのほうでも経過報告等していきたいと思ってますのでまたご覧ください

『ウッドフォードリザーブ』 
通常ボトル   ¥900
樽熟成      ¥900
通常ボトル&樽熟成 ハーフテイスティング ¥900





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昔買い込んだバーボン、アメリカンウイスキーなどのストックから1本持ってきました 情報の無い謎のバーボン『ドクタールイーズ 12年』です

ラベルも割とそっけなく結構安く買ったのであまり期待もせず「まあ、そのうちのタイミングで出そうかな」なんて感じで置いてました が、最近知人とこのバーボンの話になり「柔らかさと適度な甘みがあって美味しかった!また、飲みたいなー」という話でしたので、探して持ってきたという感じです

今判る情報としては日本で販売された当時の資料として「禁酒法時代のバーボンは薬として処方箋があれば買えたらしく、お医者さんが風邪薬として処方箋を書いたとか・・・ そんな時代のバーボンをイメージした一品」だということ まあ、このあたりの宣伝文句は味や出来とはあまり関係ないんですよね 原酒はおそらくヘブンヒル蒸留所のものだということです

癖が強い、個性的な、というわけではありませんが普通に美味しいバーボンウイスキーです 


¥800



 

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長熟ライウイスキー、『クラシックカスク ライ21年』です

1981年蒸留、2003年リリースで購入は7,8年前 ストック品です 

あまり情報の無い銘柄ですが、Kentucky Bourbon Distillersによるボトリングとのこと こちらはもともとウィレット蒸留所の運営をしていた会社ですが蒸留所は1980年代に閉鎖してその後はボトラーズブランドとして様々なバーボン、ライウイスキーをリリースしています

代表銘柄としてはウィレットがありますが、他にもジョニードラム、オールドバーズタウンなどのメジャーブランド、またスモールバッチでノアーズミル、コーナークリークなどジャガトでも好評でしたバーボンウイスキーをいくつもリリースしています こちらの『クラシックカスク ライ21年』もその一つ、ですが蒸留所ははっきりとわかりませんでした 恐らくヘブンヒル原酒だと思いますが・・・

バーボンウイスキーの場合はボトラーズブランド的な立位置の会社によるリリースの場合、裏ラベルなどにある・・・ディスティラリー、というのは銘柄ごとで異なっていて同じ会社によるリリースでも別の・・・ディスティラリー表記で非常に判りづらいですね 蒸留所も判らない銘柄もいっぱいあります

『クラシックカスク ライ21年』 海外サイトでティスティングコメントがいくつか見つかったので拾ってみると

「メロンのよう、メイプルシロップ、フルーツ、レーズン、甘く柔らかい香り、蜂蜜と少しのスパイス、スムースでフィニッシュはビター」

先日開栓してテイスティングしてみましたが甘い香り、蜂蜜っぽさが余韻に長く続くいいウイスキー モルトウイスキー好きの方にもアピールする興味深いライウイスキーです 

ライウイスキーの長熟はあまり飲む機会も無いので興味惹かれた方は是非どうぞ

¥1200






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以前好評でしたスモールバッチバーボン、『ピュアアンティーク20年』無くなって暫くです バーボン棚もいくつか空きが出来ましたのでストックボトルから『ピュアアンティーク25年』を開栓します

『ピュアアンティーク20年』、熟成感のある素晴らしいバーボンでした ボトルのデザインも素敵で『エライジャクレイグ18年』などをお好みの方に気に入って頂いた記憶があります

現在生産されていないであろう『ピュアアンティーク25年』、10年近く前に仕入れ、ストックしていたものです

45.1%ですが、カスクストレングスだということ 自然にこの度数に落ち着いたと考えると なかなかいい熟成状態ではないかな、と思いました 

情報量は少ないのですが、ほぼ無濾過 ほこりを取り除いただけでボトリングされた名前の通りピュアなウイスキーです 恐らくヘブンヒル蒸留所系であろうということですが確証はありません 非常に滋味あふれる長熟バーボン 甘み、渋み、樽香のバランスが心地よい仕上がりになっています

長熟のバーボン、以前からですが最近頓にリリースが少ない気がします 気になる方、是非お試しください

¥1800

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『Old Fitzgerald』、オールドフィッツジェラルドは昔から日本でも割とメジャーなバーボンで、好きな方も多いですね 

現在はスタンダード、ボンデッド、1849の3アイテムがレギュラーでリリースされていたと思います

また、現在では販売されてなく、伝説のように扱われ今ではオークションでも凄い値段のつく『very very Old Fitzgerald』、ジャガトを始めた頃にはまだぎりぎり出回っていて、当時でも高いバーボンでしたが、コクのあるホントに美味しいバーボンでした


オールドフィッツジェラルドは60,70年代に特にデキャンターボトルを数多くリリースしていてそのボトルのコレクターも海外には結構います 

実は僕もかなり昔アンティークショップでいい感じのオールドフィッツジェラルドのデキャンターボトルを見つけ、買ったことがあります なんとなくストックルームに仕舞い込んでいたんですが、この間見つけて持ってきました

実はこれを見つけたことが今回オールドフィッツジェラルドのボンデッドを仕入れたきっかけだったんです


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こちらが、そのデキャンターボトル 帆船のエッチングがきれいに施された品のいいオールドアメリカンなデザインでいい感じですよね 

古いバーボンにはキャップとボトルネックに封紙が貼られていて、いつ蒸留され、いつボトリングされたのかが描かれているものも結構あるのですがこちらは年数表示の部分ははがれてしまったみたいです 

が、海外のバーボンのサイトを色々探っていたところ、1965年秋蒸留1971年秋詰めの6年物ボンデッドの同じデザインのボトルがありました 1971年だけリリースされたかどうかは判りませんが、その前後、若しくは1971年のリミテッドだったのかもしれません 

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背面には6年物のボンデッドであること、"flagship decanter"とかかれています 文字通り、6年もののボンデッドがフラッグシップのボトルだったんでしょうか

今回このデキャンターに詰め替えて、並べておこうかと思ったんですが、通常のボトルデザインも結構好きなんで暫くはそのままで そのうちデキャンターとして使うかもしれません ボトル自体は店に置いてますんで興味ある方は見てやってください

また、古いバーボンのボトルが好きでいくつか珍しいのも店に置いてますので、気になる方はお声掛けください

ボトルだけですが禁酒法時代、1928年に蒸留された "old charter" なんてのもありますので、そのうちブログでもご紹介しますね

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american cowboy 20y

バーボン棚に新しく仲間入りしました ストックルームより持ってきたので、仕入れは結構前になります

アメリカンカウボーイ20年・・・若干とってつけたような名前ですね

バーボンはラベルにデータが明記されていないものが多く、原酒がどこの蒸留所によるものかなどはっきり調べるのは結構手間がかかります 商標が同じでも時代ごとに蒸留元が変わることもあり、マイナーな銘柄も味だけでなくラベルなども結構楽しめて好きなのですが、判り難いですね 

現在バーボン製造の7,8割はヘブンヒル社によるものらしく、これもそうかな?と思ったんですが、このアメリカンカウボーイと似た感じののルックスのバーボンがあって、ミクターズといいます これは現在バートン蒸留所の原酒を使っているらしいので、これもそうかもしれません バートンはバーズタウンで現在操業する唯一の蒸留所です
 
ボトルは結構洗練されたデザインでミクターズの長熟タイプのものと瓶型は一緒 ラベルデザインも雰囲気よく似ています・・・が、正確なところは解りません そういえば、昔同じ瓶型でストーンキャッスルという美味しいバーボンもありましたね(懐かしいです・・・)

一言で言うと辛口の男性的なバーボン・・・オレンジピールのような香りと、樽香、アイスティー、少しバニラぽさ  味わいは焦がした樽の渋み、スパイス(白胡椒?クローブ)、柑橘の酸、アタックの強い辛口でキレを感じるミディアムボディのバーボンです 

甘い余韻の長いタイプの長熟ものとは違う魅力・・・昔はこういうバーボン結構飲んだ気がするんですが、久々感があります 辛口のおすすめとしてお出ししようと思いますので、お試しください

¥1000

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少し前よりエレベーターホールの脇に置かれたこれ、何かお分かりですか?

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はい、こちら 赤い封蝋でお馴染みのバーボン、メーカーズマークの空樽になります

ちなみに上の画像のメーカーズマークはイベントの際、僕が封蝋作業をしたものです

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かなりの重厚感・・・裏面には、きっちりMAKERS MARK の文字も入っていますし、はりぼてっぽい樽ではなく実際つい最近まで使われていた樽だということがよく解るしっかりした作りです

メーカーズマークは、個人的にも大好きなバーボンウイスキー 通常のバーボンよりも冬小麦を多く使い、なめらかな口当たりに仕上がっています コクはありますが、程よい渋みとバランスのいいリッチな香り またメイプルシロップのような品のいい甘さも感じるバーボンです 香りも柔らかく、ストレート、ロック、またハイボールで飲むのもお勧めです



独特の封蝋のデザインもかっこいいですね 今回のこの樽もトップはしっかり赤の封蝋がされ、かっこいいです

そして、実際に熟成に使用された樽を利用していますので、現在樽の中を嗅ぐと蒸留所で漂ってくるウイスキーの原液や発酵槽からのあの香りを存分に嗅ぐことができます

そして、このメーカーズマーク、モルトウイスキー好きの方にも実は重要な蒸留所でして、現在ラフロイグのオフィシャルの熟成に使用されるバーボン樽は全てメーカーズマークで使用されたものです なので、この空き樽の香りにはラフロイグの味わいに欠かせない大事なフレーバーが含まれていることになります 

空樽から漂う香り、いつまでもあるものではないと思いますので、ジャガトに来た際には是非嗅いでみてください

ちなみにこれは立ち飲み用のテーブルとしても使えるものなのですが、店内に置くスペースが無いため入口に置いてます なので、そのうち空きスペースでもできたらこのテーブルでも飲みたいですね

  バーボン好きの方、ラフロイグ好きの方、またウイスキーに興味を持たれて間の無い方にもメーカーズマーク、かなりおすすめですので、ぜひどうぞ





 
















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バーボンの長熟ものが飲みたくなる時期(個人的にですが)なんで、ストックルームからバーボンいくつか持ってきました

このコックオブザウォークは15年ものを以前扱ったことがあります 腰のある、またコーン由来の甘さが心地いいバーボンでした 原酒はヘブンヒルのものだと思われます

今回は20年物ということで、より色調も濃く、おそらく樽香や渋みのニュアンスもしっかり感じることのできるものだと思われます 

仕入れ台帳みると、酒屋さんのセールで安く仕入れることができたものでしたので、20年物ですが1杯¥1000でお出ししようと思います

20年overのバーボンは通常1杯¥1500以上ぐらいすることが多いので、この機会に是非お試しください

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ウイスキーマガジンジャパンの表紙がラベルになったインパクト大のバーボンが入荷しました!

ウイスキーの専門誌、ウイスキーマガジン・ジャパン2009年夏号の表紙は1853年に黒船で浦賀に来航したマシュー・ペリー提督です 教科書なんかでで見たことある絵ですが、ラベルになるとは・・・横浜開港の記念事業とも関係あるんですかね

ウイスキーマガジンは1998年に創刊したウイスキーの専門誌です 
スコットランドを回った10年前にバックナンバーをエジンバラのウイスキーヘリテッジセンターで買い込み、その後日本への輸入がはじまってからは定期購読をしています 

最初期は英語のみ、輸入が始まってからは、中に中心となる記事やテイスティングノートの日本語訳のリーフレットが入り、何年か前から完全に日本語版として出版されるようになりました 
今ほどネットでウイスキーの情報が溢れていなかった創刊時は、この雑誌は僕にとってホントに参考書になりました
 
ウイスキーの味わいの表現、蒸留所にまつわる色々、ウイスキービジネスの流れなど・・・今も参考資料として読み返しますが10年ちょっとでウイスキーを巡る色々も結構変わったなー、と思います 第一回のウイスキーマガジンライブで、酔っ払いのマイケルジャクソンに会ったのも懐かしい思い出です・・・


このウイスキーはヘブンヒル蒸留所のもので、ヘブンヒルは「ヘブンヒル」や「エヴァン・ウィリアムス」、「エライジャ・クレイグ」等の蒸溜元として有名です

 かなり大規模な蒸留所でマイナー銘柄のものなどはここから樽の供給を受けているところも多いですね ”原酒はヘブンヒルのもの”と書かれたバーボンをかなり多く見かけます 個人的なヘブンヒル蒸留所のイメージとしてはコシがありつつ、甘いデザート的なフルーティな味わいをもつ美味しいバーボンが多い気がします 

輸入元のテイスティングノートです

色:オールドオーク
香り:マラスキーノチェリー、アプリコット、ココナッツ、バニラソフトクリーム、焦がした甘い木
味:優しい口当たり。メローでふくよか。アプリコット、オレンジ、チェリー、木、リコリス

¥1000



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一度やってみたかったメーカーズマークのディッピング(封蝋付け)を、先日大阪の試飲会ですることができました
画像の真ん中で斜めになってるのがそれです

メーカーズマークをご存じの方は多いと思いますが、ボトルの特徴として瓶口の部分に大きな蝋づけがされています

最もポピュラーなのは赤い封蝋でレッドトップといわれるものですが、ここ何年かはリミテッドでさまざまな色のものがリリースされています トリコロールや2色のもの、ピンクのトップなどなど・・・中身はレッドトップと同じ場合がほとんどらしいですが、珍しい色のトップはコレクターズアイテムになって結構高くなったりしてますね ジャガトにも今のとこ2種類ほどリミテッドもの置いてます 一つはNFL(アメフト)のチーム、RAIDERSの名前のついたものでお土産にいただいたものです
NFLのシリーズはチームカラーで全チーム分リリースされたらしいのですが、コレクターが買い占めたんでしょうね 

10年ほど前に出たバーボンのガイドブックでは、メーカーズマークの封蝋は女性スタッフ6,7名で行われるとあり、蝋の垂れ方などそれぞれに特徴があるらしいのですが、最近はどうなんでしょうね

で、僕のディッピング初体験ですが、なかなかいい感じにできたかなと思います 会場では大勢のかたがディッピング体験していましたが、逆さからつける方、なるべく全身つけようと試みる方、色々でおもしろかったです ま、僕も含めてみなさんなるべくたっぷりつけようとしてましたね

こちらは開けずに取っておこうかと思ってますが、メーカーズマークはやわらかいコクのある非常においしいバーボンです
冬小麦を使ったマイルドで上品な味わいで、個人的にも好きなバーボンの1つですので興味をもたれた方、飲んでみてくださいね  ちなみにストレートでオーダーいただいた場合、蒸留所で販売している蝋付けされた特製ストレートグラスでお出ししますので是非ストレートでもお試しください
 

¥800

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おすすめの長熟バーボンのピュアアンティーク20年のご紹介です 繊細ながら力強い味わいを持つバーボンです 原酒はヘブンヒル系でしょうか?情報の少ないバーボンですが、ボトルデザインも気に入って購入しました 
以前は10年もののカスクストレングスを置いてましてそちらも好評でした
ストレートで味わって頂きたいですね ノンチルフィルター、カスクストレングスなので樽からのそのままの味が楽しめます
個人的にもしっかり熟成されたバーボンが好きなので、寒い時期はよく飲みます モルト好きの方にもおすすめですよ
¥1500

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ウィレットバーボンです ポットスティルに入ってるだけで仕入れてしまいましたが・・・こーゆーのに弱いんで・・・
まだ空けてないんで味はまた後ほど

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